『しゅがてん! -sugarfull tempering-』

『しゅがてん! -sugarfull tempering-』

『しゅがてん! -sugarfull tempering-』は、
2017年にWIN用として、Recetteから発売されました。

エロゲ版ごちうさとして、話題になった作品ですね。



<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
妖精さんが棲むという、不思議な街「笛谷(ふえや)町」。
そこには年に一度、必ずダイヤモンドダストの起こる
不思議な夜、「妖精の夜」の伝承がありました。
妖精の夜は、街に幸せな奇跡が起きる夜。
街の人たちもそんな伝承は半ば笑い話に思いながら、
その日が来るのを楽しみにしています。
街の郊外に小さな洋菓子店がありました。
名前はフォルクロール。
もう何十年も続く、おいしいケーキのお店です。
けれど最近、お店の経営は先行き不安。
ずっとパティシエをしてきたお爺さんが、
怪我で入院を余儀なくされたのです。
お菓子が出せなきゃお店はできません。
店員さんたちは困り果て、その「妖精の夜」、
妖精さんに店を救ってくれるようお願いしました。
のちにこの店に素敵な奇跡を呼ぶ。
彼が現れたのはそんなときです。

<感想>


「ごちうさ」の世界感をエロゲにしたような作品なので、
そういう作品をプレイしてみたいのであれば、
迷わずおすすめできる作品だと思います。
逆に、そういう雰囲気が苦手な人だと、
まず楽しめないのでしょう。

個人的には、「ごちうさ」はそこそこ好きだけれど、
大好きってほどでもないって感じですね。
だから似ているってだけでは、
おそらく興味は抱かなかったのでしょうが、
単純に本作のキャラデザが可愛く思えたので、
それで興味を持ったということですね。

さて、先ほどから「ごちうさ」の名前を出していますが、
決定的に違うのは、本作には男性の主人公がいることです。
そのため、いくらヒロインが、
あの雰囲気を再現できていたとしても、
主人公次第では全部台無しになりかねません。
そして、おそらく、普通のエロゲの主人公だったならば、
私は余計なことすんなと酷評していたことでしょう。
しかしながら、その心配は不要であり、
素直に楽しむことができました。
というのも、本作の主人公は精神年齢も高めですし、
とても好感の持てる紳士であり、
世界観を損ねることがなかったからです。

まぁ、私は安心してプレイできましたが、
逆に10代のプレイヤーとかだと、
あまり感情移入できないかもですけどね。
この手の作品は、よく初心者向けと言われやすいのですが、
本作に関して言うならば、
実のところ疲れを癒したいオッサン向けなのだと思います。

全体的に雰囲気の良い作品ではありますが、
日常シーンばかりですし、
濃いストーリーを求める人にも向いていないでしょう。
それから、私はライターのファンではないので、
特に問題はなかったのですが、
本作のライターにはファンもいます。
その点、本作ではそのライターの色があまりないので、
過去作のファンであるほど、
物足りなく感じるおそれはありますね。

<総合>


総合では凡作とします。

内容的には普通に楽しめるのですが、
アニメで動きが伴うから日常も楽しいのであって、
同じような内容をノベルでやられると、
どうしても少し物足りなく感じてしまうものですから。
とはいえ、一定の需要を満たす作品ではりますので、
雰囲気が好みだなと思ったならば、
十分楽しめる作品だと思いますね。

ランク:D(凡作)

AMAZON


駿河屋


関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /


春ゆきてレトロチカ   AMBITIOUS MISSION  蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2
カテゴリ「2017」内の前後の記事

| ホームへ戻る |