『全裸登校週間 実行委員会』
『全裸登校週間 実行委員会』は2015年にWIN用として、
4Hから発売されました。
これまでは原画とシナリオの両方を四頭さんがやっていたのですが、
今作は初めて異なる原画を用いた作品となりました。

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・201x年…遥か昔、江戸時代から続いてきた、
日本第一学園の伝統行事、’全裸登校週間’。
その全裸登校週間の開催も、ついに限界を迎えつつあった。
そしてインターネットやスマートフォン、ウェアラブル端末の登場により、全裸登校週間中の女子生徒に対するわいせつ行為や盗撮などが横行。
もはや昔のような平穏無事な全裸登校週間の実施は難しい状態になっていた。
そこで考えだされた仕組み…それが全裸登校週間’実行委員会’である。
実行委員は全裸登校週間の責任者となり、その平穏無事な開催のために、
あらゆる手段を講じ、その身を捧げる必要があった。
その実行委員制度のお陰で、全裸登校週間の実施に、
仮初めの平穏が訪れていたのだった。
そして今年。家のため、兄のため、実行委員長に立候補した紫乃宮菫。
無事当選した彼女は、委員長としての活動の中で、
実行委員とは体の良い身代わり制度にすぎず、学校が行事の存続のため、
民衆に差し出した生贄であり、
学校公認の肉便器だということを思い知るのだった…
サークル4Hさんの看板シリーズ、
全裸登校週間シリーズの新作になります。
これまでは四頭さんが原画とシナリオの両方をやっていたのですが、
今作ではシナリオだけに専念しており、原画は別の人が担当しています。
個人的には、このサークルの作品は原画が一番の魅力と考えていたので、
原画が変更されると魅力が減ってしまうのですけどね。
まぁ中には逆の人もいるかもしれませんし、
異なる原画というのは新規層獲得には良いのかもしれませんが。
CG枚数とかは価格からすれば何ら問題ないのですが、
原画とシナリオが別になったことによる負担減で、
もう少し何か利点があるのかなと期待したのですが、
いつも通りでしたねw
だから単純に過去作と今作の違いは好みの問題だけになります。
シナリオに関しても、
シナリオに専念したからと言って分量が増えたわけでもないので、
その点につき過度には期待しない方が良いのでしょう。
問題があるとすれば、シナリオの中身となるでしょうか。
全裸登校週間という当初は奇抜に思えた設定も、
シリーズ化することでマンネリ化は避けられません。
そこであれこれ変化が加えられることになるのですが、
たとえ実際にはありえねぇだろという設定であっても、
こじんまりと局地的に秘密裏に行われていれば、
もしかしたらありえるかもという気持ちにもなれます。
しかし今作では実施される規模がかなり拡がったため、
マンネリ化は避けられたものの、
さすがに荒唐無稽すぎると感じてしまう人も出てくるのかなと。
まぁ、上記の点は些細な問題とも言えるのですが、
もっと問題なのはサークルの本質的な部分なのでしょう。
4Hの作品は奇抜な設定に目がいきがちですが、
露出羞恥に特化しつつ独特の空気感というか味わいがありまして。
それが個人的には好きだったのです。
本作では露出羞恥に特化というよりも、
露出羞恥要素もある陵辱ゲーのような雰囲気であり、
その変更もあってか、サークル独自の空気感のようなものも弱まりました。
つまり従来は人により合う合わないはあるにしても、
このサークルならではのオンリーワンな個性があったのだけれど、
今作では普通の陵辱ゲーっぽくなってしまい、
何か他所と変わらない普通の作品になってしまったのです。
これにより癖が減って万人受けしやすくなったとも言えるのですが、
露出羞恥が何よりも好きな人とか、
サークル過去作が好きな人が楽しめるかは微妙になったと言えるでしょう。
尚、従来はシステムに変な仕様があって、
例えばCGモードとかが不便だったのですが、
今作では普通のゲームと同じになりましたので、
この点は良かったです。
サークルの前作にあたる、はるかの続編の時には、
まだ好意的に解釈しえたのですけどね。
2本続けて凌辱色の強い作品が出たとなると、
一番の支持層と思われる露出羞恥ファン的には、
少し否定意見が増えそうだよなと。
まぁ好意的に解釈するならば、
本作は4Hの作品をプレイしたことがないような人向けの、
新規層開拓を目的とした作品なのでしょう。
ゲーム自体は佳作相当の内容は十分に有しているし、
今作の内容に興味を抱いた過去作未プレイの人ならば、
そして露出羞恥というよりも単純にエロを求めているのであれば、
十分楽しめる可能性はあります。
ただ、過去作の路線が好きな人に対しては、
本作は全くすすめる気にはなれないですね。
個人的にも特徴のない平凡な作品になった本作から得るものはなかったし、
できれば初心に戻って欲しいなということもあり、
総合では凡作としておきます。
ランク:D-(凡作)

関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /
春ゆきてレトロチカ AMBITIOUS MISSION 蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2
4Hから発売されました。
これまでは原画とシナリオの両方を四頭さんがやっていたのですが、
今作は初めて異なる原画を用いた作品となりました。

<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・201x年…遥か昔、江戸時代から続いてきた、
日本第一学園の伝統行事、’全裸登校週間’。
その全裸登校週間の開催も、ついに限界を迎えつつあった。
そしてインターネットやスマートフォン、ウェアラブル端末の登場により、全裸登校週間中の女子生徒に対するわいせつ行為や盗撮などが横行。
もはや昔のような平穏無事な全裸登校週間の実施は難しい状態になっていた。
そこで考えだされた仕組み…それが全裸登校週間’実行委員会’である。
実行委員は全裸登校週間の責任者となり、その平穏無事な開催のために、
あらゆる手段を講じ、その身を捧げる必要があった。
その実行委員制度のお陰で、全裸登校週間の実施に、
仮初めの平穏が訪れていたのだった。
そして今年。家のため、兄のため、実行委員長に立候補した紫乃宮菫。
無事当選した彼女は、委員長としての活動の中で、
実行委員とは体の良い身代わり制度にすぎず、学校が行事の存続のため、
民衆に差し出した生贄であり、
学校公認の肉便器だということを思い知るのだった…
<感想>
サークル4Hさんの看板シリーズ、
全裸登校週間シリーズの新作になります。
これまでは四頭さんが原画とシナリオの両方をやっていたのですが、
今作ではシナリオだけに専念しており、原画は別の人が担当しています。
個人的には、このサークルの作品は原画が一番の魅力と考えていたので、
原画が変更されると魅力が減ってしまうのですけどね。
まぁ中には逆の人もいるかもしれませんし、
異なる原画というのは新規層獲得には良いのかもしれませんが。
CG枚数とかは価格からすれば何ら問題ないのですが、
原画とシナリオが別になったことによる負担減で、
もう少し何か利点があるのかなと期待したのですが、
いつも通りでしたねw
だから単純に過去作と今作の違いは好みの問題だけになります。
シナリオに関しても、
シナリオに専念したからと言って分量が増えたわけでもないので、
その点につき過度には期待しない方が良いのでしょう。
問題があるとすれば、シナリオの中身となるでしょうか。
全裸登校週間という当初は奇抜に思えた設定も、
シリーズ化することでマンネリ化は避けられません。
そこであれこれ変化が加えられることになるのですが、
たとえ実際にはありえねぇだろという設定であっても、
こじんまりと局地的に秘密裏に行われていれば、
もしかしたらありえるかもという気持ちにもなれます。
しかし今作では実施される規模がかなり拡がったため、
マンネリ化は避けられたものの、
さすがに荒唐無稽すぎると感じてしまう人も出てくるのかなと。
まぁ、上記の点は些細な問題とも言えるのですが、
もっと問題なのはサークルの本質的な部分なのでしょう。
4Hの作品は奇抜な設定に目がいきがちですが、
露出羞恥に特化しつつ独特の空気感というか味わいがありまして。
それが個人的には好きだったのです。
本作では露出羞恥に特化というよりも、
露出羞恥要素もある陵辱ゲーのような雰囲気であり、
その変更もあってか、サークル独自の空気感のようなものも弱まりました。
つまり従来は人により合う合わないはあるにしても、
このサークルならではのオンリーワンな個性があったのだけれど、
今作では普通の陵辱ゲーっぽくなってしまい、
何か他所と変わらない普通の作品になってしまったのです。
これにより癖が減って万人受けしやすくなったとも言えるのですが、
露出羞恥が何よりも好きな人とか、
サークル過去作が好きな人が楽しめるかは微妙になったと言えるでしょう。
尚、従来はシステムに変な仕様があって、
例えばCGモードとかが不便だったのですが、
今作では普通のゲームと同じになりましたので、
この点は良かったです。
<総合>
サークルの前作にあたる、はるかの続編の時には、
まだ好意的に解釈しえたのですけどね。
2本続けて凌辱色の強い作品が出たとなると、
一番の支持層と思われる露出羞恥ファン的には、
少し否定意見が増えそうだよなと。
まぁ好意的に解釈するならば、
本作は4Hの作品をプレイしたことがないような人向けの、
新規層開拓を目的とした作品なのでしょう。
ゲーム自体は佳作相当の内容は十分に有しているし、
今作の内容に興味を抱いた過去作未プレイの人ならば、
そして露出羞恥というよりも単純にエロを求めているのであれば、
十分楽しめる可能性はあります。
ただ、過去作の路線が好きな人に対しては、
本作は全くすすめる気にはなれないですね。
個人的にも特徴のない平凡な作品になった本作から得るものはなかったし、
できれば初心に戻って欲しいなということもあり、
総合では凡作としておきます。
ランク:D-(凡作)

関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /
春ゆきてレトロチカ AMBITIOUS MISSION 蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2
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2015-10-10