『あゆみちゃん物語 実写版』

『あゆみちゃん物語 実写版』

『あゆみちゃん物語 実写版』は1995年にPC98用として、
コアマガジンから発売されました。

93年にアリスから発売された『あゆみちゃん物語』の実写版になります。

あゆみちゃん物語 実写版

<概要>


まず発売元のコアマガジンというのは、
人によっては凄く馴染みがあるかもしれませんが、
ゲームしかやらない人だとあまりピンとこないかもしれません。
アダルトゲーム関連で話すならば、
ゲーム雑誌の「メガストア」を出している出版社です。

そのコアマガジンから発売された本作は、
93年に発売されたアリスソフトの『あゆみちゃん物語』を文字通り、
全部実写で作り直した作品になります。

基本的に二次元の絵がそのまま実写になっただけですので、
本家『あゆみちゃん物語』を知っている人ならば、
大体どういうゲームかは想像できると思います。
簡単に説明すると、CG100%を目指して、あゆみちゃんとひたすらHするADVになります。
一応パラメーターもあるので、調教ADVっぽい感じですね。
もし知らない人がいましたら、詳しくは『あゆみちゃん物語』の記事を参照ください。
まぁやっていることは同じとは言え、
実写でやられるとインパクトが違ってきますからね。
オリジナルを知っていても、これはこれで一見の価値があります。

尚、あくまでも元がアリスのゲームということにすぎませんので、
製作はアリスとは別になります。
従ってアリス作品にお決まりの「アリスの館」もなく、
代わりに「メガストアの館」が収録されています。

<実写ゲーというもの>


実写のアダルトゲームの起源は古かったりします。
以前書いた記事には年数も書いているはずなのですが・・・
忘れちゃったな・・・年取ると駄目だね。
何れにしろ80年代半ばには幾つかあり、ちょっとしたミニゲームをやって、
見事クリアすればCGが見られるってのが大半だったと思います。
美少女、ロリ、実写、劇画と、PC88はわりと何でもありでしたね。
ドットでちまちま描いていたら絵が変だろと思う人もいるかもしれませんが、
昔のゲームとして変なCGを紹介しているサイトの記事なんかは、
多くの場合は意図的にそういうのを選んでいるわけでして。
今だって凄く綺麗なCGもあれば、バランスの変なCGだってありますからね。
いつの時代もピンからキリまであるわけですよ。
80年代のあの時代のゲームであっても、
スキャナ取り込みの場合はキャラも非常に可愛かったですしね。
偏見や思い込みを捨てて探すならば、わりといろいろあったように思います。

その後の90年代前半は、機種の特性や需要と供給により、
得意とする分野が変わってきます。
アダルトゲームと言えばPC98と連想されやすいのですが、
PC98が強かったのは二次元のキャラを用いたアダルトゲームです。
アダルトなゲームは何も二次元に限られるわけではなく、
当然三次元・実写だってあります。
しかしその実写を用いた作品はPC98では非常に弱く、
実写キャラを用いたデートシミュレーションなどは、
大容量高画質なゲームを作れるMACとかTOWNSが中心でした。
またMAC等はCD-ROMを採用していたことから、アダルトビデオメーカーの参入もあり、
アダルトなインタラクティブムービーであるとか、
中には90年代前半にしてHシーンをザッピングさせる斬新なゲームもありました。
それが90年代半ばのWIN95が登場する辺りまでの、
実写アダルトゲー事情なんですよね。
以前にコラムで扱っていますので、もうこれ以上は書きませんけれど。

だから実写のアダルトゲームがなかったと言えば嘘になるし、
他機種で斬新な構造のオリジナル作品もありますので、
リメイクにすぎない『あゆみちゃん物語 実写版』の存在をもって、
意欲的な作品であるとか野心作と表現するのは、
私は完全に間違っているのだと思います。
そういう意見は、PC98しか知らない人の意見にすぎません。

でもね、そういう意見を少し擁護しますと、
アダルトゲーマーのほとんどが当時はPC98ユーザーだったわけでして。
やっぱり大半の人にとっては、実写のアダルトゲーと言われると、
とっさに浮かんでくるのがこの作品なんだと思います。
この後に『虜』の実写版なんかも出てきますし、
実写のアダルトゲームは二次元のを実写にリメイクしたものが中心と、
そんな風に考えている人もそれなりにいたんじゃないかなと。
もしそういうイメージの人が今もいるのだとしたら、
そのイメージを作った元になったという意味では、
本作のインパクトは大きかったのかもしれないですね。

古いゲームを紹介したカタログ本とかもあり、
そういう書籍は私も記憶喚起用に今でも重宝しています。
しかし対象・範囲の違いなど、何か理由でもあるのでしょうか。
何故かそれらカタログ本では本作は紹介してあるものの、
他の実写ゲーは紹介しておらず、
そういった辺りも誤解を招く原因になっているかもしれません。

二次元のゲームは結構頭の中で整理がついてきているのですが、
三次元のゲームは記憶や情報が散漫になっていますので、
いつか実写アダルトゲーの変遷をゆっくり見てみたい気もしますね。

ランク:C-(佳作)

あゆみちゃん物語 実写版

関連するタグ PC98 /ADV /


春ゆきてレトロチカ   AMBITIOUS MISSION  蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2
カテゴリ「1995」内の前後の記事





管理者にだけ表示を許可する

カタログ本では二次元の美少女系の作品の掲載に偏ってることも多くて、若いエロゲユーザーに誤解されかねませんよね

最近創設されたモエペディアにおいても、90年代であってもリアル系・実写系の作品が殆ど掲載されておらず、二次元の美少女ゲームに偏っています。これでは幾らPC98時代のエロゲユーザーが二次元オタクとは層が異なっていたと叫んでも、信じて貰えないなと(最近出来たばかりなので仕方ない部分はありますが)

PC98はリアル系のアダルトゲームが他のPCより少なく二次元の美少女系が多いのもあり、90年代前半であってもやっぱりPC98のエロゲユーザーは二次オタが多かったんだろ?という意見が出てきてもおかしくありません。仮にPCの値段が高かったとしても、オタクは基本的に金持ちが多いこともあり比率的にはやっぱり多かったんだろと言われそうです
アダルトゲームに興味のない一般ゲーマーや他のPCを持ってたゲーマーからも、割とそういう目で見られてましたし

一応イリュージョンやアイデスなどがリアル系の作品を作ってはいましたが、それでも少数派でしたから

こんばんは。

各記事でPC98における美少女ゲームのユーザーと美少女ヲタは重ならず、Windows95発売以降に美少女ヲタが増えたと書かれていますが、いまいち納得しきれない部分が自分の中では確かにありました。PCが高いから母数が少ないというのは伝わるのですが、マンガ調の美少女ゲームをやる人で美少女ヲタの割合が少ないというのが、全くイメージ出来ませんでした。
私の感覚がおかしいのでしょうか、当時の一般PCゲーマーやリアル調のアダルトゲーマーからマンガ調の絵柄の美少女ゲームはどう見られていましたか?やはりキモヲタが好みそうな絵で気持ち悪いと思われていましたか?

> 暗黒のチノさん

モエペディアは全然見ていないのですが、そんな感じなのですね。
ちょっと見てましたが、『VIRTUAL VALERIE』とかもない感じですね。
そうなると、私の興味がありそうな情報は全然ないのかな。。。

まぁ、当時のMACとか他のPCのユーザーに比べると、PC98ユーザーに占める二次オタ率が高いことは事実でしょうけどね。
単にPC98ユーザー=二次オタとまでは言えないだけで。
だから、二次オタが多かったんだろと言われる分には全然構わないし、事実そうなんだろうと思いますが、他方で、皆が二次オタだと思われてしまうと、それは事実と異なるし、まずいだろうなと思います。

> ロナルドさん

美少女ゲームをやる人で美少女ヲタの割合が少ないと書くと、また誤解を招きかねないかなと思います。WIN95以降に増えたとは思いますけど。層が異なるというのは、一致していないということであり、重なる人も当然います。私自身、その重なっているうちの1人なのでしょうし。
私が言っているのは、美少女ゲームのユーザーと美少女ヲタが必ずしもイコールの関係ではないということと、美少女に興味がないゲーマーでも、美少女ゲーム(ここでは広く二次元の可愛い絵としておきます。)に面白そうなゲームがあれば、手を出してプレイしていたということです。例えば、『同級生』のようなゲームは、他の媒体にはなかったでしょう。『プリメ』なんかもそうです。当時はRPGが人気でしたから、面白いRPGがあるという噂があれば、『闘神都市2』とか『ドラゴンナイト4』とかにも手を出すみたいな感じで。
ベースにあるのは、面白い「ゲーム」か否かです。
美少女オタであれば、美少女がいれば、ゲーム性がなくても購入し、プレイするでしょう。
しかし、ゲーム性が高くても、美少女がいなければ購入しないでしょう。
他方、ゲーマーは、面白いゲームであれば、美少女がいなくても購入するでしょう。
しかし、美少女がいても、面白いゲームでなければ、プレイしないということです。
ゲーマーからすれば、98時代のアダルトゲームはプレイする気になれても、ノベルゲーだらけになったWIN以降のエロゲはプレイする気になれないということです。
また、98時代のアダルトゲームの絵柄は萌えゲーブーム以降のエロゲの絵柄とは全然違いますし、基本的には一般PCゲーやリアル調のゲームをプレイする人でも、98のアダルトゲーの絵柄を嫌うという人はほとんどいなかったと思います。
(もちろん、二次元美少女を全く受け付けない人もいるでしょうけれど。)

>katanさん

返信ありがとうございます。

PC98のユーザーは絵に寛容な方が多かったんですね。安心しました。
エルフの作品など、ゲームデザインに優れたゲームが普段美少女ゲームをやらないユーザーにも注目されて、結果的に高い売上を記録していたというのはよく聞きます。一方で、中小ブランドのADV(ミニゲームすらないタイプ)の人気はどうだったのかが非常に気になります。
当然、現在の商業ノベルよりはずっとゲーム性や自由度、ストーリー性が高かったとは思いますが、それでもキャラクターに重点を置いた作品やオカズウェアと呼ばれるような実用的な作品、アニメーションを売りにした作品などもあったそうですが、そういったものはやはりキャラやエロが目的で買ってたのでしょうか。
私自身、美少女や萌えは大好きでもノベルゲーの何が面白いんだとバカにして離れた時期もあり、お気持ちは当時のユーザーに共感出来る部分もあります。最も、パラメーターやマップ移動があるだけで実は中身ノベルのADVなどもやりながらそんなことを思っていたので、今振り返ると恥ずかしいです。

> ロナルドさん

> 一方で、中小ブランドのADV(ミニゲームすらないタイプ)の人気はどうだったのかが非常に気になります。

ゲーム性の乏しいADVの場合、一般ゲーマーにはあまり興味を持たれなかったのでしょう。そのため、プレイした人の中では絶賛されていても、そもそも知名度が致命的にないという作品が多かったのではないでしょうか。
その証拠にというか、よく98時代のストーリー重視作品やそのクリエイターを挙げようとする人はいますが、どれもこれも蛭田さんや剣乃さんの名前だけを挙げますよね。そして、他の名前は全然出てこないと。そういう記事を見るたびに、書いた人が全然分かっていないんだなと思わされます。蛭田さんや剣乃さんが注目されたのは、そもそもこの2人は斬新なゲームデザインを作り上げることができた、だからゲーマーも含めて多くの人がプレイをした、そして、たまたまこの2人は優れたストーリーも書けたというだけなのです。
ストーリー重視の作品やクリエイターの特集をするならば、ゲームデザインは平凡でも構わないわけですから、他にも名前が挙がって然るべきでしょう。その代表格が、GAOGAOシリーズとかの三峰さんだと思います。GAOGAOシリーズなんて、ゲーム部分に何の特徴もないですし、雑誌であらすじを見ても、何が魅力かサッパリ分かりません。獣人が出てくるので、ケモナーなら買うでしょうが、むしろケモナー以外興味持たないでしょう。しかし、プレイした人は皆絶賛しています。まだGAOGAOはケモナーという入口があるからマシですが、それすらない作品とか、プレイした人には絶賛されても、そもそも知っている人が少なすぎるのでしょう。あとは、後世に情報が残りにくいというのもあるでしょうしね。田所さんが作った『卒業写真/美姫』とか、私は衝撃を受けましたし、古いレビューサイトで、『卒業写真/美姫』に感動し、それでサイトを始めたと書いてあったサイトもありましたが、もう閉鎖されていますしね。私みたいのが何人いるのか分かりませんが、古い作品を扱ったサイトが次々に閉鎖していくことで、情報はどんどん失われるのでしょう。

アニメーションを売りにした作品については、98時代って、なぜかアニメーターの地位が凄く高かったんですよね。アニメーターが参加しているというと、注目度が高くなっていたようです。だからアニメーターが参加していたアニメのある作品については、美少女オタではないけれどアニオタという層も購入していたのかもしれませんね。
ゼロ年代以降のエロゲ市場って、流出していくだけというか、エロゲは小説やアニメに参加する前の踏み台みたいになってしまい、そういう意味ではエロゲの地位は下がってしまったと言わざるをえないのでしょう。90年代半ばまでの方が、他所からエロゲに入ってくる人がいたので、それが話題になることもありました。

オカズウェアは、さすがにこれは、キャラとエロ目的のユーザーしか買わないと思いますけどね。
まぁ、逆にそういうユーザーは、これまでのアダルトゲームはゲームをしなければエロに辿り着けないのが嫌で、それでアダルトゲームに関心がなかったけれど、すぐにエロを楽しめる作品が出てきたということで、アダルトゲームにも興味を持つようになった、つまり二次オタにPCを購入させて新規ユーザーとなることにもつながったと言えるように思いますね。

>katanさん

>よく98時代のストーリー重視作品やそのクリエイターを挙げようとする人はいますが、どれもこれも蛭田さんや剣乃さんの名前だけを挙げますよね。そして、他の名前は全然出てこないと。

ストーリーの優れた作品については、キャラやエロに優れた作品以上に注目が低そうですね。ゼロ年代以降、美少女ヲタの中でもラノベヲタみたいなのが増えたので、ストーリーがユーザーに注目されるのはそれからになるのでしょうか。
90年代後半からラノベヲタが入って来たとも言われていますが、リアタイ感覚としてはまだ少数派だったと思います。当時はストーリーがユーザーに軽く見られがちで地の文とか嫌われてましたし、どちらかと言うとキャラとの会話を楽しむ人の方が私の周りでは多かった気がします。現在ではストーリーが良いとして名の挙がる作品も、当時はキャラの良さを語る人の方が多かった記憶があります。

同じ美少女ヲタにしても、90年代とゼロ年代では大分人種が違うのかもしれません。私は美少女は好きでしたが読書は苦手でしたので、地の文多めのノベルゲーが溢れた頃には一時的に興味が失せました。ゲームが好きと言うよりは読書とゲームならゲームの方がマシ、という感覚だったので、90年代後半の美少女ゲームとユーザーコミュニティは非常に肌に合いました。
近年はまた傾向が異なると言いますか、普通の萌えゲーでもエロを重要視するユーザーが増えたと思います。ですので、20年代のユーザーもまたゼロ年代とはかけ離れた人種と言えるかもしれません。

>98時代のアダルトゲームの絵柄は萌えゲーブーム以降のエロゲの絵柄とは全然違いますし、基本的には一般PCゲーやリアル調のゲームをプレイする人でも、98のアダルトゲーの絵柄を嫌うという人はほとんどいなかったと思います。

絵柄に関しては、単純に世代的なものもありそうですね。Windows以降にしても、2000年前後のエロゲーマーは最近の絵柄が綺麗すぎて萌えられないとか目が小さすぎるとか奇乳が気持ち悪いと叩いています。逆に今の若い子は2000年前後の萌え絵を単純にヘタクソすぎるとか目がデカすぎて気持ち悪いとかスレンダーすぎるとか言われて笑い者にされていますね。

あとはDOS世代の中にはカラーパレットの少なかった絵やドット絵に思い入れがあったとか、そういう人も一定数いるんじゃないかと。

> ロナルドさん

> ストーリーがユーザーに注目されるのはそれからになるのでしょうか。

いや、ストーリーが良い作品に注目する人は昔からいたと思いますよ。
ただ、やっぱりグラフィックが良い作品やゲーム部分に特徴のある作品が売れやすいし、ストーリーはプレイしてみないと分からないから、ストーリーだけの作品は、単純に売上が低かっただけだと思います。
仮にプレイした人のほとんどが絶賛しても、如何せん売れていなければ、プレイした人の絶対数は少ないし、アダルトゲームという性質上、学校や職場で話を共有して拡散とかもできないでしょうから、結局その声は小さいままでしょうし、ネットもない時代だと、後世に名前を残しにくかったのでしょう。小説とかなら書評とか、いろんなところで紹介しやすいでしょうが、アダルトゲームの場合、一体どこで褒めることができるかって話ですよね。
まぁ、そういう意味では、新聞の夕刊で紹介されたり、小説の後書きで紹介された剣乃さんは別格なのかもしれませんが。

> 当時はストーリーがユーザーに軽く見られがちで地の文とか嫌われてましたし

私も地の文は否定的な立場でしたが、私の場合は、ストーリーを軽視していたのではなく、ADVなのだから、グラフィックやサウンドで表現できるものは、テキストだけで完結させるのではなく、グラフィックやサウンドで表現しようよという考えだったからです。古くからのユーザーの方が、そういう人は多かったと思いますし、90年代後半までは、昔からのユーザーもまだ結構残っていたでしょうしね。

まぁ、アダルトゲームのユーザーも、傾向は大分かわっているでしょうね。
だから巷の評判だけで作品を購入すると、どんどん楽しめなくなってしまうように思います。

>暗黒のチノさん
>絵柄に関しては、単純に世代的なものもありそうですね。

90年代後半以降のエロゲの絵柄は、一般層に受け入れにくい絵柄になりましたね。ただ、ゼロ年代後半からはエロゲが二次元ファンの流行の一般にも受け入れやすい絵柄とかけ離れていくので、結局エロゲの絵柄は受け入れにくさだけが残ったのでしょうね
よく今は萌え絵が死語化するほど萌え絵が一般に定着していると言われますが、それ昔は萌え絵の範疇に入ってなかった系統の絵柄が今は拡大解釈していった結果、萌え絵にカテゴライズされてるってだけの話だと思うんですよね、今の若者やツイフェミが唱える萌え絵の基準を聞くと、いつもそう思う
分かりやすく例えるなら、DLsiteとかでパラメータがあったりマップ移動があるだけでなぜかRPGやSLGに分類されるADVありますよね。あれと同じ理論です

>90年代後半以降のエロゲの絵柄は、一般層に受け入れにくい絵柄になりましたね。

90年代後半は一部だけですね。ゼロ年代前半になると、絵柄が小さい口にデカ目系で均一化されるので、恐らく最も一般向けアニメと絵柄が遠かった時期だと考えられます。

>分かりやすく例えるなら、DLsiteとかでパラメータがあったりマップ移動があるだけでなぜかRPGやSLGに分類されるADVありますよね。あれと同じ理論です

言葉や価値観は時代と共に変化するので、仕方ないものもありますね。カテゴリ化はインターネットの発達と比例して進んでおり、昔はジャンルとかカテゴリはさほど重要なものでは無かったのですが、ネットで検索するのにジャンル分けは便利です。ただ、それが俗称などであった場合は誰が決めたものでもないので、意味合いや定義は変化しやすいです。
今の若い人から見れば、80年代や90年代の価値観や言葉の定義で話されてもチンプンカンプンでしょう。今の中高生なら、2000年代も。例を挙げれば理解してくれる場合もありますが、そうでない場合、何言ってんだこいつって反応をされます。

端的に言うなら、90年代前半当時のゲーム性や多様性に拘る商業エロゲとおたく向けエロノベルの同人エロゲそれぞれのユーザーが、そっくりそのまま入れ替わったのが現在のエロゲ業界と言っていいのかもしれないわね。。。
ゼロ年代以降、売れたゲームが同人上がりのブランドの作品ばかりになったり、逆に商業ブランドが同人に逃げたりしたのもあったから、きっとそこで逆転したのね。。。
売上的に現在は、エロゲのプレイ人口も商業より同人の方が圧倒的に多いですのよ。。。

夜遅くにすみません
>katan様
>また、98時代のアダルトゲームの絵柄は萌えゲーブーム以降のエロゲの絵柄とは全然違いますし、基本的には一般PCゲーやリアル調のゲームをプレイする人でも、98のアダルトゲーの絵柄を嫌うという人はほとんどいなかったと思います。

恐らく、若い方に最も理解して頂けないのはこの部分なのではないでしょうか
私も少し前に、二次元オタクの大学生らに90年代前半と2000年代前半の美少女ゲームの絵柄の違いを力説したのですが、一切理解出来なかったようです
それどころか、似たような絵柄とさえお考えのようです
逆に私は2000年代前半と今の絵柄を区別出来なくて目が腐ってる老害と指摘されました

日本人と欧米人の白人ハーフって、日本人からすれば一見欧米人と区別がつきません
しかし、向こうからすれば白人ハーフでもアジア人にしか見えないそうなんです
この関係に似てるのではないでしょうか

> Y.T.さん

例えば、80年代でも『悪女伝説2』のような作品がありますし、他方で、10年代後半に入っても、『ママとの甘い性活II』のような作品もあるわけで。
どの絵とどの絵を見比べたとかが分からないと、推測をもとにした話になりますし、議論の前提部分が異なってきてしまうおそれがあるので、前提部分の話が分からないと、私からは何とも言えないかなと思います。

みんな90年代前半って括り方するけど、90年と94年じゃ全然違くない?今みたいに業界が停滞してないから

ユーザー比率で言うなら、18禁の区分すら無かった90年は恐らく一般人の方が多いし(でなけりゃノベルゲーが絶滅寸前に追い込まれることは無かった)、コミックメガストアとかがあった94年なら既に二次オタの方が多いと思う(でなけりゃ95年以降の恋愛萌えゲーブームなんて起こらなかった)
ぶっちゃけ、固定化したままの2012年と2022年よりもユーザー層の差は大きいんじゃね?と思ったり

それと、暗黒のチノさんと元底辺SIerさん
個人間の話し合いは他所でやって欲しいのだけど、k atanさんはどう思います?

> 名無しさん

そうですね、90年と94年でも違うと思いますし、そもそも90年代末以降は、みつみクローンみたいに、どれも似た様な絵柄になってしまいましたが、それまでは様々な絵柄があり、絵柄の多様性もあったと思います。
そのため、90年代前半の絵柄はこれだと言いきるのは不可能なのでしょう。
ただ、ざっくりとした傾向として、萌えブーム以降の絵とそれ以前の絵が異なることは、両方の時代を経験していれば分かると思うので、そのざっくりとした印象で話をするということに、どうしてもなりがちなのかもしれませんね。

それから、私は古い人間なので、個人サイトや個人ブログへのコメントは、その管理人にあててするものと思っていました。
ここを始めた当初も、コメントは全て私宛てでしたし。
ただ、昨年頃から急に、私宛てでないコメントが増えてきました。
正直なところ、結構戸惑いもしたのですが、コメントのできるまとめサイトとかが普及したことで、管理人とは無関係に語るものとして、コメントに対する認識が今は変化してきたのかな、時代がかわったのかなと、そんなことを思っていました。

コメントを通じて、良い作品を教えてもらったり、懐かしさを共有できたり、良いことも多かったのですが、時代がかわったというのであれば、私の意図していたものと違ってしまいますので、コメント欄は一律に廃止しようかも検討しています。
ただ、現状としては、気分次第で、私が面倒だと思わないものは掲載していますが、私にあてたものか判断できないコメントも増えましたので、以前のように全てのコメントに返信することはやめ、申し訳ないですが、気が向いたものにだけ返信をしています。

>katanさん

逆に、ここ最近のアダルトゲームで一般的な絵柄ってどういうものなのでしょう?ここ2・3年は大手不在や本数減少のせいで平均的な絵柄や受けている絵柄がまるで把握出来ません。自分は一時期エロゲから離れていたので、余計に分かりません。
1つでも2つ以上でもいいので、値段や内容に関係なく、実際に昨年または今年の商業エロゲ業界で主流だなと感じる絵柄を作品名あるいは原画家で教えて頂けませんか?直感で構いません。お願いしますorz

> ロナルドさん

いつの時代も、アダルトゲームは基本的に絵で購入されていますので、今のエロゲ売上ランキング上位を見た方が早いのではないでしょうか。アリスとかエウシュリーのような明らかにゲーム性で認知されているブランドを除けば、そこで上位に入っているのが、今の売れ筋の絵なのでしょう。
ただ、最近は1年に1本も出していないブランドも増えてきたので、2年、或いは3年間のランキングから判断した方が良いのでしょうが。

なお、大手不在や本数減少は、何も関係ないでしょう。
ランキングは相対的なものですから、1位~10位と限定しても、過去の大手が抜けても、必ずどこか他のブランドが入っています。
これまでにも、大手不在の年はありましたが、新規ユーザーからすれば、その年の上位が大手に見えるわけで、大手不在なのではなく、大手がかわったと、時代がかわったのだと考えるしかないと思います。
リーフなんて、信者が凄そうに語っていましたが、エルフ・アリス不在の97年に、1度だけ1位になったにすぎないですからね。そうであれば、去年や一昨年の1位ブランドはあるわけですから、そこが大手になったと考えて良いのでしょう。

そのうえで、ここ1~2年の売上上位の作品の絵を見て、ソシャゲとかの人気の絵柄とずれていると感じるのであれば、エロゲの今後の売上も怪しくなってくるでしょうし、いやいやエロゲの方がいけると感じるのであれば、エロゲ人気も回復してくるのではないでしょうか。

できる限り返事はしてきましたが、私が興味があるのはADV等のゲームとしての構造や内容ですし、今の二次オタクの動向とか全く興味ないので、今のオタクの関心や動向について知りたいのであれば、他所で尋ねていただいた方が建設的だと思います。

このコメントは管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

伏字なのですが、ゼルダの方と同じ方ということでよろしいでしょうか。

まずは、貴重な体験をお伝えいただきありがとうございます。
こういう話を聞くのは、私自身は好きなので、不快に感じることは全然ありません。

Win95の発売は決定的な出来事ではありましたが、私自身はWin95が特別優れていたとも思っていないし、国産PCゲー業界にとっては、むしろ打撃を与えるマイナス要因だったとすら思っています。
また、Win95があれだけ最初から騒がれたのは、それを待っていた人がいた、すなわち大ヒットするための下地がいろいろあったと思うのです。
その一つが、Win3.1の存在なのでしょうし、それ以外にもいろいろあったと思います。

記載していただいたとおり、90年代前半に中古セールで安く買えたということもあるでしょう。私は80年代からPCがありましたが、80年代だって、特価セールとか、探せば凄く安く手に入る機会はいくらでもありましたしね。徐々に安くなっていって、PCに興味があって、自分でいじれるような二次オタから順に、93年前後から少しずつ増えていったんだろうなとは思います。
93年って、興味深い年でしたからね。アダルトゲームの黄金期は93年だと主張していた人がいて、もちろん売上という観点からいうと、全然違うとなるのでしょうが、中身に着目した場合、前年より様々なジャンルが増えたという意味では、一番なのは間違いないでしょう。だから、そういう観点から言われるならば、なるほどそうだよねとなってきます。一般PCゲーにしても、プリメ2で人生が変わりましたって人、私の周りだけでも何人かいたので、それなりにいたのではないでしょうか。
かように93年、94年に優れた作品が増え(HDDの普及も大きな要因かもしれませんが。)、二次オタ層が少しずつ増えていったんだと思います。
とはいえ、初動がほとんどのアダルトゲーム業界にしては珍しく、同級生2は、一年中ずっと売れていましたからね。そのため、コアなオタ層の多くは95年にPCデビューしていったのかなとは思います。
なので、93年前後に入れ替わっていったという意味では、私も同意します。
ただ、誤解を覚悟でざっくりいうと、世の中の半数は文系になるでしょうし、PCをいろいろいじってまでゲームをやろうって人は、一般的ではないと思います。PC98では、どれだけ安く購入できようとも、やはりハードルが高いと思うんですよね。Win95になって、それこそ誰でも気軽に簡単にエロゲを楽しめるようになった、それで入ってきた人が多かったんじゃないかなって思うのです。

このコメントは管理人のみ閲覧できます

ご無沙汰しております。康次です。

私的な話になりますが、実は自分もPCデビューは93年でした。上位機種の9821が出たので、旧機種をお下がりで友人から譲り受けました。セットアップも教えて貰いました。
この時期に友人や家族からPCを譲り受けた人は多かったようで、DOS→Win95の際にも同様の動きがありました。ただ、DOS→Win95では旧機種のソフトしか遊べないので、そこが大きな違いです。(HDDは、自腹で買いました。)

>記載していただいたとおり、90年代前半に中古セールで安く買えたということもあるでしょう。私は80年代からPCがありましたが、80年代だって、特価セールとか、探せば凄く安く手に入る機会はいくらでもありましたしね。徐々に安くなっていって、PCに興味があって、自分でいじれるような二次オタから順に、93年前後から少しずつ増えていったんだろうなとは思います。

93年と言えば、近所でFELLOWが新品定価5桁代で売ってたのは衝撃を受けました。コンパックショックの影響の強さが窺いしれます

>ただ、誤解を覚悟でざっくりいうと、世の中の半数は文系になるでしょうし、PCをいろいろいじってまでゲームをやろうって人は、一般的ではないと思います。PC98では、どれだけ安く購入できようとも、やはりハードルが高いと思うんですよね。

そういえば93年からWindows95が普及するまでは廉価版の9801BXシリーズを、ゲーム(特にアダルトゲーム)のためだけに勢いで買った新規ユーザーが、音源ボードやHDDなどの件で店に訪ねたり文句言ってきたりする人を散々見かけたと、家電量販店で働いていた私の先輩が当時ぼやいていました。
それだけPCに疎かった人が当時は多かったということなのでしょう。

見るに見かねて言いますが、この連中は一体誰と話をしてるんでしょう?
個人ブログは言わばその人の家みたいなもので、それを土足で踏み込むのは見ていて不快です。
まず人間として大事な、コミュニケーションの仕方を一から勉強し直したほうがいいのでは?
いろいろ語りたい欲求があるなら、自分でブログを作って好きなだけ語ればいい。
相当暇なんでしょうが、毎日一生懸命働いている人間には、こういう連中にいちいち付き合ってやる時間はないでしょう。

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| ホームへ戻る |