『甘え母 希美「だめよ、そんなにお母さんを求めないで……」』

『甘え母 希美「だめよ、そんなにお母さんを求めないで……」』

『甘え母 希美「だめよ、そんなにお母さんを求めないで……」』は、
2012年にWIN用として、オーバードーズから発売されました。

シリーズではないのですが、この路線としては3本目になります。

甘え母 希美

<概要>


息子に対する見返りのない愛情に、甘えて、強引に命令し、愛しあう。
母と息子の背徳愛。母親の無償の愛はすべてを受け入れてくれます。

ジャンルは一応ノベル系のADVなのですが、
プレイヤーが途中で介入することができ、
それがこのシリーズの特徴となっています。

<感想>


良くも悪くも、いつものオーバードーズ作品といった感じ。
母乳が染み出る愛娘 愛美「お父さん、私のミルクたくさん搾ってほしいの……」
突発性ミルク娘 千夏 「もう、パパのせいでいっぱいでちゃうぅ!」
に続く路線の第3弾ですね。
上記のように基本はノベルゲーとも言えるのですが、
会話の途中でわりこむことができたり、
セミリアルタイム的なプレイ感覚になります。

このブランドはOHPでゲームデザイン面のコンセプトもしっかり説明してますし、
私も過去作の感想は書いていますからね。
今回は省略してしまいます。
作品ごとに少しずつ進化していますので飽きることもないのですが、
逆にこれは名作だと衝撃を受けるほどの大きな進化でもないので、
ある意味一番書きにくいタイプなものですから。

システム面が少し進化したというだけでなく、
今作ではヒロインが母親になっています。
過去2作が娘でしたので、もし3作目も娘だったら、
たぶんマンネリ感が漂ったところだったでしょう。
娘だったら、少なくとも私は興味を失っていたと思います。
それが、今度は母親ですからね。
これは絶妙なラインをついてきますね。
娘には興味ないけど母親には興味あるって人もいるでしょうし、
私のようにマンネリ回避で興味を持った人もいるでしょう。
初めてこのブランドの作品をプレイした人には、
間違いなくシステム面も新鮮に見えるはず。
他方で過去作の経験者にとっても、システム面の改良とヒロインの変化により、
マンネリ感を感じることなく楽しめる仕上がりになっています。

<総合>


大きな進化・特徴もないので、総合でも佳作となってしまいますけどね。
オーバードーズは完全に我が道を行くって感じなので、
他とは被らないオンリーワン路線になっていっています。

母親ものは苦手な人もいると思うので無理にはすすめませんが、
もし好きなタイプのヒロインが出てきた場合には、
一度はこのブランドの作品をプレイしてみる価値はあると思うんですよね。
次こそ、これは名作と言わざるをえないと思うような作品になることを望みつつ、
今後もこの路線を極めていってもらいたいものです。

ランク:C(佳作)

甘え母 希美

ダウンロード版
甘え母 希美DL


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