MIRAGE2 (ミラージュ2) ~トリー・ニート・ローンの大冒険~
『MIRAGE2 (ミラージュ2) ~トリー・ニート・ローンの大冒険~』は、
1994年にPC98用としてディスカバリーから発売されました。
98時代を代表するRPGの中の1つとして有名な作品でしたね。

ゲームジャンルはRPGになります。
1992年に発売された『Mirage』。
その前作の主人公ケーンが魔法使いマルデュークを倒してから一年後が、
本作の舞台になります。
冒険者である主人公のビジョンはトロルの群れに囲まれ、
死の淵をさまようのですが、前作にも登場した3人娘の一人、
トリーに救われます。
そして主人公はトリーらと共に、冒険に出ることになります。
WINDOWSの時代になってから、
アダルトゲームはすっかりADVだらけになってしまいました。
しかし、PC-98の頃はわりとRPGもあったわけでして。
手元の本によると、90年から95年夏の間で88本もあったそうです。
今では信じられないくらいの、結構な数ですよね。
まぁ、全部が全部面白いというわけでもなかったのでしょうが、
中には名作と呼べる作品もあるわけです。
で、その名作RPGの統計でもとったならば、
間違いなく上位に入ってくるであろう作品の1つが、
この『ミラージュ2』でした。
これは、ほとんど欠点と呼べるような穴のない丁寧に作られたRPGでしたね。
なので、初心者でも安心して遊べました。
また本作は前作の続きではありますが、
上記のように主人公は別の人に代わっています。
ですので、本作からでも大丈夫でしょう。
一応、冒頭でフォローも入りますしね。
さて、今作は前作ではサブだった3姉妹にスポットが当てられています。
もっとも、実際に主人公と冒険に出るのは、末っ子のトリーだけです。
サブタイにはトリー・ニート・ローンの大冒険ってあるんですけどね・・・
これは3姉妹とのハーレムパーティーを期待した人には、
詐欺でしかないですよねw
ストーリーは時を駆ける壮大な作りとなっていました。
そういう意味では凄く良かったのですが、
時系列面で混乱しやすい面もあり、若干勿体無かったですかね。
まぁ、十分水準以上ではあったので、かなり楽しめましたけどね。
前作と違って雰囲気が明るくなったのも、個人的には良かったと思いますし。
ストーリーも良かったけど、
何といっても一番の魅力はキャラとグラフィックになるのでしょうか。
しかとみよさんの描くキャラはとても可愛かったです。
一番接する機会が多いのはトリーなのだけど、
私はローン姉さんやニートの方が好みなんですよね。
因みにローン姉さんは、本作ではポニーテールになっています。
これは大成功でしたね。
めっちゃ、ツボにきました。
ジャンルはダンジョンRPGになります。
ゲームバランス等もしっかりしているので、
アダルトゲームのRPGとしては水準以上にあるし、
普通には楽しめるでしょう。
ただ、かなりシンプルでもありました。
水準以上ではあるものの、それ以上でもないでしょう。
システム的にこれより駄目なRPGも多いけど、
これより面白いRPGも幾らでもありますからね。
ゲーム部分に過度の期待をするのではなく、
あくまでも絵と話で勝負って認識の方が良いでしょうね。
イメージ的には、近年の作品だと『うたわれるもの』と重なるでしょうか。
話も良い、音も良い、ゲーム部分も水準は保っている。
で、一番の魅力はキャラにあると。
初心者でも楽しめる万人向けな作りで安心感もありますし。
それでいて、突き抜けた強烈な個性が今ひとつ足りない気もするし・・・
ジャンルや話の内容は全然異なりますが、
長所や短所といった漠然とした印象が私は似ていると思うんですよね。
名作ではあるけれど、傑作足りえない理由もそんなところでしょうか。
最後に、補足というか最初に書くべきだったかもですが。
上の画像で3姉妹はトリー(三女:画面左)、
ニート(次女:画面真ん中))、ローン(長女:画面右)となります。
リアルタイムで経験している人は当然のことであり言うまでもないですが、
これは「トリニトロン」というブラウン管の名前を分割したものですね。
当時は当たり前だったけど、
若い人は知らない世代も出てきてるでしょうからね、一応補足ということで。
それにしても・・・
当時はね、トリーやローンって響きは変な感じで、
ニートだけがまともな名前じゃんよって思ったものですが・・・
時代も変われば変わるものです。
ニートは、今ではすっかり可哀そうな名前になってしまいましたorz
こんな時代が来るとは、あの頃にはまるで予想できませんでしたよ。
世の中って分からないものですね。
ランク:A-(名作)

関連するタグ PC98 /RPG /
春ゆきてレトロチカ AMBITIOUS MISSION 蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2
1994年にPC98用としてディスカバリーから発売されました。
98時代を代表するRPGの中の1つとして有名な作品でしたね。

<概要>
ゲームジャンルはRPGになります。
1992年に発売された『Mirage』。
その前作の主人公ケーンが魔法使いマルデュークを倒してから一年後が、
本作の舞台になります。
冒険者である主人公のビジョンはトロルの群れに囲まれ、
死の淵をさまようのですが、前作にも登場した3人娘の一人、
トリーに救われます。
そして主人公はトリーらと共に、冒険に出ることになります。
<感想>
WINDOWSの時代になってから、
アダルトゲームはすっかりADVだらけになってしまいました。
しかし、PC-98の頃はわりとRPGもあったわけでして。
手元の本によると、90年から95年夏の間で88本もあったそうです。
今では信じられないくらいの、結構な数ですよね。
まぁ、全部が全部面白いというわけでもなかったのでしょうが、
中には名作と呼べる作品もあるわけです。
で、その名作RPGの統計でもとったならば、
間違いなく上位に入ってくるであろう作品の1つが、
この『ミラージュ2』でした。
これは、ほとんど欠点と呼べるような穴のない丁寧に作られたRPGでしたね。
なので、初心者でも安心して遊べました。
また本作は前作の続きではありますが、
上記のように主人公は別の人に代わっています。
ですので、本作からでも大丈夫でしょう。
一応、冒頭でフォローも入りますしね。
さて、今作は前作ではサブだった3姉妹にスポットが当てられています。
もっとも、実際に主人公と冒険に出るのは、末っ子のトリーだけです。
サブタイにはトリー・ニート・ローンの大冒険ってあるんですけどね・・・
これは3姉妹とのハーレムパーティーを期待した人には、
詐欺でしかないですよねw
ストーリーは時を駆ける壮大な作りとなっていました。
そういう意味では凄く良かったのですが、
時系列面で混乱しやすい面もあり、若干勿体無かったですかね。
まぁ、十分水準以上ではあったので、かなり楽しめましたけどね。
前作と違って雰囲気が明るくなったのも、個人的には良かったと思いますし。
ストーリーも良かったけど、
何といっても一番の魅力はキャラとグラフィックになるのでしょうか。
しかとみよさんの描くキャラはとても可愛かったです。
一番接する機会が多いのはトリーなのだけど、
私はローン姉さんやニートの方が好みなんですよね。
因みにローン姉さんは、本作ではポニーテールになっています。
これは大成功でしたね。
めっちゃ、ツボにきました。
ジャンルはダンジョンRPGになります。
ゲームバランス等もしっかりしているので、
アダルトゲームのRPGとしては水準以上にあるし、
普通には楽しめるでしょう。
ただ、かなりシンプルでもありました。
水準以上ではあるものの、それ以上でもないでしょう。
システム的にこれより駄目なRPGも多いけど、
これより面白いRPGも幾らでもありますからね。
ゲーム部分に過度の期待をするのではなく、
あくまでも絵と話で勝負って認識の方が良いでしょうね。
<総合>
イメージ的には、近年の作品だと『うたわれるもの』と重なるでしょうか。
話も良い、音も良い、ゲーム部分も水準は保っている。
で、一番の魅力はキャラにあると。
初心者でも楽しめる万人向けな作りで安心感もありますし。
それでいて、突き抜けた強烈な個性が今ひとつ足りない気もするし・・・
ジャンルや話の内容は全然異なりますが、
長所や短所といった漠然とした印象が私は似ていると思うんですよね。
名作ではあるけれど、傑作足りえない理由もそんなところでしょうか。
最後に、補足というか最初に書くべきだったかもですが。
上の画像で3姉妹はトリー(三女:画面左)、
ニート(次女:画面真ん中))、ローン(長女:画面右)となります。
リアルタイムで経験している人は当然のことであり言うまでもないですが、
これは「トリニトロン」というブラウン管の名前を分割したものですね。
当時は当たり前だったけど、
若い人は知らない世代も出てきてるでしょうからね、一応補足ということで。
それにしても・・・
当時はね、トリーやローンって響きは変な感じで、
ニートだけがまともな名前じゃんよって思ったものですが・・・
時代も変われば変わるものです。
ニートは、今ではすっかり可哀そうな名前になってしまいましたorz
こんな時代が来るとは、あの頃にはまるで予想できませんでしたよ。
世の中って分からないものですね。
ランク:A-(名作)

関連するタグ PC98 /RPG /
春ゆきてレトロチカ AMBITIOUS MISSION 蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2
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2013-02-11