下級生2

下級生2

『下級生2』は2004年にWIN用として、
エルフから発売されました。

おいおい発表済の『同級生3』が先だろって思った人も多いでしょうが、
それでも『下級生』からも8年になるわけですからね。
この手のゲームが出るってだけでも嬉しかったものです。

ゲームジャンル:移動式ADV
下級生2

それに、私は竹井さんの絵より門井亜矢さんの絵の方が好みでしたから、
『下級生』の続編の方がありがたかったっていうのもありますし。

そういうわけで嬉しくはあったのですが、
発売前からそんなに期待はしていませんでした。

このシリーズは純粋にストーリーだけを楽しむというのではなく、
システム的な楽しみ方も不可分の関係にあったかと思います。
システム的な楽しみ方といっても大雑把に2つの方向性があるでしょうが、
完成度・クオリティを求めた『同級生2』とは異なり、
初代『下級生』は実験的なオリジナリティを求めた作品でした。
だからこそ、個性や新鮮なインパクトを重視する私は、
初代にはまったわけです。

しかしながら、本作は前作を踏襲しているにすぎず、
特に目新しい要素はありませんでした。
もうこの時点で、システム的に前作以下が決まったようなものです。

ましてや、この手のジャンルも8年の間に進化しているわけです。
それなのに8年前と変わらずっていうのでは、
単なる劣化版と言われても仕方ないでしょう。

また、キャラデザも初代より惹かれなかったですね。
キャラの好き嫌いは好み次第って面は否定できませんが、
今回は全体的にどれもロリっぽくなっています。
前作はロリっぽいのもいれば、
大人の魅力を醸し出しているキャラもいたわけで、
そういう多彩さが本作は欠けていたと思うのです。

それと、単純に前作は門井さんの初起用ということ自体、
インパクトが大きかったわけです。
本作にそのインパクトがないのは仕方ないといえば仕方ないですが、
事実でもあると言えるでしょう。

ストーリー面はたまきが祭になって叩かれていましたが、
個人的にはわりとどうでもいいです。
サブの1人でなら別にいても構わないと思いますし。
ただ、こういう前作ファンから絶対敬遠されそうなキャラを、
何故あえてメインで起用したのか。
それはどうにも解せないわけでして。
何かどうしても必要だというハッキリしたコンセプトがあれば、
それでも良いのでしょう。
でも、そういう何かは少なくとも私には伝わらなかったわけで、
危ない橋を渡る必要はなかったのにと思うわけです。
キャラが嫌いだからという理由での減点はしませんが、
作品全体を通じたトータルデザインのセンスは疑いたくなるわけでして、
心証的には良くないですよね。

総じて、とりあえず名作の続編だから作っとけみたいな感じで、
何がしたいのかサッパリ伝わってこない作品でした。
CGの塗りやボリューム等、基本的な内容は備わっていますが、
この手のシステムのゲームも他に一杯あるわけで、
「下級生」と「エルフ」という看板がなければ、
他の大多数の類似作品の中に埋没していたでしょう。
知名度とそこから生じるイメージの影響で過度に騒がれましたが、
基本的には特徴の薄い劣化作品だと思います。

とは言うものの、前作ほどではないにしろ、
可愛くて好みのキャラもいましたし、それなりには楽しめました。
ゲームの基礎部分自体はそれなりに良く出来ていると思いますので、
個人的には佳作扱いにしておきたいと思います。

このゲームは、作品全体のコンセプトを重視する人や、
このキャラはこうあるべきとこだわりがある人には、
凡作以下に感じられるでしょうしプレイは避けた方が良いでしょう。
逆に、特にそういうこだわりがなく好みのキャラがいたならば、
結構楽しめる作品だと思いますね。

ランク:C-(佳作)

Win98-XP DVDソフト 下級生 2

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