オベリスク プロジェクト・オスカーを遂行せよ!

オベリスク プロジェクト・オスカーを遂行せよ!

『オベリスク プロジェクト・オスカーを遂行せよ!』は、
1996年にWIN用として、NECインターチャネルから発売されました。

一応96年だと思うのですが、もしかしたら97年かも。
ちょっとその辺は曖昧です。

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時期的にマルチメディアという言葉が巷にあふれ、
ADVとしてはインタラクティブムービーやMYST系のADV盛んだった頃ですね。
本作はその流れに乗ろうとした作品なわけですが、
多くの女優が出て来る所に何とも時代の勢いを感じちゃいますね。

というのも、本作はNECとオスカープロモーションが組んで、
それで作られたゲームなんですね。
なので、藤谷美紀や小野みゆきをはじめとして、
オスカープロモーション所属の女優が何人も使われています。
で、制作発表が行われたって話も報じられていましたから、
今のADV市場にはない勢いを感じちゃいますよね。

さて、肝心のゲームの中身なのですが、
ジャンルとしてはMYST系のADVとなります。
始まりは近未来なのですが、そこからエジプトに飛ばされ、
そしてアトランティスやチベットやマヤに赴くことになります。
時空を超越して世界中の遺跡を巡るということで、
この当時のMYST系にわりと見られた設定でしょうか。
特に似た作品としては、『Time Gate』なんかが近いでしょうね。
MYST系のADVは世界観を重視するあまり、
ストーリー自体は薄めな作品が多いです。
しかしその弱点を克服すべく、
中にはストーリー面も強化しようとした流れも出てきます。
本作も『Time Gate』もそうしたストーリー強化路線の作品で、
そういう意味でも同じ方向性にあるかと思います。

後は好み次第でしょうね。
ストーリーも強化しようとした狙いは良いのでしょうが、
実際に狙い通りに成功した例はほとんどなく、
違う面で光る作品が多かったりするのです。

例えば『Time Gate』なんかはパズル部分が秀逸で、
それで私も高く評価したものです。
本作にも出てくるエジプトはこの当時のADVに良く使われた題材で、
『アンク』なんかはエデュテイメントソフト的側面もあり、
そうした教育面や資料的な付加価値があったわけですね。

かように一見すると似たような路線でも、
持っている魅力の方向性はそれぞれに異なるわけでして。
上記の2作品の有する魅力は、確かに本作にはないでしょう。
しかし、ゲームは画面を見てやるわけですからね。
見ていて楽しい方が良いし、
美人が出てくれば気分的にも楽しくなってきます。
本作はオスカープロモーション所属の女優が多数出てきますから、
キャラの美人度では1番なんですよね。
ファンなら買いだろうし、
そうでなくとも決してマイナスにはならないでしょう。
単純に見て楽しいかを重視するならば、
本作を選ぶという選択肢もありだと思います。

まぁ、個人的には普通に楽しめたってところでしょうかね。
国産にしては珍しく攻めたイメージもありますし、
そこら辺も考慮して少々甘いかもしれませんが良作としておきます。
タレントを使って普通に楽しめるゲームって意外に少ないので、
そういうゲームもたまにはあって欲しいものですね。

ランク:B-(良作)



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