輝光翼戦記 天空のユミナ

輝光翼戦記 天空のユミナ

『輝光翼戦記 天空のユミナ』は2009年にWIN用として、
ETERNALから発売されました。

ゲームジャンル:RPG

天空のユミナ

ストーリー的には序盤は生徒会長になるのが目標で、
そこから舞台が宇宙にまで広がっていきます。
RPGとしてはあまり見かけない設定のように思いますが、
80年代のアダルトゲームのRPGにはいろんなのがありましたからね、
何か80年代的な懐かしさも感じました。

さて、妙な懐かしさを感じつつも、
だからと言ってそれほど面白いストーリーとも思わなかったのですが、
設定の新鮮さで引っ張っていくことには成功しましたので、
これはこれで及第点以上とは言えるでしょう。
確かにいろいろ課題も残るけれど、細かいことはさておき、
まずマンネリ打破でこういうのを出したことに意義があるってとこでしょうか。

戦闘システムも一工夫が加えられていますし、
平凡なRPGに飽きたよって人にはオススメできるゲームでしょう。

ただ、若干問題も有していたわけでして。
まず、戦闘システムが変わっているのは良いのですが、
長いわりに単調なので飽きてきます。
プレイ開始時には確かに新鮮さを感じていたはずなのに、
終わる頃には飽きたと思えてしまうのは、ちょっと勿体無い話です。

ここはもう少し何とかならなかったのかなと個人的には思うわけですが、
当然ながら個人差はあります。
私は長すぎて飽きてしまったのですが、
飽きなければボリュームは文句なしに十分なので、
長い間楽しむことができるでしょうから。

それとやや気になったのはADVパートで、立ち絵が動きません。
メッセージ枠だけで進行しますので、
最近のゲームにしてはとても寂しく感じてしまいましたし、
画面全体を活かせてると思えません。
戦闘エフェクト等、グラフィックも部分的には頑張っているのですが、
全体で見ると長所とは言い切れないようにも思います。

総合的には佳作ってところでしょうか。
こういう路線は本来は好きなのですが、
戦闘が面倒臭い上に飽きてしまったので、
あまり楽しみきれなかったのかなと。
評価には幅がありうるわけですが、
私は想定できる枠の下の方に位置していると思います。
なので、これは自分に合いそうだなと思った人ならば、
もっと楽しめるのは間違いないでしょう。
飽きなければ名作もありうると思います。
作品の評価は厳しめになっていますが、
次の作品には期待したいなと、
可能性を感じさせてくれる作品ではありました。

ランク:C(佳作)

天空のユミナ
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