は~りぃふぉっくす 雪の魔王編

は~りぃふぉっくす 雪の魔王編

『は~りぃふぉっくす 雪の魔王編』は1986年にPC-88用として、
マイクロキャビンから発売されました。

84年に発売された『は~りぃふぉっくす』の続編ですね。


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<感想>


ゲームジャンル:コマンド入力式ADV

前作をやらなくても話が分からないということはないですが、
前作をやった方が気持ち的には大分違ってくるでしょう。

…てか、軽くショックだったんですよね。
というのも、前作は子ギツネを助けるために、
母ギツネ(プレイヤー)が奔走する話でした。
そして母ギツネの頑張りのおかげで、
子ギツネは無事助かることが出来たわけです。
本作はその続きの物語となるのですが、
なんとあの母キツネが、長く続く寒さの中、
雪山で命を落としてしまいます。
こういうのは、個人的に辛いです。
人に降りかかる不幸より、動物ネタで悲しい方がキツイです。

とはいえ、これはOPに過ぎません。
子ギツネは悲しみを乗り越え、
前作で看病してくれたマリに会うため走り出します。
しかし、そのマリは雪の魔王に連れて行かれてしまっており、
会うことができません。
また、多くの命を奪った寒波も雪の魔王の仕業と分かってきます。
そこで子ギツネは雪の魔王を目指して旅に出るわけで
…ってのがおおまかなあらすじになるでしょうか。

ゲームはコマンド入力式のADV。
基本的にはほとんどの面で前作を超えていますね。
ゲーム部分は難易度は下がりましたが、
それは理不尽さがなくなっただけなので逆に好印象でしょう。
プレイヤーの出来ることは増えましたし、
謎解きも若干ですが奥深くなっていますし、
トータルでは進歩していると思います。

ストーリー面も前作よりよくなりましたね。
あらすじでも分かるように、本作は動物が主人公で、
登場キャラの多くも動物たちです。
この動物さんたちの個性も前作よりハッキリしてきて、
アニマルアドベンチャーとしての姿がより鮮明になってきた感じです。

ただ、気になった点も2点ほどありまして。
まずはグラフィックですね。
画質等は前作より進化していますが、
舞台がどうしても銀世界ばかりでちょっと単調だったんですね。
そういう点では前作の方が優れていたかと思います。
またこの頃には、少しずつ演出の派手なADVも増えてきています。
そういうのと比べると、どうしても地味な印象は拭えません。

それと、この頃には大半のADVがコマンド選択式になっていました。
その中で入力式で発売された本作は、
ちょっと古いような置いていかれた印象があったかと思います。
もちろん入力式でもそれを活かしていれば別ですが、
本作の内容なら選択式でも構わなかったでしょうしね。

<総合>


プレイして楽しいし良作であることは間違いないのですが、
上記の気になった点と本作ならではという要素がないことから、
私としては良作にとどめておきました。

とはいえ、ストーリー・キャラ・ゲーム性と、
中心的な内容が進化しているので前作が好きな人は楽しめるでしょう。
また、今では逆にこういうゲームってないですからね。
新規の人でもこういう雰囲気が好きならば、
結構新鮮な感じで楽しめるのではないでしょうか。

ランク:B(良作)

関連するタグ PC88 /ADV /コマンド入力式 /


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