最終痴漢電車3

最終痴漢電車3

『最終痴漢電車3』は2010年にWIN用として、
アトリエかぐやから発売されました。

前作から7年ですか…随分と間が空いたものですね。

ゲームジャンル:コマンド選択式ADV

最終痴漢電車3

もともと自分がかぐやを知ったのは『最終痴漢電車』だったわけでして。
そういうこともあってか、
かぐやって『最終痴漢電車』のとこだよねってイメージが強かったです。
でも、7年もあいちゃうと、
そんなイメージを抱いている人は少ないんだろうなと思ったりも。
まぁ、別に前作をやらなくても全然困りませんし、
どうでもいいことかもしれませんけどね。

さて、このゲームの印象に関しては、
どこに重きを置くかでも結構変わってくるように思います。
まず、とにかく実用性重視の人、
良質の抜きゲーを探している人は悩むことなく買いでしょう。
また、かぐやのファンの人も買いでしょうね。
そういう視点からは非常に優れた作品ですし、
穴がないゲームということから、
総合的に見ても良作以上であることは間違いないと思います。

ただ、その上で名作と言えるかとなると若干厳しい面もあるかと思います。
理由は大きく2点ほど。
1つ目はシステム面ですね。
本作はひとことで言えば、コマンド選択式のADVになります。
具体的に見ると、マップ上から移動先を選択し、
ターゲットがいた場合はイベントや痴漢モードになります。
この痴漢モードがコマンド選択式となるわけです。
抜きゲーとして考えた場合はこの手軽さがプラスに働くのですが、
痴漢ゲー好きには物足りないんですよね。
もっと自由にあちこち触ったり反応を楽しみたいわけで、
過去にそういうゲームが幾つもあることを考慮すると、
痴漢ゲームとしては決して優れているとは言えないでしょう。

ここはね、その物語を表現するのに、
一体どのジャンルが適しているのかという問題でもあるわけです。
過去のいろんなゲームが指し示すように、
痴漢行為とポイント&クリック式のシステムは非常に相性が良いです。
P&C式だから即名作となるわけでもないのですが、
上手くシステムを使いこなせれば面白くなる確率がぐっと高くなります。
そうなってくると、選択式がどれだけ頑張っても及ばないんですよね。
だから痴漢ゲームとしての本作は、どうしても物足りなくなるのです。

とは言うものの、調度良い機会なのでここで書いておきますが、
痴漢ゲーということを忘れて選択式部分にだけ注目した場合、
実は結構良く出来ていると思うのです。
コマンド選択式は作品によっては総当りを強いられる作品もあり、
場合によっては総当りゲーと揶揄されます。
しかし、そんな一部の例で全てと思われるのは、不愉快極まりない話です。

本作はマップ上から移動先を選ぶのですが、
朝1回、昼1回…って感じで移動回数に制限があります。
移動できる箇所は多く、とても総当りなんてやってられません。
でも、どこに誰がいるのかとか情報が与えられているので、
目的に応じて計画を組み立てていくことができます。

これは痴漢モードでも同じことで、
選択できるコマンドは結構いろいろあります。
でも、痴漢できる回数には制限がありますし、
ゲージを溜めなければ次の段階に進めないところ、
不適切なコマンドではゲージが溜まらず先に進めません。
とてもじゃないけど、総当りなんてできないでしょう。
でも、事前に調べた情報でこのキャラはこう攻めれば良いと分かるので、
ちょっと考えれば効率的に進めることができるのです。
効率良くおとせるかはプレイヤーの攻め方次第なわけで、
プレイした人ならわかると思いますが、
このゲームを総当りする人はいないでしょうし、
いたとしたらその人が馬鹿なだけなんだと思います。
まぁ個人的には、情報過多で少し難易度が低かったかなとも思いますが、
プレイする主な層を考えると調度良い難易度なのかもしれませんね。

選択式は古い作品に多いので例えで説明しにくい面があるのだけれど、
本作は新しい作品なので具体例としては適切な作品でした。
ただぼ~っと読み進めるのではなく、
ちょっとだけプレイヤーに考えさせる。
それによってストレスなくゲームが進行していく。
単純にコマンド選択式として見た場合は、
やっぱりよく出来てると思うんですよね。

しかし、この点でもって名作理由としなかったのは、
別にこのゲームだけが特別ではないからです。
調度良いから具体例に使ったけれど、
過去にも良く出来た選択式のゲームは幾つもありますからね。
長くなったけど、理解してもらいたいのは大まかには2点で、
1つは名作を決定付けるほどの理由にはならないけれど、
誰もがストレスなく楽しめることができるという意味で、
良作を決定付けるだけの良質なゲーム性は有していること。
1つは、昔から選択式にだっていろいろあるってことですね。
まぁ、その区別も出来ずに何でもかんでも総当りと表現されると、
コイツ本当にプレイしたのかって疑問に思っちゃうし、
自分の無能さを棚上げしてゲームのせいにされても困るということです。

さて、脇道にそれまくりましたが、2つ目はストーリー面ですね。
本作の主人公が無駄に格好良いからでしょうか、
ヒロインらがあっさり堕ちてしまうので、
痴漢と言いつつほとんどが和姦っぽくなってしまいます。
途中から合意の上での痴漢になっているため、
何か痴漢をしているのではなく痴漢プレイをしているだけって感じがして、
とても違和感を感じてしまいました。
普段痴漢ゲームをやらない人ならば気にならないでしょうが、
どうにも痴漢に重きを置いたストーリーとは思えないわけでして。
痴漢の良さを分かっている人のストーリーではなく、
痴漢物好きを納得させられる内容とは言えないでしょう。

そういうわけでCGやボリューム面等では非常に良質とは言えるものの、
システム・ストーリーという核となる両要素で、
痴漢ゲーを納得させられる痴漢ゲーになっていませんでした。
ここで冒頭のどこに重きを置くかって話に戻るのですが、
単純に抜きゲーとしては名作と考えても良さそうではあるんですよね。
でも、そうなると舞台が電車内中心で手段が痴漢から始まるってのが、
バリエーションの狭さに通じてしまい、
抜きゲーのシチュ的には若干の物足りなさを感じてしまいます。
もちろん、その狭い空間での行為という特殊性を活かしていれば、
それはそれで名作足りえたでしょう。
しかし上記のように車内での痴漢を望む層を満足させる方向には、
このゲームは作られていないわけです。
非常に良質なゲームで満足度は高い作品ではあるのですが、
この作品ならではという要素に乏しく、
名作と言うにはもう一つ足りなかったのかなと思います。
なのでトータルでは良作にとどめておきますが、
これを本気で酷評する人はほとんどいないでしょうし、
繰り返しますが比較的万人向けな満足度の高いゲームではありましたね。

ランク:B-(良作)

最終痴漢電車3



DL版
最終痴漢電車3 dl

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奏ルートのブリーフ嗅がせながらセックスに萌えました。
エロゲーでブリーフは珍しいですね。
こういうシチュがないのが意外。

まぁそもそも、3次元でもブリーフは少数になってきているので、
エロゲで出るのは少なくて当然なのかもしれませんね。

シチュ的には、これは、匂いフェチとかそういう方向での特化作品でない場合、
ライターにそういう性癖がないと浮かんでこないのかなと。
あまり開拓のされていないジャンルでしょうしね。

どうもありがとうございます。
>3次元でもブリーフは少数になってきているので
エロゲー的には寝取り男が履いてそうなイメージなので、残っていきそうですね、ブリーフ関係は。

匂いについてはエロまんがだと結構あるシチュエーションですね。
エロゲにはないのが不思議なぐらい。

痴漢ゲームはinterheartが有名ですが、
こっちの方が男性キャラを大事にしてるイメージで好印象でした。

> エロゲー的には寝取り男が履いてそうなイメージなので、残っていきそうですね、ブリーフ関係は。
確かに。キャラに何かしら印象付ける小道具としては便利そうなので、残りそうですね。
まぁ、ライターが若返って、一度もブリーフを穿いたことがない世代とかが中心になると、消えていきそうですけれど。

> 匂いについてはエロまんがだと結構あるシチュエーションですね。
> エロゲにはないのが不思議なぐらい。
エロ漫画だと、それを書きたくて入っていった人が多いのかなと思いますが、エロゲは、エロを書きたくないライターとか一杯いますからね。特殊性癖にこだわりのあるライターは少なそうですしね。また仮にあっても、売れ筋のゆるい萌えゲーを作るのであれば、よりライトな方向に作るでしょうから、特殊性癖を混ぜることはしないでしょうし。その辺の窮屈さが、今のエロゲの厳しいところでもあるのでしょう。

> 痴漢ゲームはinterheartが有名ですが、
> こっちの方が男性キャラを大事にしてるイメージで好印象でした。
interheartは、ゲーム性重視なところがありますし、あまりキャラにこだわっていないように思いますね。

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