レジェンドオブドラグーン
SCEから発売されました。
グラフィックはとにかく凄かった作品でしたね。
ゲームジャンル:RPG

昔からADVをやっているものだから、
何だかんだでグラフィックの綺麗なゲームが好きなわけでして。
綺麗なムービーの多いゲームも当然好きだから、
PS時代のFFも非常に好きでした。
PS時代のムービーを用いたRPGでは、
スクウェアが完全に頭一つ抜け出ていたわけですが、
唯一並びうる作品があるとすれば、それは本作になるのでしょう。
本作はとにかくCGとムービーの出来が抜群で、
これは紛れも無く長所と言い切れるかと思います。
ただ、大抵のシステムは平気な私なのですが、
このゲームは全く駄目でした。
一番の理由は、何と言っても戦闘ですね。
本作はタイミングにあわせてボタンを押す必要があり、
いわば目押しの要領が必要となってきます。
ちょっとでもずれるとダメージが大きく変わってきますので、
ここを得意とするか否かでゲームの印象はガラリと変わると思います。
残念ながらACT系の苦手な私はこのシステムが苦手だったのですが、
それならそれでも良いのです。
私が下手だという理由では、マイナスにはなりえませんからね。
しかし良いゲームってのは複数の手段・選択肢があるもので、
そういう自由度が少なからずあるものです。
だから目押しが苦手でも別の救済策があれば問題ないんですよね。
しかし、本作は雑魚を倒してもほとんどレベルが上がらないし、
このシステムを極めるしか道がなかったのです。
そういう選択の幅の狭さにまず問題を感じました。
また、本作では戦闘が非常に長時間になりがちです。
これが戦闘重視のRPGならそれでも良いのでしょう。
でも、1番の特徴はムービーなのです。
先に進ませなければ意味が無いわけで、
こういうムービー・ストーリー重視の作品の雑魚戦は、
さくっと快適に終わるくらいで調度良いのだと思います。
全部を均等に頑張るというのは素人の発想であって、
注目して欲しいところとそうでないところでメリハリをつけるのが、
プロの仕事なんだと思います。
雑魚戦に毎回時間をたくさんとられるのは苦痛だったわけで、
ここら辺にもセンスの無さを感じてしまうのです。
総合的には凡作でしょうね。
確かにグラフィックは良かったのだけれど、
それ以外が壊滅的に悪すぎましたから。
もう少しバランスを配慮してくれたら名作にもなりえただけに、
非常に残念な作品でしたね。
ランク:D(凡作)

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