それは舞い散る桜のように

それは舞い散る桜のように

『それは舞い散る桜のように』は2002年にWIN用として、
BasiLから発売されました。

感性は人それぞれなんだなと、痛感した作品でした…

ゲームジャンル:ノベル系ADV

それは舞い散る桜のように

原画をつとめる西又葵さんの絵が好きで、
このブランドのゲームは『Bless』の頃から買っていました。
キャラの可愛さは本作でも健在です。
(ただ、一方でこの頃からどれも同じに見えてきたのも事実でして。
好きなのと飽きてきたのと両方が入り混じった微妙な時期でもありました。)

私のように絵から入った人も多いとは思いますが、
それ以上に本作を有名にした要素はテキストにあるのでしょうね。
当時はとにかく笑えるっていうので有名でした。
あの頃に笑えるゲームのアンケートをとったならば、
間違いなくトップ3以内に入ったでしょうし。

ブランド発足時から発売日買いをしてきた身としては、
発売日前にはかなり期待もしたんですけどね。
世間の反応と同じように笑えれば良かったのですが、
残念ながら私は全然笑えませんでした。
今になっても、どこで笑えるのかがサッパリ分かりません。
これはギャグゲーの宿命でしょうね。
泣きゲーなら泣きのツボは皆結構近いものがあるので、
そんなには評価もぶれません。
でも、笑いのツボって人によって全く異なりますからね。
大抵のギャグゲーは好きで、
前年の『秋桜の空に』なんかでも大笑いした口ですが、
これは全くもって駄目でした。
というか、評判の良いギャグゲーで笑えなかったのは、
このゲームが初めてだったわけで、それだけにちょっとビックリでした。

こういうギャグゲーで笑えないとなると、
全く楽しみようがないんですよね。
それでもストーリーがしっかりしていれば話は別なのですが、
それ散るの場合はストーリーが面白くない上に未完だったわけでして。
明らかにストーリーの途中で終わっており、
あれには唖然としてしまったものです。
これでは仮にテキストが凄く楽しめたとしても、
最終的にはあまり高く評価できないでしょうね。

まぁ、感性は人それぞれなので、
当時ならばギャグゲー好きにはオススメの作品ではあったのでしょう。
ただ、あれからもう8年になりますよね。
最近始めた人なんかは、また笑いのツボも違ってきているでしょうしね。
そうなると、もう気軽にはすすめにくいかもですね。

ストーリーはブツ切れだし、テキストは笑えないし、
絵もそれまで程の魅力を感じなくなったしで、
本来ならプレイしたことすら忘れそうな本作。
なのに何年も覚えているのは、主題歌が秀逸だったからです。
これだけはガチでしたね。
この曲だけはいまだに聴いているので、
私にとってのこのゲームはこの曲だけのためにあると言えるし、
それだけで元が取れたことから佳作としておきます。

ランク:C-(佳作)

それは舞い散る桜のように

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