処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~

処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~

『処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~』は、
2010年にWIN用として、キャラメルBOXから発売されました。

おとぼくシリーズの第2弾ですね。

処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 通常版

<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
先祖に北ヨーロッパの血を持つがゆえに、美しい銀の髪を持つ少年、千早。
だがその容姿は好奇の的となり、
そしてその伶俐さゆえに打ち解けず人を拒み、不登校となってしまう。
そんな千早を見かねた母親は、
最後通牒として転校して違う学校に通うよう言い渡す……
だがしかし、そこは、親族が運営するお嬢さま女学院だった!!
侍女であり、幼なじみである史と共に無理矢理送り込まれた学院の女子寮…
…そこで千早は、薫子という少女と運命的な出逢いをする。
どんなことにも真っ正直にぶつかっていく【薫子】
そして世を拗ね、高みから物を見るような【千早】
互いに影響し合い、反目し合いながらも、
千早と薫子は奇妙な友情で結ばれていく。
そんな中、ふたりはエルダー候補に祭り上げられてしまい…!
果たして、彼は無事に学園生活を送ることが出来るのか!?
そして新しい出逢いは千早をどう変えていくのか?
今度はちょっぴりビターでスラップスティックな<女装潜入ファンタジー>
新しい物語が、いま再び開幕します。

<感想>


内容的には広い意味では学園物・恋愛物となるのでしょうが、
主人公が女装してお嬢様学校に編入しますので、
まずは女装物が好きな人向けと言えるでしょう。
同時に、お嬢様学校ということで、『マリみて』みたいな、
「お姉さま」って雰囲気が好きな人向けでもあるでしょうね。

本作はおとボクシリーズの2作目で、
直接のつながりはないものの、
何れも女装した主人公が女子高に入学します。
初代おとボクは女装物人気の火付け役にもなりましたね。
ただ、私はいまいち女装物の良さっていうのが分からなかったわけでして。
もちろん、女装物ならではの良さってのもあるのでしょうし、
最近ちょっと分かりつつもあるのですが、
少なくともこの作品からはそれが伝わってきませんでした。
いまだに、これって別に主人公は女性って設定でも良いじゃんって、
そう思っちゃいますしね。

っていうか、千早が可愛すぎなんですよね。
主人公の千早は完璧超人で、中身も見た目も一番良いものだから、
一番萌えやすいのですよ。
これが男ってのは、ちょっと勿体無さすぎでしょう。
(Hシーンでも女っぽいですしね…)

逆に、お嬢様学校を描いた作品としては、とても良かったと思います。
こういうのって、テキストが大事なことは確かだとしても、
それ以上に見た目が大事なんだと思うのですよ。
マリみてだって、あのイラストがあればこそでしょう。
雅できらびやかな雰囲気の演出には、絵が伝える魅力が大事なんです。
前作はちょっとその辺が物足りなかったんですよね。
いかにも萌えゲー的な絵で、
もちろん萌えゲーならそれでOKなのですが、
こういうゲームの絵ではないだろうって感じで。
その点、本作の絵はとても繊細で、
いかにもって雰囲気が漂っていました。
今回はワイド画面になっていて、
更に良い雰囲気を醸し出していましたしね。
ゲームがワイド画面であることは必ずしも必要ではないと思うのですが、
少なくともこのゲームでは良い方向に作用していたと思います。

テキストも良かったですし、
こちらが期待したいイベント等もちゃんとありましたし、
初回プレイ時はとても楽しかったです。
OPも良かったですしね。
この手の作品の代表作であるということを重視するならば、
名作と考えても良いかと思います。

ただ、共通部分が長いわりに個別が短く再プレイが面倒とか、
演出面もちょっと物足りないであるとか、
問題もいろいろあるんですよね。
余計なキャラにまでEDがあるわりには、
肝心なキャラとのEDがなかったりもしますし、
最初のプレイ時のおぉ~面白れぇ~って感触とは反対に、
冷静に見直すといろいろ粗が出てくる感じです。

加えて、今回は2人のエルダーと題しているわりには、
千早ばかり凄すぎてもう一方の薫子の魅力の描写が足りず、
とても並び立つ存在には思えません。
ここをハッキリさせていれば前作とは違った良さを出せたのでしょうが、
それがないから前作と同じじゃんって気にもなっちゃうのです。
まぁ、他でフォローはされてるみたいですが、
できればそれをこのゲーム内でやって欲しかったのかなと。
なのでゲーム内に限ってみるならば、
無難に纏めた優秀な後継作ではあるけれど、
この作品ならではって要素が薄く感じてしまうのです。

<総合>


総じて、同系統のジャンルの中ではかなり優秀な作品と言えるでしょう。
この手が好きならば、きっと満足できる内容だと思います。
ってか、主観面だけで言えば、実はかなり好きな作品だったりします。
しかし、その上で名作と言い切るにはもう一つ個性が欲しかったわけで、
そこら辺も考慮すると、
トータルでは限りなく名作に近い良作ってところでしょうか。
いろいろ惜しいところも多かっただけに勿体無かったですね。

ランク:B(良作)

処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 通常版

DL版
処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダーdl

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