美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-

美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-

『美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-』は2020年にWIN用として、
ωstarから発売されました。

前作から3年近く待たされましたが、
2011年12月から始まったシリーズの完結編になります。



<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
人気作家・皇の文学賞受賞パーティーで、例の温泉旅館に集った深見達。
楽しい時間を過ごす中、編集者の月丘から、
ある女子学園の怪事件の話を聞く。
興味を持ったベストセラー作家にして名探偵の皇は、
なんと深見を巻き込み、事件の渦中にある
私立讃咲良学園での調査に乗り出すことを宣言した……。

<感想>


このシリーズを知らないという人もいるかもしれないので、
簡単な説明から入ります。
美少女万華鏡シリーズの1作目は2011年12月の発売であり、
完結編である本作まで、シリーズ通算で6作が発売されています。
8年半くらいで6作なので、作品ごとの間隔は、
単純計算だとそれほど長くもないように見えます。
ただ、5作目である前作が2017年の7月発売であり、
本作まで3年近く空いていますから、今回は結構待たされた印象です。
このシリーズは、いわゆるミドルプライスの作品になります。
価格とボリュームはミドルプライス級なのですが、
グラフィック枚数はフルプライス並であり、
高品質かつ多数のグラフィックと、良質なストーリーで、
1作目からファンの多いシリーズでした。
若いユーザーだと、あまり知らない人も増えてきているかもですが、
原画の八宝備仁さんは、90年代から人気の方でして。
同人時代(田中ブラザーズの頃)を含めると、
PC98時代から活躍されている人気原画家だったんですよね。
私も田中ブラザーズのS.A.シリーズの頃から好きでしたし、
『無垢 弐』(1997年)なんかも名作でしたよね。
その八宝備仁さんのグラフィックが、通常より安い値段で存分に楽しめ、
それでストーリーも楽しめるわけですから、
そりゃファンがいるのも当然ってものでしょう。
とはいえ、2011年から2020年までの間、八宝備仁さんは、
結局このシリーズだけでしたからね。
ここ10年以内に入ってきたユーザーだと、
美少女万華鏡シリーズって何それ、八宝備仁さんって誰?と思う人も、
結構増えていそうですよね。
また、1作目を楽しんだユーザーも、
今一体どれだけ現役として残存しているものやら。。
何か悲しい方向に話が脱線しかけたので、軌道修正しますが、
エロゲはコスパがな~というような人にこそ、
このシリーズをプレイしてみてもらいたいものです。

なお、このシリーズは、上記のとおり本作で6作目になります。
シリーズ間でのつながりは薄いことから、
必ずしも1作目からプレイする必要はなく、
気になった作品からプレイしてみても良いでしょう。
ただし、本作は完結編ですので、
本作からプレイするというのは止めた方が良いでしょうね。
特に本作は、これまで座敷童みたいな存在だった、
蓮華という少女の物語になります。
特に後半なんか、本当にただの蓮華ゲーであり、
蓮華に愛着がある人ほど楽しめる内容になっています。
ずっとシリーズを追い続け、蓮華に愛着があるほど楽しめるので、
本作だけは最後にプレイした方が良いといえます。

さて、肝心の内容ですが、蓮華がストーリーの中心になることで、
これまでのような奇想天外さというか幻想的な雰囲気というか、
そういうものは失われたのかなと思います。
ただ、これは構造上、仕方ないのでしょう。
そのかわり、これまでのエピソードの集大成として、
上手くまとめることができていれば、
そういう意味での満足度が生まれていたように思います。
しかし、ここは少し残念ながらというか、
ちょっともの足りなかったように思います。
低価格で何年もかけて作ったことの弊害ですかね。
まぁ、未完に終わったりグダグダになって終わるのと比べれば、
それなりの形で終わらせたことだけでも良しと言えるでしょう。

かように、美少女万華鏡シリーズの最終作としては、
ギリギリ及第点レベルの作品だと思うのですが、
蓮華ゲーとしては良かったと思います。
エロゲ的な炉利ではなく、貧乳スレンダーな、
実際にいそうな少女の体形が、何とも言えないエロさを醸し出し、
さすが八宝備仁さんだとあらためて思いました。
抜きゲー的観点からも、十分満足できるでしょう。

<総合>


シリーズ完結編としては、少しストーリー構成にが雑な部分があり、
単体としての評価は佳作程度なのかなと思います。
また、個人的には、このシリーズに辛めの評価が多かったのですが、
他方で、あらためてシリーズ全体として考えてみた場合、
そして今のエロゲ事情というのも考慮した場合、
このシリーズはやってみる価値のある作品だと思います。
その意味も含めて、シリーズ全体に対する評価として、
一応良作としておきます。

最後に、本作では最初に名前を入力するのですが、
名前は考えて入力しましょう。
そうでないと、後で後悔すると思います笑

ランク:B-(良作)

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