『悪女の栄冠』

『悪女の栄冠』

『悪女の栄冠』は2019年にWIN用として、
エムサイズから発売されました。

マゾ向け特化作品を作り続けるエムサイズ。
その中でも、代表作となる作品ではないでしょうか。

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<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
なお、選択肢はありませんので、
デジコミ感覚で楽しめる作品になっています。

あらすじ・・・
尾ノ崎学園野球部は部員総数9名の弱小世帯。
だが恵まれぬ環境にもめげず、彼らはキャプテンの健二を中心に、
初の公式戦勝利を目指して練習に励んでいた。
そんなある日、野球部に初のマネージャーが入部してくる。
ボブカットが初々しい彼女の名は、小石川 花。
花の声援に後押しされ、さらに闘志を燃え上がらせてゆく尾ノ崎ナイン。
これから彼らを待ち受ける運命など、何一つ知らぬままに……。
ひたむきな青春を少女に弄ばれ、
どんどんマゾ堕ちしてゆくM男向けADV!

<感想>


マゾ向け特化作品が好きな人で、
エムサイズを知らない人はいないと思います。
もっとも、商業ブランドではなく同人サークルではありますから、
マゾ向け作品が好きな人の中にも、
もしかしたら知らない人はいるかもなので、
もし該当する人がいたら、過去作を漁ってみてください。
エムサイズの過去作は素晴らしい作品が多く、
私も名作にするか最後まで悩んだ作品がいくつもありました。
しかしながら、制作間隔が空いてからのここ2作品は、
個人的にはハズレであり、このサークルの作品も、
もう検討候補から外そうかなと考えていたところでした。
しかも、本作のサンプル画像を見ると、
あまり良さそうに見えなかったですしね。
だから本作を最後にするつもりだったのですが、
まさか、ここにきてブランド最高傑作が出てくるとは、
まったく思いもしませんでした。

さて、本作は上記のとおり、M向け特化作品になりますので、
そういうつもりでプレイを開始するわけです。
そうすると、爽やかな青空が映りだされるとともに、
爽やかなOP曲が流れ始めます。
なんだ、この爽やか青春ものみたいな展開は、
やるゲーム間違えたかと思わされるのですが、
そこからマゾ堕ちしていく展開になり、
うむ、やっぱりいつものエムサイズだとなるわけですね。
ただ、本作はそこで終わらないわけで、
そこからまた青春感動ものになっていくのです。
そして、そこからまたエムサイズらしい展開になるわけで。
プレイをしていて、青春ものとしての爽やかな気持ちになりつつ、
マゾ堕ち展開に興奮するという、他の作品では得られない、
何とも複雑な気持ちになってくるのです。

主人公の花は、男たちをマゾ堕ちさせていくだけではなく、
最後に、その先があることに気が付きます。
同時にそれは、私が求めていたものでもあったのでしょう。
つまり、エムサイズはこれまでにも、
M向けというジャンル内では最高クラスの作品を作ってきました。
ジャンル内では名作と呼べる作品はいくつもあるのに、
一作品としては名作認定に一歩届かなかったのは、
もう一つ突き抜けた部分がなかったからなんですよね。
それは、マニアックなシチュだけを求めても駄目なわけです。
その私の求めていたものに対し、
この作品はきっちりと応えてくれたわけで、
まさに待ち望んだ作品と言えるのでしょう。

<総合>


総合では名作と言えるでしょう。

エムサイズファンに向けたマニアックなシチュについては、
クリア後のオマケシナリオの方にあるので、
本編自体はそれほどマニアックなわけではありません。
しかし、個人的にはオマケはなくても良いと思えるほど、
本編で十分に満足できました。
マゾ向けゲーの代表作はこれだと断言できる作品は、
これまであまりなかったように思いますが、
マゾ向けゲーの未経験者に対してもすすめられる、
素晴らしい代表作が誕生したと言えるのではないでしょうか。

ランク:A-(名作)




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