DEAD OF THE BRAIN  ~死霊の叫び~

DEAD OF THE BRAIN  ~死霊の叫び~

『デッド・オブ・ザ・ブレイン 死霊の叫び』(DOB)は、
1992年にPC98用として、フェアリーテールから発売されました。

「ナイトメアコレクション」の第1弾になりますね。

ゲームジャンル:コマンド選択式ADV

dob01.jpg

このゲームの知名度って、一体どのくらいあるのでしょう?
というのも、本作と続編が一緒になったPCエンジン版が、
『デッド・オブ・ザ・ブレイン 1&2』として発売されていまして。
しかもずっと発売が延期されて一度は発売が見送られるものの、
一部の店舗で99年に発売されたんですよね。

PCエンジン市場なんてとっくに廃れた頃ですし、
PCエンジンSUPER CD-ROM2用としては確か最後のゲームですしね、
一般の人は出たことも知らないでしょう。
でも、そういう最後のゲームとかって、いつの時代も好きな人は好きでしょ。
だから意外と知っている人も多いのではないかなと。
個人的にはこの時期はちょうど秋葉原に行くことも多くて、
秋葉原では良く見かけましたしね。

さて本題であるオリジナル版の話に戻りまして、
本作はナイトメアコレクションの第1弾として発売されました。

前年である91年に沙織事件があり、
フェアリーテールを擁するアイデスからも逮捕者が出てしまいました。
その影響もあって方針転換をせざるを得なかったのか、
翌92年のアイデスはいろんな可能性を模索していたんですよね。
その過程で多様なADVを作り出していったわけで、
本作もその中の一本となります。

具体的にみてみますと、
DOBは洋画のような雰囲気のホラー作品で、
エロ要素に代わるものとして、
残虐性や暴力描写などにも力を入れようとした作品だったのです。

まず良い点としては、やっぱりグラフィックになるのでしょう。
アイデス作品はグラフィックは抜群というのが多い中で、
この年のは実は微妙に崩れているものもあったように思いますし、
ちょっと不安定さもあったんですよね。
でも、DOBはしっかり描きこまれていましたし、
サウンドとの相乗効果で非常に雰囲気が良くなっていました。

ストーリーはホラーのお約束が詰まっていますので、
そういうのが好きなら結構楽しめるでしょう。
しかし、良くも悪くもB級ホラーって感じで普通なんですよね。
まぁ私は「怖い」という感覚が麻痺しているのか、
全般的にホラー系は人より楽しめない傾向が強いので、
今回はあまり当てにならないかもしれませんけれど。

システムは基本的にコマンド選択式のADVですが、
ときどきFPS的な戦闘シーンになりました。
ADVにときどき見られる手法ですし、
緊張感が増すとして好きな人は好きなのかもしれませんが、
個人的にはあまり好きではない手法ですね。

全体的には雰囲気ゲーになるのでしょう。
こういうホラーゲームがあまりなかった時代でもあるので、
そういう意味ではインパクトないしポイントは高いのでしょうけどね。
まぁ私のその雰囲気に酔った口なのでギリギリ良作としておきますが、
システム及びストーリー自体には斬新な部分はなく、
全体の調和で楽しませる類の作品であり、
好きでない人まで魅了する魅力はないものの、
この手が好きな人なら楽しめるって感じの作品なのでしょう。

本質的にこういうのが好きというわけでもないのですが、
人はないものねだりですので、
またこういうゲームもやりたいなと思ってしまう作品ですね。

ランク:B-(良作)

デッドオブザブレイン

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