『folklore「フォークロア」』

『folklore「フォークロア」』

『folklore「フォークロア」』は2007年にWIN用として、
inspireから発売されました。

これなんだよなと、
これまでの不満が解消された作品でした。

d_080463jp-001.jpg

<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
古く、遠い北の地で
ただ、田畑を耕す事で生きてきた若者、
エーレの前に現れた不思議な娘。
娘は若者の本当の望みを知り、彼に「戦う」術を教えていく。
そして、若者が「剣に生きる」事を決めた時、
村に災厄が始まろうとしていた。
その何もかもを、
娘は初めから見透かしていたかのようにも見えた……。

<感想>


はまる人ははまるのだけれど、
全体としては決して評価が高いとはいえない・・・
inspireの作品には、そのような印象があります。
確かに、ライターのテキストには魅力があり、
そこにはまる人がいるのも分かるというものです。
にもかかわらず、世間一般での評価が伸びない、
つまり楽しめなかった人もそれなりに多いというのは、
それはそれで理由があるのでしょう。
その理由については、もちろん人それぞれなのでしょうし、
作品によっても異なりうるのでしょう。
とりあえず私についていうならば、
作品全体としてみた場合に、ゲームとしての形になっていない、
そう思える作品が多かったように思います。
読ませるテキストではあるのだけれど、
ゲームとして画面を活かせていないとか、
そういうことですね。
だから過去の作品については、
わりと評価が厳しかったと思います。

本作はファンタジー作品であり、
画面全体をテキストで覆うタイプの、
いわゆるビジュアルノベル形式になっています。
ビジュアルノベル形式は、合う作品と合わない作品があり、
一概に良し悪しが決まるわけではありません。
ただ、美少女の魅力を伝えるエロゲにおいては、
ほとんどの場合において、
この形式は向いていないと思いますけどね。
そのため、ビジュアルノベル形式の作品に対しては、
わりと厳しめに書くことも多いのですが、
少なくとも本作に関しては、
作品の持つ全体的なイメージと、
ライターのテキストが主という構造から、
この形式が上手くマッチしていたように思います。
ようやく一つの作品として昇華したなと、
これまでこのブランドに対して有していた不満も、
この作品で遂に解消されました。

というわけで、今まで有していた不満の最たるものは、
この作品で解消され、楽しく読めたのですが、
残念なことに、ボリュームが少なかったわけでして。
本作が低価格ということを踏まえても、
もうちょっとボリュームが欲しかったですね。

<総合>


総合ではギリギリ良作としておきます。

以前にも書いたように思いますが、
とにかくテキストを重視する人、
何ならテキストさえよければ他は気にしないという人は、
一度はここの作品をプレイしてみた方が良いです。
癖があるので、全員がはまるとは言いませんが、
何割かははまると思いますので。
そして、どの作品からプレイするかとなった場合、
本作と『対ノ日』がセットになったものがありますので、
それから手を出してみるのも良いのかなと。
そこで合わないとなれば、他の作品もやる必要はないと思うし、
興味が沸いたならば、他の作品もやってみれば良いですし、
そういう意味で入門作として本作を推したいと思います。

ランク:B-(良作)



関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /


缶詰少女ノ終末世界        母爛漫      クダンノフォークロア
カテゴリ「2007」内の前後の記事





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック http://advgamer.blog.fc2.com/tb.php/3497-26a4ed6f
| ホームへ戻る |