アダルトゲーム ベスト10 1999年 (番外編)

アダルトゲーム ベスト10 1999年 (番外編)

アダルトゲーム ベスト10 1999年 (番外編)

1999年のアダルトゲームのベスト10に入る前に、
惜しくも圏外となったけれど、知っておいてもらいたい、
特徴のある作品などを挙げておきます。

こみっくパーティー


・・・コミケ、ノベル、リーフ
アイデス(F&C)から移籍し、リーフ東京開発室を設立した、
みつみ美里さんと甘露樹さんらによる作品。
リメイク版ワーズワースを除けば、
完全新作としてはこの年の売上1位でもありました。
結果的には、リーフという名前が残ったものの、
その後のエロゲへの影響という意味では、
従来のリーフ作品の製作理念ではなく、東京開発室により、
実質的にアイデスの理念が勝ったということなんでしょうね。
製作チームや扱った題材等、いろんな意味で、
この年を象徴する作品といえるでしょう。


うつせみ ~空蝉~


・・・ミステリー、ノベル、BLACKPACKAGE
なんかこの年は、大正を舞台にした作品が増えたような。
欠点もあるのだけれど、良いところや、
惜しいところが一杯あって、なんか凄く好きだったんですよね。


ぷろすちゅーでんとGood


・・・FT、SRPG、アリスソフト
マニアックでコアなネタを扱ったバカゲーの第2弾。
前作『ぷろすちゅーでんとG』ほどの勢いはなかったですが、
それでもこのシリーズが大好きだったわけで。
新作が出たら、発売日に絶対買う作品の一つですね。


怪奇! ドリル男の恐怖


・・・ドリル、ノベル、テトラテック
中身から、タイトルから、パッケージから、付属品から、
そこかしこに、昭和臭と男のロマンが詰め込まれた快作。
これはパッケージ版を買ってください。
昭和時代のプラモの箱みたいなパッケージを開け、
オマケのメンコを握りしめ、ドリル(男のロマン)に浸り、
気持ちだけでも昔にタイムスリップしてみるのも、
なかなか良いものだと思いますよ。


My Friends


・・・恋愛、ノベル、Euphony Production
このブランドは、本当に作りたいものを作り、
その分、こだわる部分には徹底的にこだわっていたわけで。
広くは恋愛ゲーになるのだけれど、テンプレな恋愛ゲーとは、
随所に異なる作りをしているんですよね。
今の恋愛エロゲに飽きている人なんかは、本作をプレイすると、
恋愛ゲーもまだ可能性があるのではと思えるはず。


守り神様


・・・ADV、アリスソフト
神様として、小野寺家の人々の生活を見守るだけという、
一風変わった作品。翌年にCSで発売される、
『ROOMMANIA#203』と同じ発想の作品ですね。
個人的には、人妻の加代子さんと米屋のシチュが最高でした。


エンドレスセレナーデ


・・・恋愛、ノベル、DISKDREAM
同人サークルから商業ブランドとしてデビューというのが、
ゼロ年代以降の一つの流れでありますが、
その流れが生まれ始めたのが99年であり、
その代表例として本作がよく注目されたものでした。
上記のような動きがあったことから、先端を行く人々は、
時代は同人だと、この頃から同人ゲーへの注目を増やしていき、
そうした中で、翌年に『月姫』が出てくるわけですね。


有閑紳士


・・・調教、ノベル、日本プランテック
低価格で、普通に本屋さんで買えるエロゲ。
ちょっと大きい本屋とか、小規模でもエロに強い本屋に行けば、
普通に売っていたんですよ、これ。
エロゲの衰退を防ぐには、
人の目に触れる機会を増やさないとだめなんですよね。
年々、販売する機会や場が失われていくエロゲですが、
本作のような可能性を早くから模索していれば、
また違った方向性での発展もありえたのではないでしょうか。


さくら日和


・・・育成SLG、メイビーソフト
99年の異端ゲーとして、ガテン系ヒロインばかりを集めた、
同じメイビーの『THEガッツ!』を挙げたがる人がいます。
ただ、その手のヒロイン自体は、
メイビー過去作にも登場していますので、
初心者はともかくとして、目の肥えたユーザーには、
実はそれ程インパクトがあったわけでもないよなと思うわけで。
他方で本作は、同じ絵師・ブランドで、
ごついヒロインが登場しつつ、アパートものでもあるわけで。
99年は、漫画では『ラブひな』が本格的にブームになりだし、
そういうのもふまえると、99年らしさを有した作品として、
本作を挙げてみたいなと。


加奈 ~いもうと~


・・・恋愛、ノベル、D.O.
田中ロミオ氏のデビュー作。
これを挙げるかは悩みましたけどね。理由は以下のとおり。
泣きゲーの名を広めたのは『Kanon』であり、本作ではない。
『Kanon』は当時無名のkeyのデビュー作であり、
口コミ・ネット人気も相まって売上を伸ばし、
翌年の『AIR』では遂に年間1位にまで躍進しました。
他方で、本作は、D.O.という、98時代の御三家に続く大手、
相撲でいえば大関クラスのブランドからの発売であり、
発売後もネットの一部では高い支持をしている人もいたのに、
本作の売上も、次作の売上も散々だったわけでして。
それって、つまり、ネットでものを言わないような、
サイレントマジョリティの支持がなかったってことですよね。
一時は最大手ブランドの一つで、ソフ倫の理事でもあったのに、
山田(田中)時代に凋落していったわけでして。
新人を戦犯扱いするのも酷かもしれないけれど、
アリスでいえば、はちまんやっちまったなみたいな印象で、
D.O.の古くからのファンとしては、複雑な気分なのですよ。
まぁ、D.O.については、
エロゲ専用ハードとディーオー」でも書いてるので、
興味のある人は読んでみてください。


終ノ空


・・・電波、ノベル、ケロQ
ゼロ年代前半に、3大電波ゲーとして呼ばれた作品の一つ。
まぁでも、言葉は悪いですが、3大電波ゲーって、
ニワカ向けというか、電波系の初心者向けなんですよね。
誰でも入りやすいから、話題にもしやすいだけです。
本当にいっちゃってる電波ゲーや奇作は、
もっと埋もれていますしね。
なので、この作品自体は普通に面白かったけれど、
中古ショップが便乗してプレミア付けたりするのには、
ハッキリ言って辟易しています。
3大電波ゲーという言葉の方が一人歩きしているようであり、
そこまで特別視して持ち上げるほど濃い作品でもないんですよね。

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