『ネノトリ』
『ネノトリ』は2016年にWIN用として、
逆流ソフトから発売されました。
影絵アニメーションで話題になった寝取られものの、
第2弾になります。

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
作品紹介
○主な内容
・オムニバスストーリー形式の影絵寝取られADVです。
・初回起動時に、三つの話から好きな方を選択できます。
・選択肢による分岐は一切なく、それぞれ一本道のお話です。
・物語全体の背景に、黄金の鳥という
異世界の生物が存在しています。
・某名作漫画のバックボーンをオマージュしていますが、
ゲーム内のストーリーや登場人物は全て
当サークルオリジナルの物です。
○収録タイトル
・望郷編 「ワレ、帰還セリ」
戦時~戦後の日本を舞台とした、幼馴染寝取られ物。
・昔話編 「Tの恩返し」
童話「つるの恩返し」を寝取られ物にアレンジしたお話。
・一期一会編 「星の止まる宿り木」
現代社会を舞台としたストーリー。主人公は普通の大学生。
まず基本的なところから入りますが、
本作は、いわゆるサウンドノベルのように、
キャラはシルエットで表示されますので、
ヒロインの顔が描かれていないと駄目という人は、
全く楽しめないおそれがあります。
その点は、絶対に注意した方が良いでしょう。
つまり、本作は、普通のエロゲとは異なり、
妄想で興奮できる人だけを対象にしているんですよね。
さて、影絵でアニメーションをするというのは、
これはこれでなかなか凝ってはいるのですが、
個人的には、オブラートというか、
説得性を増すためのもう一工夫が欲しかったかなと。
プレイヤーの妄想を刺激するという意味では、
例えば『好き好き大好き』(SSD)なんかがあります。
SSDの場合、ヒロインをラバーで包む必要性が延々と語られ、
ヒロインの顔を見せろよと思いつつも、
これなら仕方ないかと思わされ、
ヒロインの姿が直接見えないことにも説得力があります。
本作でも、Hシーンを直接覗けず、障子ごしに見るため、
影絵になるという部分があります。
その部分は、障子というオブラートで包みつつ、
ヒロインを直接見ることができないことに、
説得力が生まれています。
しかし、その他の部分では、何の必要性も説明もなく、
ポンとシルエットで表示されますので、
興覚めしてしまうのです。
影絵であること自体を批判するつもりはないですし、
使い方次第では武器になるとも思いますが、
もう少し工夫が欲しかったですね。
ストーリーについては、一部オマージュであり、
特別秀でているというわけではありませんが、
他方で、ただの寝取られの抜きゲーに終わらせておらず、
結構読み応えはあると思います。
したがって、寝取られも好きだけど、単にエロだけでなく、
ストーリーとして楽しめるものが好き、
という人に向いた作品だと思いますね。
総合では佳作としておきます。
影絵アニメーションというのは、
使い方によっては武器になると思います。
ただ、個人的には、どこかで部分的に使うのが効果的であり、
ゲーム全体でシルエットにする必要まではないのかなと思います。
少なくとも本作では、全体で影絵にする必要性は感じられず、
この手の小説を読む以上の満足感にはつながりませんでした。
そのため、個人的な満足度はそれほど高くないのですが、
シナリオだけに絞ってみれば、
同ジャンルの中でも上の方だと思いますので、
NTRが好きで、シナリオだけを求めるという人であれば、
プレイしてみる価値はあると思いますね。
ランク:C(佳作)

関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /
さくら、もゆ。 イブニクル2 その日の獣には、
逆流ソフトから発売されました。
影絵アニメーションで話題になった寝取られものの、
第2弾になります。

<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
作品紹介
○主な内容
・オムニバスストーリー形式の影絵寝取られADVです。
・初回起動時に、三つの話から好きな方を選択できます。
・選択肢による分岐は一切なく、それぞれ一本道のお話です。
・物語全体の背景に、黄金の鳥という
異世界の生物が存在しています。
・某名作漫画のバックボーンをオマージュしていますが、
ゲーム内のストーリーや登場人物は全て
当サークルオリジナルの物です。
○収録タイトル
・望郷編 「ワレ、帰還セリ」
戦時~戦後の日本を舞台とした、幼馴染寝取られ物。
・昔話編 「Tの恩返し」
童話「つるの恩返し」を寝取られ物にアレンジしたお話。
・一期一会編 「星の止まる宿り木」
現代社会を舞台としたストーリー。主人公は普通の大学生。
<感想>
まず基本的なところから入りますが、
本作は、いわゆるサウンドノベルのように、
キャラはシルエットで表示されますので、
ヒロインの顔が描かれていないと駄目という人は、
全く楽しめないおそれがあります。
その点は、絶対に注意した方が良いでしょう。
つまり、本作は、普通のエロゲとは異なり、
妄想で興奮できる人だけを対象にしているんですよね。
さて、影絵でアニメーションをするというのは、
これはこれでなかなか凝ってはいるのですが、
個人的には、オブラートというか、
説得性を増すためのもう一工夫が欲しかったかなと。
プレイヤーの妄想を刺激するという意味では、
例えば『好き好き大好き』(SSD)なんかがあります。
SSDの場合、ヒロインをラバーで包む必要性が延々と語られ、
ヒロインの顔を見せろよと思いつつも、
これなら仕方ないかと思わされ、
ヒロインの姿が直接見えないことにも説得力があります。
本作でも、Hシーンを直接覗けず、障子ごしに見るため、
影絵になるという部分があります。
その部分は、障子というオブラートで包みつつ、
ヒロインを直接見ることができないことに、
説得力が生まれています。
しかし、その他の部分では、何の必要性も説明もなく、
ポンとシルエットで表示されますので、
興覚めしてしまうのです。
影絵であること自体を批判するつもりはないですし、
使い方次第では武器になるとも思いますが、
もう少し工夫が欲しかったですね。
ストーリーについては、一部オマージュであり、
特別秀でているというわけではありませんが、
他方で、ただの寝取られの抜きゲーに終わらせておらず、
結構読み応えはあると思います。
したがって、寝取られも好きだけど、単にエロだけでなく、
ストーリーとして楽しめるものが好き、
という人に向いた作品だと思いますね。
<総合>
総合では佳作としておきます。
影絵アニメーションというのは、
使い方によっては武器になると思います。
ただ、個人的には、どこかで部分的に使うのが効果的であり、
ゲーム全体でシルエットにする必要まではないのかなと思います。
少なくとも本作では、全体で影絵にする必要性は感じられず、
この手の小説を読む以上の満足感にはつながりませんでした。
そのため、個人的な満足度はそれほど高くないのですが、
シナリオだけに絞ってみれば、
同ジャンルの中でも上の方だと思いますので、
NTRが好きで、シナリオだけを求めるという人であれば、
プレイしてみる価値はあると思いますね。
ランク:C(佳作)

関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /
さくら、もゆ。 イブニクル2 その日の獣には、
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2018-06-27