『空と海が、ふれあう彼方』

『空と海が、ふれあう彼方』

『空と海が、ふれあう彼方』は、2018年にWIN用として、
PULLTOPから発売されました。

一般向けで出すことに疑問はありつつも、
一枚絵や演出、全体の雰囲気が良い作品でした。



<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
「取り戻しに行くの。
海に沈んだ、大切な宝物を――」
舞台は世界遺産の島、小笠原諸島。
水野洋輝は祖母の店を手伝うため、
夏休みを利用して4年ぶりに島を訪れる。
その途中、定期船のデッキで、
美しい金髪の少女・エミリィと出会った事から物語は始まる。
家出をしてきたというエミリィ。彼女の目的は、
‘海に沈んだ宝物’を取り戻しに行く事。
島で再会した幼なじみ・ちさは言う。
「幽霊船――地元でそう呼ばれている沈船よ」
嵐のたびに行方をくらませる沈没船に、
エミリィが探す宝物はあると言うのだ。
美しい金髪の少女エミリィ。
小麦色に日焼けした幼なじみのちさ。
自然豊かな南の海で、ふたりの少女と
スクーバダイビングに挑戦する、
ひと夏の冒険の日々が始まる!
目指すは伝説の幽霊船。
それは、空と海がふれあう彼方にある――。

<感想>


本作が発売されたのは春なのですが、
初夏くらいにプレイすると、より良い感じかな。
全体的に雰囲気の良い作品ですので、プレイ後には、
海行きたいなとか、島行きたいなとか、
そんな気持ちになってくると思います。

ところで、ノベルゲーのCG(一枚絵)に関して、
私がいつも言っていることでもあるのですが。
ゼロ年代に入り、立ち絵の演出にばかり力が入り、
一枚絵の進化が停滞してしまいました。
それどころか10年代に入り、
ワイド画面が標準化されることもあってか、
全体的に構図の幅が狭くなってしまい、
私はCGレベルは下がってきていると思います。
もっとも、それも10年代前半の話であり、
ここ最近は一枚絵の質が良い作品も増えてきたのかなと。
それは10年代後半の作品の、
大きな特徴と言えるのかもしれません。

本作もまた、一枚絵が良く出来ていました。
構図も良いですし、演出も凝っていますし、
塗りも良いですしね。
グラフィックだけでも十分に満足できます。

テキスト等も十分楽しめますし、
ストーリーも小粒ながらまとまっていると思います。
まぁ、もっと面白くなりそうなのに、
若干あっさり気味に終わった感はありますが、
価格からすれば、相当な範囲ともいえるでしょう。
だからもし、本作がエロゲだったならば、
良作扱いでも良かったのかもしれません。
もちろん、何でもかんでもエロゲにしろというつもりはないし、
ストーリーの内容によってはエロ抜きで全然構わないと、
個人的には思っています。
だからいわゆるシナリオゲーは、
一般作で良いとは思っているんですけどね。
本作は、ヒロインにストーリーが従属する構造ですし、
水着のヒロインが出てきて、
Hに発展しても何ら不思議でない展開もあって、
しかも作っているのもエロゲブランドでとなると、
むしろエロゲにしなかった方が不思議なわけでして。
なんでこれエロゲにしなかったのかと、
疑問に思ってしまいます。

<総合>


そういうわけで、総合でも佳作としておきます。

まぁ、エロゲは18歳以上しか購入できませんので、
一般ゲーで中高生をターゲットにし、
ファン層を拡げるという戦略自体はありなんだと思います。
でも、それであれば、ゲーム機で発売すべきなのでしょう。
一般PCゲーって、ある意味エロゲより注目度低いので、
ライト層獲得には向いていないと思いますし。
鍵や型月とかの一部例外を参考にしてはダメなんですよ。

というわけで、なまじ雰囲気の良い作品だっただけに、
フルプライスのエロゲとして作り込んでくれば、
きっと面白くなっただろうになと思ってしまい、
何とももったいなく感じた作品でした。

ランク:C-(佳作)





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