『返校 -detention-』

『返校 -detention-』

『返校 -detention-』は、2017年にWIN用として、
Red Candle Gamesから発売されました。

台湾の文化も扱った作品ということで、
話題になった作品ですね。

henkou29.jpg

<概要>


ゲームジャンルは、横スクロールの、
ポイントアンドクリック式ADVになります。

あらすじ・・・
深い山の中にひっそりと建つ翠華高校。
そこで学生が二人、閉じ込められていることに気がつく。
かつての学び舎は悪夢のような場所へと変貌し、
冥府の存在が跋扈していた。
脱出のために、今は謎めく存在となった学校を探索し、
謎を解かなければならない。
この息をつかせぬ恐怖が襲う環境でどう生き延びるのか。
無事に戻れるのだろうか?

商品紹介・・
1960年代の台湾、架空世界の学校を舞台にした
ホラーアドベンチャーゲームです。
台湾ならではの文化を表現したいため、
キャラクターやシーンも
台湾人に親しみのある要素を採用しており、
一膳飯、廟宇、神壇など、
当時の宗教や風習をゲームに組み込んでいます。
操作方法はマウスクリックをメインとしており、
シンプルながらも巧みな謎をプレイヤーに提供します。
少年と少女の出会いと探索からストーリーが始まり、
体制と衝突する60年代の台湾歴史を
奇妙な形で追体験できます。
オリジナル音楽とサウンド、写実的なアートが融合し、
息が詰まりそうな雰囲気を醸し出します。

<感想>


元々steamで発売されていたところ、
その後にPLAYISMで日本語化されたことから、
steamのインディーズゲーをプレイしている人には、
説明不要の作品かと思います。

ところで、steamでインディーズのADVが増えたことで、
海外のADVに注目するようになった人も多いと思います。
私が昔、海外のADVに興味を持ってプレイしていた頃は、
海外のADVに対する認知度が低すぎて、
あまり興味を持っている人がいなかったですからね。
そういう意味では、steamの登場というのは、
国内で遊べるADVが増えるということで、
一定の意義はあるのでしょう。
しかし、今のインディーズのADVは、
テーマや雰囲気を重視しすぎて、
ゲーム性が皆無に近いものが多すぎます。
これではとても、日本のJRPGを笑えたものではないです。
ADVとしても、こうした傾向は、
昔のインタラクティブムービー全盛時の再来に過ぎず、
既視感の漂うものばかりで新しさを感じられません。
その辺が、ADV好きであるはずの私が、
steam系のADVにはまれない理由となっているのです。

前置きが長くなりましたが、
そんな状況の中で発売されたのが本作でした。
ゲームはP&C式ADVであり、
多少のゲーム性は加えられているものの、
ゲーム部分は正直なところ、あまり出来が良いとは思えません。
クリックできる箇所とかも少ないですしね。
どうしても他のsteam系ADVと同様に、
雰囲気ゲーの枠をはみ出ていないと思います。
ただ、それでも一応はP&C式の形をとっていることにより、
ただ歩くだけに近い作品よりはましとはいえ、
一応及第点とはいえるのでしょう。

本作の場合、一番の魅力は何といっても、
その設定にあります。
日本においては、日本の文化を扱った作品など、
いくらでもありますからね。
そんなものをプレイしても、今更特に目立ちません。
しかし台湾文化を扱った作品となると、
これ以外にあるのかというくらい、
非常に珍しいと思います。
少なくとも、本作をプレイして、
新鮮な気持ちでプレイできない人はいないでしょう。
その点は、大きな強みであるといえます。

<総合>


総合では、ギリギリで名作としておきます。

1960年代の台湾の文化を知ることができるという、
そのオンリーワンな魅力は、
素直に評価すべきだと思いますからね。
まぁ、ゲームとしては不満もいろいろあるけれど、
まずはこういう作品が出てきたというだけでも、
良かったと思いますね。

ランク:A-(名作)

関連するタグ WIN /ADV /P&C式 /


美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-  Root Film   Summer Pockets REFLECTION BLUE
カテゴリ「2017」内の前後の記事

トラックバック http://advgamer.blog.fc2.com/tb.php/3384-e11ac95d
| ホームへ戻る |