『The Witness』

『The Witness』

『The Witness』は2016年にWIN用として、
Thekla Inc.から発売されました。

一筆書きだけで、ここまでできるのかという、
良く練られたパズルゲームでしたね。

witness002.jpg


<概要>


ゲームジャンルはMYST系ADVになります。
というか、オープンワールド系の作品でもあり、
広いマップの中に、あちこちにパズルがあり、
探索しながらパズルを解いていくという流れになります。

パズルは、種類としては1種類であり、
全て一筆書きと、その亜種になります。
パズルの数は、私自身が正確に数えたことはないのですが、
何でも全部で600以上あるとのことです。

<感想>


まず目に入ってくるのは、
何といってもグラフィックですよね。
近年の洋ゲーはリアル志向の作品が多いですし、
オープンワールド系にもそういう作品が多いです。
そのため、本作のようなタイプは異質であり、
良くも悪くも目立っています。

まぁ、90年代とかの、3D技術が十分に発達していないけど、
その中で3Dで作ってみた系の、
当時の作品のグラフィックと似ているんでね。
私は初めて本作の映像を見た時、
なんか古臭い作品だなと思ってしまいました。
ただ、今の技術であえてこういう表現をしているわけであり、
これはこれで一つの特徴であり、味ともいえるのでしょう。

本作には、様々なタイプの一筆書きパズルが用意されています。
最初は誰でも即座に解けるようなものですが、
次第に難しくなり、とても難しいものもあります。
また、法則性は分かるけれど単純に難しいのもあれば、
そもそもどうすれば解いたことになるのかが分からないという、
法則性が分からないようなものも出てきます。
パズルはパネル上に、
いかにもパズルという感じで用意されているのもあれば、
自分の歩くフィールドそのものが、
一つのパズルになっているものもあります。

また、プレイをしていると、
次のパズルはどこかなと探したり、
このパズル難しいから後回しにして、
もう少し易しいパズルないかなと探したりすることがあります。
その探索自体が一つのパズルとも言えますし、
こういう行為は『MYST』や、
『RIVEN』にも通じるものがあるといえるのでしょう。

易しいパズルから難しいパズルまで、
そしてそれらが繋がりあった形で世界中に散りばめられ、
製作者の作品への気持ちが良く伝わってくる作品でした。

<総合>


この作品、正直なところ、好みは分かれると思います。
パズルが解きたいだけの人は、パズルを解くために、
何でうろうろ動かなければならないのかと思うだろうし、
オープンワールドを楽しみたいだけの人は、
探索するために幾つもパズルを解かなければならず、
自由に動けないことにストレスを覚えるかもしれませんし、
グラフィックも主流とずれていますからね。
私自身も、主観的には、特に好きという作品でもないです。

しかし、本当に久しぶりに、ゲームデザインレベルで、
製作者の執念というか、
作品への思い入れを感じることができた作品でした。
こういう作品は、なかなか出会えるものではありません。
その点は、最大限に評価したいと思います。

良質なオープンワールドパズルを楽しみたいのであれば、
ぜひともプレイしてもらいたい作品ですね。

ランク:A(名作)

関連するタグ WIN /ADV /MYST系 /


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