『魔女こいにっき』

『魔女こいにっき』

『魔女こいにっき』は2014年にWIN用として、
Qoo brandから発売されました。

驚かせたいという気持ちは伝わってきたんですけどね・・・



<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
バラ色町の商店街にある、
古い理容室で1人暮らす少女、南乃ありす。
学園2年目の春も、特別なことはなにもなく、
いつもの電車に揺られ、いつもの友達と過ごします。
そんなある日。
友達と一緒に、学園はずれの森にある時計塔に
探検をしたありすは、
塔から落ちてきた不思議な日記を拾います。
持ち帰り、そっとその日記を開いてみるのですが、
そこには、ある少年の日々がつづられていました。
小さな町を舞台に一冊の日記をめぐり、
少女の初恋の…失恋の物語がはじまります。

<感想>


過去作が中高生に受けたのか、
一部でファンのいるライターの作品ですね。

物語としては、序盤でヒロインのありす視点になり、
時計塔で「魔女こいにっき」という名の日記を手に入れ、
それを読み進めていく事になります。
日記の中では、桜井たくみと呼ばれる少年が、
様々なヒロインを相手に
恋愛を重ねていく模様が細かく描かれており、
ありすも次第に夢中になっていきます。
その後、小さな関西弁を喋る竜がお供になり、
「魔女こいにっきの散らばった物語を回収してほしい」と、
頼まれる事になります。
この、ありすが回収してく物語こそが、
いわゆる各ヒロインのエピソードに辺るわけで、
流れとしては各ヒロインのエピソードを読みつつも、
全体としては、一本道となります。

いろいろ張られた伏線は回収されているし、
ラストでも仕掛けがあったりと、
とても凝った作品ではあります。
なので、評価する人がいても、
それはそれで分かる作品ではあるのでしょう。
ただ、上記の要素って、当該作品の中にあっては、
必ずしも主ではないと思うわけで。
いくら伏線が一杯張られ、回収されたとしても、
その伏線を張っているストーリーそのものが、
読んでいて面白くなければ、
トータルでも楽しくないのですよ。
本作は枝葉の部分に力を入れすぎて、
肝心の幹がおろそかになっているようであり、
読んでいてそれほど良いとは思えませんでした。

それと、本作の主人公は、
ある意味エロゲを皮肉った存在なのでしょうが、
その意図に気付いて不快に思う人もいれば、
その意図に気付かなくても、
単純にその言動に不快な気分になる人もいるでしょう。
その点で、本作は好き嫌いの分かれる作品だと思います。

個人的には、私自身がどう感じたかはともかくとして、
たとえどんな商品であっても、
作り手がユーザーを皮肉るような作品を作りだしたら、
それはもうダメなんじゃないかなと思えてくるのです。
このライター、本音のところでは、
もう真面目にエロゲを作る気はないのかなと、
そんな風にすら思えてきます。

<総合>


総合では凡作でしょうか。

まぁ、ユーザーを皮肉って、
それでもまだ、正面からケンカを売るのならば、
それはそれで潔いと思えなくもないですけどね。
本作はそうするわけでもなく、
オブラートに包むようなことをしているものだから、
人によっては分かりにくかったりしているし、
見せ方が不自然だったりするのでしょう。
その辺は、もう少し工夫の余地があったように思いますね。

ランク:D-(凡作)

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