『アオイシロ』

『アオイシロ』

『アオイシロ』は2008年にPS2用として、
サクセスから発売されました。

発売前は凄く期待していたのですが、
それだけに残念な作品でした。



<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
ずいぶんと前に亡くなった祖母は旅が好きだった。
見知らぬ景色。見知らぬ人々。
見知らぬものとの出会いが大好きで――
高い天井で育てば背が伸びると言うように、
世界を広く持つことが、人を大きくするのだと――
そして高校二年の夏休み、私も遠くへ旅に出る。
部活の合宿なのだけれど、これも旅には違いない。
電車と車を乗り継いで、私たちは南の海へ。
剣と胴着をかばんに詰めて、鬼ヶ島を望む岬の山門へ。
そこで私が出会うのは――
月の満ち欠け、潮の満ち引き、
水面(みなも)を乱す宿命(さだめ)の周期(めぐり)――
瑠璃の宮処(みやこ)にまどろむ龍の、
いざなう嵐に私はあらがう。
――むげんのなみは わだつみのこどう――

<感想>


伝奇百合ゲーとして有名な『アカイイト』。
特に重要なのは、やっぱり百合ですね。
百合がブームになりはじめたころ、
まだゲームでの百合の名作が不足していたころに、
『アカイイト』は発売されました。
OPムービーとかは今でも時々見るくらいで、
それくらい本当に大好きな作品でした。

そして、その後継作として発売されたのが、
この『アオイシロ』でした。
『アカイイト』にはまった人たちは、
期待した人も一杯いたと思います。
私も、本作のキャラデザがラフで発表されたとき、
主人公が非常に好みのデザインだったこともあり、
期待もどんどん膨らんでいったのを、今でも覚えています。

ただ、主人公らに色がついたのを見た時、
白黒絵の時ほどに良く感じられず、
少し不安に感じたりもしたのですが、今となっては、
その不安が的中してしまったということなのでしょう。

『アカイイト』も本作も、
ジャンルとしては伝奇+百合になります。
しかし、『アカイイト』が高い支持を得たのは、
百合という要素が優れていたからであり、
その百合要素が評価されたのは、丁寧な描写と、
トータルでの雰囲気作りの上手さがあったからだと思います。

本作は、端的にいえばその雰囲気作りに失敗したのですが、
細かくみるならば、蘊蓄だの伝奇部分だの、
百合と異なる部分に力を入れすぎて、
高く評価されていた肝心の百合部分の描写が、
少し淡白になってしまったのでしょうね。

前と同じことを繰り返しても意味はないですし、
新しい方向に挑もうとすること自体は、
私は良いことだと思います。
しかし、現実問題として、新しく挑んだからといて、
それが良いとは限らないわけでして。
本作の場合は、結果としては、
前回と異なるところで上手くいかなかったと。

<総合>


総合では佳作としておきます。

前作のような優れた百合作品を求めると、
どうしても不満ばかりになってしまいまして。
なので、残念という思いが先にきてしまうのですが、
これはこれでエロゲとかのノベルとは、
また違った雰囲気であり、
それなりに魅力のあった作品だったのかもしれませんね。

ランク:C-(佳作)





関連するタグ PS2 /ADV /ノベル系 /


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