『アタックひろ子ちゃん』

『アタックひろ子ちゃん』

『アタックひろ子ちゃん』は、1983年にPC88用として、
チャンピオンソフトから発売されました。

アリスソフトの初のアダルトゲームとなると、
遡ればこの作品辺りになるのでしょうか。

Attack!! Hiroko-chan01

<概要>


ゲームジャンルは、一応コマンド入力式ADVとしておきます。

あらすじ・・・
誰もが開放的になる夏。
ペンフレンドのひろ子ちゃんより、一通の手紙が届いた。
「私は今、高原のサマースクールの寮に入って勉強しています。
いつもお父さんは、あなたに会わせてくれないので、
この機会にスクールの女子寮へ来てください。
色んな危険に遭うかもしれませんが、
勇気と知恵でひろ子の元へやってきてください。
では、会える日を楽しみにしています。
ひろ子 より」
こうして君は、意を決して女子寮へと乗り込むのであった。

<感想>


ご存知の人も多いと思いますが、
チャンピオンソフトの中のアダルトゲーム専門ブランドが、
アリスソフトになります。
もっとも、89年にアリスを作ってからは、
専らアリス名義での作品ばかりになるので、
88年まではチャンピオンソフト、
89年からはアリスと考えても問題はないのでしょうけどね。
そして88年までのチャンピオンソフト時代は、
真面目な一般ゲーも多く作っていましたが、
アダルトゲームも多数作っていました。
とはいえ、18禁という概念が生まれるのは92年のことですから、
厳密にはこの当時に18禁の作品はありません。
そこで、それっぽい作品を便宜上、
アダルトゲームと扱うってだけなんですよね。
その観点からは、本作は一応アダルトゲームに含まれるのでしょう。
記憶も曖昧になってきているので、
正確なところは調べないと分からないのですが、
チャンピオンソフトの作品において、
本作より前にアダルトゲームっぽい作品はなかったように思います。
そうなると、アリスのエロゲの起源っぽい作品が、
本作となるのでしょう。
まぁ、ヒロインは全然可愛くないので、
アダルトゲームと言われれば、そうかもと思いつつも、
美少女ゲームと言われれば、抵抗したくなってしまいますけどねw

さて、本作は上記のように、
基本的にはコマンド入力式ADVになります。
基本的には・・・としたのには理由があって、
侵入するためのキーの番号とか、
様々なところが乱数によって決められているのです。
つまり、これといった正解が存在せず、
不確定要素の多い作品なのです。
プレイヤーのやること自体はコマンド入力式と同じなんだけれど、
ADVとは何ぞやと定義付けする場合、
不確定要素のない作品という要素が加わることが多いと思うので、
そうなると本作はADVではなくなってしまいます。
乱数による不確定要素という側面を重視するならば、
本作はSLGとすることも十分にありなのでしょう。
だからジャンル名はADVないしSLGって感じで、
どっちか或いは双方にまたがるものと考えても良いと思います。

かように乱数による不確定要素の多い作品でしたので、
とにかく難しかったです。
それでいてヒロインが可愛くなかったので、
見返りの少ない作品でもありましたね。

<総合>


やり応えはあったということで、
総合ではギリギリ佳作としておきます。

まぁ今となっては、アリスの過去を知ることができるという意味で、
資料的価値の方が大きいかもしれませんね。

ランク:C-(佳作)

関連するタグ PC88 /ADV /コマンド入力式 /


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