アダルトゲーム ベスト10 ~1984年(補記)

アダルトゲーム ベスト10 ~1984年(補記)

1984年はアダルトゲーム以外はどうだったのか。

幅を広げると収拾がつかなくなるので、
とりあえず同年のADV事情について。


<1984年>


本当は1983年も書くべきなんだろうけれど、
作品数も少ないし、直接記事を読んだ方が早いので割愛。
まぁ、実質的に日本でADVが増え始めたのが、
83年ってことですね。

で、84年なのですが、客観的に見るならば、
一番のADV黄金期なのでしょう。
この時期のADVの大半はコマンド入力式であり、
私はあまりコマンド入力式が好きでありません。
そのため、あまり深い思い入れもなかったりしますし、
自分にとっての黄金期という意味なら他の時期になるんですけどね。
でも、その年に発売された全ゲームの中で、
最も種類の多いジャンルが主流と呼べるのならば、
ADVが主流と呼べた時代ってのは、
80年代前半、遅くとも84年までなんですよね。
その中でも、ADVの占める割合の高さや、
ジャンルの進歩具合など、様々な要素を加味すると、
一番の黄金期って、客観的に考えようとすればするほど、
84年という結論にならざるをえないと思うのです。
上記のように、私自身は特に深い思い入れもないのだけれど、
全ゲームの中でADV率が最も高く、
斬新な作品が次々に出ていたということからすると、
主観的にはともかくとして、客観的にはそうなるのだと思います。

個別の作品を見ると、
この年は何と言っても『オホーツクに消ゆ』ですね。
オホーツクに消ゆ
エニックスの堀井雄二氏が作ったADVであり、
実質的なコマンド選択式の元祖であるだけでなく、
非常に内容の濃い作品でした。
結果的にオホーツクより高い点数を付けた作品はありますが、
思い出補正をかけて主観的な思い入れだけで語るならば、
私にとって最も思い入れの深い作品は、
オホーツクに消ゆになるのでしょう。
まぁ、ただ、オリジナルっていうよりも、
ファミコンの移植版の方が好きなんですけどね。
ファミコン版の方がキャラが可愛いものですからw

エニックスは、オホーツク以外にもこの年、
『ザース』『アゲイン』『ウイングマン』といった、
幾つもの名作ADVを輩出しています。
本当に80年代のADVは、エニックス抜きには語れません。
zarth.png

それから、『コリドール』の存在も忘れてはいけません。
corid02.jpg
私は、テキストを読み進めつつ、選択肢を選ぶという構造から、
83年の『女子寮パニック』をノベルゲーと考えています。
ただ正直なところ、何がノベルゲーの元祖といえるかは、
定義次第なところもありまして。
テキストを読むことが主目的だという限定を加えると、
『女子寮パニック』は外れてしまいます。
92年の『弟切草』のように、
テキストを読み進めることを主目的としつつ、
選択肢による分岐を楽しむような、
ゲームブックのような作品となると、
その元祖は84年の『コリドール』辺りになるのでしょう。

もっとも、今のノベルゲーが好きな人に、その理由を聞くと、
多くの人は文章と絵と音が融合し~みたいな言い方をすると思います。
その点『コリドール』は、絵の部分が弱いのです。
時々一枚絵も表示されるのだけれど、常時ではないので、
例えるならラノベみたいな感じなのです。
そうすると、常時グラフィックが表示され、読むことが主目的で、
選択肢による分岐も伴うものとなると、
86年の『シンデレラペルデュー』辺りまで待つ必要があります。

というわけで、定義次第なところもありますが、
とりあえずゲームブック的なノベルゲームが登場し、
オホーツクのようなコマンド選択式が登場し、
『ミコとアケミのジャングルアドベンチャー』や、
PC-8801 mk2ソフト ミコとアケミのジャングルアドベンチャー
『デーモンズリング』の登場により、
それまで画像表示に時間がかかっていたことから解放され、
グラフィックを一瞬で表示することが可能になったわけでして。
技術面・システム面でも非常に進化した年だったと言えるでしょうね。

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