『愛乃にゅうろおだあず vol.4』

『愛乃にゅうろおだあず vol.4』

『愛乃にゅうろおだあず vol.4』は1987年にPC88用として、
エレインソフトから発売されました。

同人エロゲというだけでも珍しい本作ですが、
さらにノベルゲーである点も珍しい作品でした。

ainonew402.jpg

<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

ストーリージャンルとしてはナンパモノであり、
主人公である成年漫画家が、
ネタを探すために女の子をナンパし、
Hに持ち込むという作品になります。

<総論>


80年代にも同人ゲーム、
しかもアダルトな同人ゲームも存在していました。

私の場合、商業作品と比べると、
どうしても同人の知識は少なくなってしまいます。
そのため、あまり詳しいことは言えないのですが、
そのエロ同人サークルの中でもエレインソフトは、
かなり有名なところだったのではないでしょうか。
雑誌のテクノポリスとかにも載っていましたしね。

そのエレインソフトは、87年から89年頃にかけて、
PC88で幾つもノベルゲームを発売しています。
その、おそらく最初の作品が、
『愛乃にゅうろおだあず vol.4』になります。

尚、「vol.4」となると、
1~3はどうしたんだと思う人も多いことでしょう。
私も詳しいことは知らないのですが、
どうも1~3は本で出ていたみたいなので、
この4がゲームとしては第一弾になるようです。

<感想>


ストーリー自体は、女の子をナンパして、
ホテルなどに連れ込んで、Hしてしまうという、
いたってシンプルな内容になります。

特徴としては、まずは上の画像にあるように、
キャラが可愛いことですね。
本作の発売された87年は、『悪女伝説2』のような、
オーパーツのような優れた作品もありますが、
平均的なアダルトゲームのヒロインの場合、
それほど可愛くないものも多かったです。
それを考えると、同人でこのグラフィックのクオリティは、
十分に凄いことだったと思います。

<ゲームデザイン>


もう一つの特徴として、本作がノベルゲームであることが挙げられます。
つまり、キーを押すことでテキストを読み進めつつ、
たまに出てくる選択肢を選ぶことで、
その後の展開が変化するわけですね。

因みに、まだノベルゲームが浸透していなかったので、
最初にプレイの仕方まで説明しています。
ainonew401.jpg

この作品なんかをみると、遅くとも87年には、
同人のエロゲでもノベルゲーが存在していたことが分かりますね。

まぁだから、しつこく書いちゃうけれど、
ノベルゲーはCSのなんちゃらノベルとかを持ち出すまでもなく、
もともと80年代からエロゲで栄えていた文化なのですよ。
ただ中小ブランド中心だったから、
エルフやアリスのような最大手の作品しかプレイしない人だと、
そのことを知らなかったかもしれませんけどね。

因みに、ノベルゲームの数なのですが、
コラムとかで90年から92年頃が最も少ないと書いたように思います。
でもそれ、あくまでも商業作品に限っての話になります。
商業でノベルゲーが最も少なかったその時期、
特に91年頃ですかね。
同人では多数のノベルゲーが発売されていました。
まぁ私も記事では書いていないので、
誤解してしまっている人もいるかなと思い、
ここで一応補足しておきます。

<総合>


ストーリーとかは面白くないものの、
当時としてはヒロインが可愛く、
エロが濃かった作品といえますので、
総合でも佳作としておきます。

もっとも、今となっては、
87年にはエロの同人ノベルゲーが存在していたという、
その資料的価値の方が高いかもしれませんね。

ランク:C(佳作)


関連するタグ PC88 /ADV /ノベル系 /


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