生徒会長は真性露出狂2

生徒会長は真性露出狂2

『生徒会長は真性露出狂2』は2010年にWIN用の同人ゲームとして、
U-Dashから発売されました。

前作の続き物となりますので、
前作からプレイすることをオススメします。

露出狂2

ジャンルはノベル系のADV。
内容的には露出物で、
今回は選択肢による分岐があってEDも5種類あります。

まぁ、前作が500円で、今回が1000円ですからね。
両方買っても他の同人ゲームの1本分でしかないので、
特に問題はないでしょう。
試しに前作ををやって肌に合えば本作に進み、
そうでなければ本作には手を出さないってのが、
賢明な判断かと思います。

本作も前作同様、主人公であるヒロイン視点が基本になります。
基本的なテキストの上手さは今回も健在ですね。
安心して楽しめました。
加えて、今回は音声も付いていますし、
一枚絵のCGも付いていますから、
全体的にはかなりグレードアップしています。
価格も500円アップしましたが、
それ以上の見返りは十分にあるでしょうね。

細かい露出のシチュエーションは、
DL販売しているところの製品説明に書いてあるのですが、
大まかにはこういった感じですね。
・全裸でバイクに乗せてもらった布祐香は、
たくさんの車や歩行者がいる公道を駆け抜ける。
・早朝の学校でドキドキの全裸。その時にアクシデントが。
・マン研のためにスクール水着のモデルを引き受けた布祐香だったが、
部員たちの熱い視線を受けて興奮して……
・街頭での全裸撮影会。大勢の通行人にとり囲まれて羞恥の中での絶頂。
・白昼の踏切前で全裸立ちSEX(ロストバージン)を披露。
周囲の人たちの蔑みの視線が突き刺さる。
・深夜の住宅街。全裸散歩していた布祐香は、電柱に自らを手錠で拘束。
逃げることの出来ない布祐香に……
・放課後の校内で、自分を抑えきれなくなった布祐香は、
学友たちの前で……
・全校生徒が参加しているイベントで、
生徒会長として挨拶するはずだった布祐香は……

本作は前作の続きと最初に書きましたが、
純粋な続き物であるために、かえって傾向が変わってきています。
つまり、前作(の特に前半)なんかは、
もしかしたら誰かに見つかるかもしれない、ばれたらどうしようという、
露出願望とモラルとの葛藤が描かれているわけです。
この部分が前作は特に良かったわけですね。

一方の本作は、既にそのレベルは超えたところから始まっているので、
そういった葛藤はあまりありません。
破滅してもいいから、むしろ見て欲しい。
それも不特定多数の見知らぬ人から始まり、
次第に特定の自分を知っている人に見て欲しいという方向に進みます。
例えば自分の通う学校で、皆の前で脱いだりとかですね。
これはこれで露出物の1ジャンルではありますし、
露出の醍醐味が何なのかは人それぞれなので、
何が良いかも決められないでしょう。
でも、本作の場合だとより痴女としての要素が強まりますし、
前作の傾向と異なるのは間違いないですよね。
知人に知られると身の破滅にもつながるわけで、
それなのに何とかなってしまうとなると、
もう何でもありともなりかねません。
もちろん、その過激さが良いって考えもあるだろうから難しいのですが、
何れにしろその部分で合わない人は出てくるのかなとは思いました。

また、今回は分岐していくタイプで、
しかも知人にも見つかるということで、
それに対応した展開やEDが用意されているわけです。
中には理解者が出てきてハッピーな展開になったり、
逆に肉便器状態にされてしまったりと。
そういうわけで今回はHシーンも出てくるので、
普通の人的にはエロさは増したともいえるでしょうし、
より万人向けにはなったと思います。
点数のバラつきの少ないタイプになったわけですね。

でも、逆にコアな露出要素だけを求める人には、
露出と異なる余計な部分ばかり増えたとも言えるわけで、
もしかしたら少し物足りなく感じるかもしれません。

総じて、今回はグラフィック・ボリューム・ゲーム性・音声、
それにストーリー内での属性の多様性と、
多くの面でグレードアップしてきています。
前作はピンポイントでこれと狙った人を満足させるタイプでしたが、
本作は多くの層に楽しんでもらえるタイプでしょう。
平均点とかとったら、まず今回の方が高くなるでしょうね。
ただ、前作はいろいろ足りない面はあったものの、
露出物作品の初期部分に共通する、
願望とモラルとの葛藤の部分が非常に秀逸だったわけで、
その個性がキラリと光っていたから気に入ったわけです。
今回は確かに欠点は減ったのだけれど、
持ち味が若干薄れて普通のゲームっぽくなったので、
インパクトがやや弱いんですよね。

露出羞恥物は一緒に語られることが多いですが、
厳密には露出と羞恥は異なるわけで、
前作は羞恥の要素が強く、今回は露出の要素が強かった。
そして私が最も評価していた部分が羞恥の部分だったので、
評価ポイントが減ってしまったってところでしょうか。
そういった面も考慮すると、結局は良作ってところでしょうかね。

まぁ、傾向は変わったけれど楽しかったです。
それに変わったとは言っても、
前作の流れからはこうなっていくだろうなという、
ごく普通の流れなので不自然さは全然無いですし。
前作を本作並のクオリティで作っていて、
2本をセットで始めから1つのゲームとして発売していたら、
たぶん名作と判断していたでしょう。
潜在的にはいつでも名作を作れる可能性があると思いますので、
今後にも期待したいものですね。

ランク:B(良作)

露出狂2

関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /


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