『女子大生プライベート』

『女子大生プライベート』

『女子大生プライベート』は、1983年にPC88用として、
日本ファルコムから発売されました。

日本ファルコムの黒歴史となる作品ですね。

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<概要>


ゲームジャンルは、パズルゲームになります。

具体的には、9枚の絵(パネル)を動かしていき、
きちんとした絵に整理できれば、ステージクリアとなります。
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こういうのは言葉で説明しにくいところもあるのだけれど、
街の中でもよく見かける類のパズルですから、
たぶん画面を見ればどういう内容だかは分かりますよね。

そして、ステージをクリアしていくことで、
女の子も次第に過激になっていき、
そのCGを楽しむという作品でした。

<感想>


日本ファルコムは、PC88やPC98時代を知る人ならば、
間違いないく絶対に知っているブランドであるし、
一時期はホント最大手ってイメージだったんですけどね。
今はすっかり昔の勢いがなくなってしまったので、
あの日本ファルコムの黒歴史がと言われても、
あまりピンとこない人も増えているかもしれません。

ファルコムは後に一般PCゲーの最大手になるのだけれど、
80年代前半には幾つかアダルトゲームも制作していました。
本作もまた、その中の一本となります。

私はコラムなどで、85年までのアダルトゲームと、
86年以降のアダルトゲームは別物なんだと言っています。
本作は前者に属する作品であり、
ミニゲームをプレイして、そのご褒美にCGを見るという、
80年代前半のアダルトゲームにおける、
一つのパターンに属する作品と言えるのでしょう。

ファルコムは、アダルトゲームでいうならば、
例えば『アステカ』(1985)のような面白いADVもありますし、
ADVにおける功績としては、
『デーモンズリング』でグラフィックの瞬間表示に成功しています。
もっとも、本作はそれらより前の作品ということもあり、
凝ったADVではなく単純なパズルゲームですし、
グラフィックもその都度、その場で描かれていました。
また、表示も速くはなかったと思います。

まぁ、言い換えるとすると、あのファルコムでさえも、
こんな時代があったんだねと思ってしまうような作品であり、
あまり面白いとは言えない出来でした。
だからなのか、同じブランドの作品であっても『アステカ』とかだと、
こんな凄いアダルトゲームもあるんだよと紹介したくなるのに、
こっちは黒歴史っぽい説明になってしまうんですよね。

ただ、まだ美少女ゲームという言葉もない時代において、
しかもPSKは炉利作品ばかりを製作し、
CSKは熟女作品ばかりを製作するというような感じで、
ユーザー層や需要を考慮したのかも疑わしい極端に分れる時代にあって、
そこで女子大生に注目したというのは、
それだけで新鮮さと一定の意味合いはあったように思います。

<総合>


面白いのかとか、そういうことではなく、
第一義的には、この時期に女子大生に着目したエロゲを出したと、
やっぱりそれが大きいように思いますね。
それだけで十分に個性と言えましたし、
他にはない魅力と言えましたから。

それと、今から振り返るのであれば、
あのファルコムの昔の作品という資料的価値もあるでしょう。

そういう意味では、内容はともかくとして、
意外と意義のある作品と言えるかもしれませんね。

ランク:C-(佳作)

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