<備忘録> 2006年のエロゲ その1

<備忘録> 2006年のエロゲ その1

2006年のエロゲを振り返る1回目になります。

エロゲ的には変わらなかった、オタク的にはいろいろ変わった、
なんかそういう年だったのかなと。

<総論>


全体的な印象というと、
この年辺りからエロゲの存在感が薄くなったように思います。

2005年の新作についても同様のことは言ったのだけれど、
それでもまだ、2005年は2004年の作品の影響が強かったので、
エロゲ全般という意味では活気が残っていました。
また、意外とマニアック路線でインパクトのある作品があり、
その意味でも特徴的ではあったのでしょうし。

2006年は、自分の印象でしかないですが、
恋愛ものなどの主力路線の不作を嘆く声をよくきいたように思います。
とはいえ、年間に発売された作品を見ると、大物もあるんですけどね。
セールス的には『戦国ランス』と、
『マブラヴオルタネイティヴ』の2強となるのでしょう。
売れるのと内容が良いことは別物なことが多いだけに、
この2作品は際立っていたといえます。

まぁ、『マブラヴオルタネイティヴ』は、
最初は否定的な意見を多く聞いたように思うのだけれど、
秋に全年齢版とか出始めた辺りから好意的な意見が増えたような。
・・・深くは触れないけど、つまりはそういう作品ってことなんでしょう。

かようにオルタはショップでも一般ゲー売り場で盛り上がり、
そのためか何か別枠って感じでもありまして。
だから『戦国ランス』の発売された年末が、
唯一の盛り上がりだったように思えるんですよね。

そうだなぁ~個人的見解として、一応書いておくかなぁ。
アージュの作品は、
好きな人は今もクオリティを保っていると言うだろうし、
嫌いな人は話題になった作品も過大評価だと言うかもしれません。
また私のように、『化石の歌』とかの頃は好きだったけど、
次第に興味を失った人もいるでしょう。
いろんな人がいるとは思うけれど、ただ一つ言えることは、
作品の内容だけからは判断しつくすことはできないということです。

つまりね、簡単に言ってしまうならば、
『君が望む永遠』とか『マブラヴオルタネイティヴ』ってのは、
ベストのタイミングで発売された作品であり、
時を完全に味方にしていたということです。
もちろんそれは、単純に運が良かったということも、
またそれだけにとどまらず、
そのタイミングでなすべきことをやったからという、
ゲーム外の行動も含まれます。
その点を理解しないで作品内容だけから全てを把握しようとすることは、
褒めるにしろ貶すにしろ私は無理だと思うんですよね。
『君が望む永遠』については、ここでは話題がずれるので、
とりあえず置いておくとして。
オルタはね、私の印象では当初は、
勢いはそれほどでもなかったように思うわけで。
ただ、上記のように秋、具体的には9月に全年齢版が発売されました。
その辺りから加速が付いた印象です。

そもそもエロゲとかの店頭デモや宣伝は、
ライトユーザー相手には特に有効であり大事だと思うのですが、
毎月大量に発売されますから、
次の月になればすぐに店頭デモも変わっていきます。
だから1本の作品をずっと宣伝することはできません。
しかしながら、一般PCゲーはね、ちょっと事情が異なってきます。
これは私の扱った作品を見てもらっても一目瞭然なのですが、
ゼロ年代後半から一般PCゲーの記事が極端に減っていると思います。
90年代後半は一般PCゲーも元気だったし、
ゼロ年代前半も何だかんだでいろいろ出ていたのですが、
ゼロ年代後半に入ると作品数がグッと減ってしまい、
活気がなくなってくるんですよね。
まぁ全然活気がなくなって、その状態が固定されれば、
売り場自体が縮小されてしまうのだけれど、
そうなる前の時期というのがあるわけで、それが2006年なんだと思います。
つまり、少し前までは活気が残っていたので、
まだ売り場自体は大きいまま残されているのだけれど、
でも現状としては目立つ作品が中々出て来ないと。
だから何か月も長期にわたり、延々とオルタのデモを流しているみたいな。
まぁ、秋葉原とかの大手の店の話ではありますけどね。
でも、そこで生まれた流れは少し遅れて地方に及ぶわけですし、
エロゲの中心は当時は秋葉原でしたから。
だから私は、あれは、非常に大きかったと思うな。
ああいう最高の機会を与えられる作品ってのは、滅多に出てきませんから。
作品内容がどれだけ優れていても駄目で、
時の力が働かないと駄目ですからね。
あの長期の宣伝は、エロゲーをプレイできない若者はもちろんのこと、
エロゲ初心者への訴求力もかなりあったんじゃないかと、
個人的には思うんですよね。
アージュ系列の作品が、必ずしもクオリティは落ちていなくても、
それでも注目度が落ちていく一方なのは、
代表作と呼ばれる作品は時が味方してくれていたのに対し、
後の作品はどこか時期を逸したような作品も多く、
それが大きいと思うのです。

なんか脇道にそれてしまったけれど、続きは次回に。

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