<備忘録> 2005年のエロゲ その6

<備忘録> 2005年のエロゲ その6

2005年のエロゲを振り返る6回目になります。

今回は、関係あるような、ないような・・・
でもある意味、とっても大事かもしれない話。

<エロスケ>


正式名称を書いた方が良いのかもしれませんが、
おそらくまぁ、今現在エロゲをやっている人ならば、
エロスケの存在は知っていると思います。

利用する人、何らかの理由で利用に抵抗のある人、
好意的な人もいればそうでない人もいると思います。
個人的に、あのサイト全般に関して述べるのならば、
あれを作った管理人さんは凄いよなと、
今のというか、ゼロ年代以降のエロゲ文化っていうのは、
大半があのサイトに依存しているのではないでしょうか。
変な話、どれだけ売れていなくて、工作だけで高得点になったとしても、
それでも数年後には点が高ければ名作扱いされるみたいな。

一つのサイトの存在なんてものは、本来ならば、
エロゲの歴史とは関係ないのですけれどね。
あのサイトの存在がエロゲの歴史に大きな影響を与えたと考えるので、
どうしても触れざるをえなくなるのでしょう。

<2000年以前のデータベースとしての無価値>


ついでなので、あのサイトに対しての自分の認識や、
利用方法にも触れておきます。

まず、エロスケができたのは2001年になります。
サイトが出来てからは、発売作品がきちんと登録されていますので、
データベースとしての利用もできるのでしょう。
しかし、それより前の、つまり2000年以前の作品に関しては、
全然登録されていなかったり、
オリジナル版ではなくてリメイク版の日付が登録されていたりするので、
データベースとして役に立たないのです。

あのサイトには、個人の投稿以外にも、
レビューサイトも登録されています。
っていうか、元々は「ゲーム購入への道」という有名なサイトがあって、
エロスケは、それを真似て作られたので、
最初はレビューサイトの登録だけだったんですよね。
まぁ今となっては、その名残として残っているのが、
左上の「ゲーム購入への道風のページ」となるのでしょうが。
で、途中から個人の登録も受け付けるようになり、
そっちがメインになっていったと。

私は当初、自分で登録したサイトだけが掲載されると聞いたのですが、
私の勘違いだったんですかね。
私のサイトが、こっちが何も頼んでいないのに勝手に登録されたので、
後で削除を依頼したことがありました。
このサイトではなくて移転する前のサイトだったと思いますが、
無断登録も3回くらいされて、
その都度削除要求をしている記憶があります。
そして私は、見てわかるように、古い作品も多く扱いますからね。
私のサイトが無断登録された際に、
それであちらに登録された作品も結構あるのです。

古い作品は漏れが多いですから、その年に何本発売されたとか、
どういう作品が流行していたとか、
エロスケから判断することは非常に危険なのです。
以前、どっかのプロの批評家がエロスケを元にいろいろ書いてましたが、
何の疑いも持たずにエロスケだけ見て昔を想像して語るのを見て、
内容以前に、その姿勢に唖然とした記憶があります。
そういう姿勢で記事書いてるとさ、
おそらくどんな記事書いたってまともなものにならないでしょうに。
情報の真偽を確かめる能力の欠如を証明しているようなものだから、
他の記事であっても、私はそういう人の記事は読みたくないです。
エロスケをデータベースとして利用するにしても、
2000年以前の場合はとにかく全部疑ってかかるべきなんですよね。

<2000年以前のゲームの点数>


それと、あるゲームを一番楽しめる人ってのは、
基本的にリアルタイムで遊んだ人なんですよね。

発売後すぐにプレイして、面白いと感じて高得点を付ける。
でも、何年も経つと、絵やシステム周りやギャグなどは古くなるので、
現時点での基準で判断する人がプレイすると、
古臭く感じるとして低い点数を付けると。
まぁ、Aが流行ったので、それをBがパクったとして、
本来ならAが評価されるべきなのに、
俺は先にBをプレイしたから後でプレイしたAでは驚かなかった、
だからAは低得点とかいう、意味不明な理論も何度も見かけてますが。
そういうわけで、理由はいろいろあるけれど、
発売直後が最も高い点が付いて、それから徐々に下がっていくのが、
一般的な傾向と言えるのでしょう。

そうすると、2000年以前の作品ってね、
リアルタイムでプレイして点が付けられるという過程を経ておらず、
そのような期間も全くないので、
最初の高得点を得る機会がないのですよ。
これはもう、かなり損しているんですよね。
しかも古くてマイナーな作品ほど、点数を付けている人が少ないわけで、
ほんの数人の評価だけってことも多いです。
最近発売された高得点作品だって、
凄く低い点を付ける人も一定数いますから、
ろくな説明もなく低い点が付けられて、
それを一般論みたいに思ってほしくないんですよ。
それに、たまたま辛口な人が点数をつけだすと、
人数が少ないだけにその人の点数の影響も大きくなります。
その人の文章自体はまともだったとしても、
周りの空気を読まずに点だけ辛くすると、
その人が書いた作品=サイト内ではクソゲ評価となるので、
個人的にはハッキリ言って、書くなと言いたいくらいでしてw
周りの空気が読めないのなら、でも自分内基準はハッキリしてるのなら、
私みたいに自分でサイトを作れば良いのですよ。

少しずれかけてしまったけれど、
結局のところ、2000年以前の作品に関しては、
点数は全くアテにしては駄目です。
もちろん、私の好きな作品が高得点になっていることもありますし、
そうでない場合もありますが、
どっちにしてもエロスケの点数で判断して欲しくないですね。

<自演か工作か>


そして・・・だ。
ようやく、ここから本題ですかねw
ここまでだと、何で2005年の項目でエロスケの話なんかしてんだよって、
皆不思議に思ってしまうでしょうから。

例えば、本でも歌でも何でも良いのですが、何かしら賞ができたとして、
最初は凄く信頼できるんですが、
信頼されて注目度が上がってくると、
賞を取るための裏工作とか取引とかが生まれてくるんですよね。

点数で表示されるサイトであるならば、
あのサイトで高得点になれば名作扱いされるというならば、
高得点になるように働きかけると。

エロスケでそうした動きがハッキリと出てきたのが2005年であり、
具体的にタイトルを挙げるのならば、
『車輪の国、向日葵の少女』からとも言えます。

『車輪の国、向日葵の少女』は、
今現在の通算ではどれだけ売れたか知りませんが、
発売当初は無名ブランド&無名ライターですし、
実際、発売初週の売上はかなり少なかったです。
少なかったのですが、数万本売れた超大作並に、
最初から点数が大量に付けられていったんですよね。
あれだけ不自然な点数の付き方は、それ以前にはなく、
とても異様な光景でした。

尚、この作品に個々人でどう評価しても構わないのですが、
エロスケでの明らかな工作、当時の売上の低さ、
2chでも個別スレがなくなっているなどから、
根拠として使えるのはエロスケでの不可解な点数だけであり、
それなのに一般論として名作扱いするのは、私はおかしいと思います。

工作・・・たぶん、今だと不可解な動きが出てくると、
信者の工作という風に判断されることが多いのでしょう。
もっとも当時は、ブランド側の自演という説の方が有力だったと思います。
まぁ、工作でも自演でもどっちでも構わないのですが、
そういう露骨に不自然な点の付き方がなされ始めたのが、
2005年なんですよね。
それが言いたくて、今回扱ったということです。

それまでの私は、2001年から2005年くらいまでは、
エロスケの点数もわりと信頼していたのですが、
この事件を機に、あまり点数を信用しなくなっていきました。
・・・まぁ、2003年の『クロスチャンネル』の時に、
まともな批判記事が削除されたのを見て、
その時点から少しずつ信用しなくなり始めてはいましたが、
この時に追い打ちをかけたって感じですね。

<高得点作品>


エロスケの点数に関しての、個人的な判断の枠組みを簡単に説明しますと、
あそこは2001年からのサイトなので、2000年以前の作品の点数は、
高いものも低いものも、一切アテになりません。
だから参考にするとしても、2001年以降の作品だけです。

2001年以降に関しては、あそこ偏っていますので、
萌えゲーやシナリオゲーとされているのに70点未満は概ね地雷。
その他のジャンルは60点未満は概ね地雷。
ただし、点数は年々下がるので、上記の基準は主に新作用で、
古い作品ほど少し修正して判断すべきと考えます。

問題は高得点の作品なのですが、今の高得点作品って、
ある意味工作合戦の成れの果てでしょ。
で、血気盛んに点にこだわるのは若い人ですし、
作品もそういう人に好まれるようなものばかりだから、
広い意味で厨ニゲーというか、厨房向けみたいなのばっかなんですよね。

実際、自分が何かしらの理由で発売前から注目していた作品は別として、
それこそ、未プレイで90点以上とか付いているのを見ると、
まず最初に、何だよお子様向けかという先入観が生まれてしまいます。
もちろん、プレイしてその先入観が払拭されれば良いのですが、
実際のところ、そういうケースはまずありません。
一応期待はするのですけどね、
結局、また子供向けかとガッカリしてしまうのです。
したがって結論としては、
90点以上は広い意味でほぼ全て厨ニ向けであると。

それと、ある分野について本当に尖って濃い作品は、
尖っていれば尖っているほど、濃ければ濃いほど、
それだけ受け付けない人が出てきますので、
低い点も結構つきやすいのです。
だから作者に狂気を感じるような本当の鬱ゲーとかは点が伸び悩んで、
例えば、私がプレイしてて生温いと感じちゃうような、
「なんちゃって鬱ゲー」みたいなのの方が、
他の人には胃が痛いとかのレベルになるようで平均は高かったりします。
つまり尖っていない万人向けの方が平均点は高くなるってことですね。
したがって80点台後半以上は、大抵が薄っぺらくて、
なんちゃって作品が多いのです。
場合によっては、ここに80点台前半も含まれます。

そういう意味では、70点台後半辺りの作品が、
今だと一番信頼できるのかもしれませんね。
全てが面白いというわけではなくて、完全に玉石混交ではあるのだけれど、
その範囲の作品の中には、大当たりが含まれている可能性が高いのです。
まぁ、ジャンルによっては80点台前半まではありだと思いますが、
それでも80点台後半とかなると、
内容がぬるいという意味でハズレの危険性が高まっていきますし、
広義における厨ニゲー率が高くなっていくので、
未プレイだったら後回しで良いかなと推定してしまいます。

まぁ逆に、80点台後半以上の作品は、
もし自分が10代だったり、初心者の頃にプレイしていたら、
おそらく衝撃を受けたんだろうなとは思いますので、
初心者向け作品を探すという意味では今でも機能しているんでしょうね。
もし、あのサイトは昔は参考になったけど、
今は参考にならないって思う人がいたら、たぶんそれは、
あなたが初心者でなくなっただけというケースが大半なんじゃないかな。
サイトの性質自体は、今も昔もそんなに変わってないですから。
だから変わったのはあなたなんだよと、言いたくなるわけです。

<結>


全然関係ないような話にもなってしまったかもしれないけれど、
ゼロ年代以降のエロゲ文化は、あそこに依存し過ぎなんですよね。
そのメリットも部分的にはあったのでしょうが、
むしろ今はデメリットの方が大きいんじゃないかなと。
依存度の低い同人ゲーを見ていると、何かそう感じてしまいますね。

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