『彼女達の誰かが寝取られた』

『彼女達の誰かが寝取られた』

『彼女達の誰かが寝取られた』は2016年にWIN用として、
めくじらから発売されました。

NTR系で、久しぶりに新鮮な感じで楽しめる作品でしたね。

彼女達の誰かが寝取られた dl

<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

セールスポイント・・・
誰が寝取られるのかわからない【緊張感】と
寝取られ発覚後の【不意打ち感】による
「寝取られ」の興奮を愉しんで頂けるように努めた作品となっております。

システム・・・
3人の彼氏(主人公)の視点を切り替えて話を進める事で、
3組のカップルの恋愛事情などを知りつつ、
「誰が寝取られる」のか後半までわからない作りとなっております。

<総論>


本作は、3人のヒロインの物語がザッピング形式で描かれ、
そのヒロインの中の誰かが、ヒロインの彼氏以外に寝取られています。
こちらは誰が寝取られているかを推理しながら進めるのですが、
誰が寝取られているのかは最後まで分かりません。
つまり最近の寝取られゲーのように寝取られ過程を楽しむのではなく、
あの子が寝取られていたのかと、
いわゆる不意打ち寝取られを楽しむ作品になっています。

古くて新しい、温故知新・・・、
本作を例えるならば、概ねそんなところになるのでしょうか。

寝取られゲーは、元々は大好きなジャンルだったのですが、
ここ最近はマンネリすぎて、
全く期待できなくなっていったジャンルでもあります。
たまに寝取られゲーの種類が増えて流行して~とか言う人もいるけど、
それ、逆だよ逆って言いたくなるわけで。
何年か前に陵辱規制がなされてから、
陵辱ゲーなど作りにくいジャンルが出てきました。
そこで従来は寝取られと異なるジャンルとなっていたであろう作品に対し、
表面だけ寝取られの皮を被せて規制を回避しようとしたような、
似非NTR作品が増えただけにすぎません。
したがって、そこに新鮮な楽しみなんてものは存在しませんし、
それどころか無理にオブラートに包んでいることから、
当該作品の本来の魅力すら損なわれているケースが多々あります。

また、NTR本来の魅力を持った作品にしても、
今は煩い人が増えたことから、次第に失われていった楽しみもあります。
そしてその一つが、自分の大事な人が突然犯されるという、
いわゆる不意打ち寝取られになります。

今はホント、自分勝手な人が増えましたからね。
同人ゲーにまで、どういう内容か事前に示すべきと言う人もいますし。
事前に事細かに説明されちゃったら、読み進める楽しみなくなるじゃんよ。
それに、寝取られゲーの一番の古くからの魅力は、
いわゆる不意打ち寝取られなのに、
事前に説明されたら不意打ちでなくなってしまうわけで、
近年の傾向からは、
不意打ち系は絶滅していかざるをえないジャンルでした。

そんな中で出てきたのが本作であり、
他所が避けてきた問題に対し、新たな切り口から挑んできたことは、
それだけでも称賛に価するのでしょう。

<各論・感想>


そういうわけで総論的に言うならば、そしてやろうとした試み自体には、
非常に好印象を抱いております。
不意打ち寝取られですと事前に明示し、NTRが苦手な人に注意を促しつつ、
一方で不意打ちNTRを楽しませてくれるわけですからね。
こういう作品は本当に貴重ですし、今後も増えていってほしいものです。

もっとも、各論的な観点からいうと、
本作には少なからず問題もありまして。

まず本作にはヒロインが3人いるのですが、
寝取られるヒロインは1人だけです。
つまり、この子の寝取られシーン見たいなってプレイしてしまうと、
自分の目当ての子が寝取られない可能性も高く、
寝取られ目的でプレイすると満足できないおそれもあるのです。

この辺は、産みの苦しみでもあるのでしょうね。
誰が寝取られるのかという目的を事前に提示し推理させることで、
かつての不意打ち寝取られの面白さを再現しようとし、
その点はある程度成功しているのでしょう。
しかし、かつての不意打ち系NTRと異なり、
事前に寝取られゲーと言ってしまっている以上、
寝取られだけを求めるユーザーが増えることは、
どうしても避けられないでしょうから。

それと、めくじらは、過去にも寝取られゲーを製作しており、
中には凄くシナリオの良い作品もあります。
私も良質なNTRシナリオを提供するサークルという印象でしたし、
シナリオに期待していた人も多かったと思います。
しかし本作は、新しい試みに挑んだことにより、
細かい部分にまで手が回らなかったんですかね。
端的に言うならば、個々のヒロインのシナリオは、
あまり読んでいて面白いというものでもないのです。
まぁ悪くもないのだけれど、過去作と比べると、
明らかにシナリオは薄いよなと思ってしまいます。

<総合>


総じて、発想や試み自体には素晴らしいものがありますが、
肝心の中身がいまいち伴っていなかったというところでしょうか。

でも、いろいろ惜しくて勿体ないところはありますが、
このジャンルで新鮮さを感じさせるような試みを行ったこと自体、
私は称賛されて然るべきと思います。

作品全体の出来ということから、
本作自体のランクは低めになっているのですが、
古くて新しいジャンルとして、
個人的にはこういう作品が増えていってほしいものですね。

ランク:C(佳作)

彼女達の誰かが寝取られた dl

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