『少女と世界とお菓子の剣 ~Route of NANA~』

『少女と世界とお菓子の剣 ~Route of NANA~』

『少女と世界とお菓子の剣 ~Route of NANA~』は、
2010年にWIN用として、私立さくらんぼ小学校から発売されました。

セカケンシリーズの2作目ですね。

少女と世界とお菓子の剣 ~Route of NANA~ dl

<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

■ストーリー
ラジオから聞こえてくる不思議な声に導かれた少年ミノ。
彼は謎の美少女苺と出遭うことにより、
ミステリアスな事件に巻き込まれていく。

◆鏡の世界 ~みゆきメール事件~
『みゆき』なる謎の人物から送られてくる気味の悪いメール。
果たして『みゆき』は誰なのか。事件関係者を洗い始める主人公。
だがそのとき自分たちが
不可思議な空間に迷い込んでしまっていることに気づく。
この世界はいったいなんなのか。そして『みゆき』の正体とは。
携帯マニア・アヤノの真の力が今発現する!みゆきメールの謎を解け!!

◆忘れえぬ想い ~6月10日事件~
ラジオから繰り返し聞こえる『6月10日』のワード。
時同じくして「麗子という人物を捜して欲しい」という相談者がやってくる。
そして薄気味悪い『数を刻んだ机』を目にした時、苺の顔色が変わった。
「ボクたちは同じ時間を繰り返している!」
だが主人公達が屋上に向かおうとすると、そこには…!
屋上までの道のりを攻略しつつ事件の謎に迫れ!!

◆届け、愛しき人に我が慟哭 ~Route of NANA~

端正で整った顔立ち、キュートさに満ちあふれた美貌、抜群のスタイル。
男子の誰もが憬れる学園のマドンナ・ナナ先輩。
太陽のように美しく輝き続ける彼女だが、その素顔は誰も知らない。
ナナとの仲を進展させる主人公は彼女の真実に迫る。
そこには常に戦うことを要求された少女の姿があった。
「知るとは呪いを身に受けることだ」
夜の丘で『剣』を手にするとき、生まれたばかりの獣が慟哭する!
汚れなきナナの魂を救え!!

<感想>


セカケンシリーズの2作目ということで、
現在完結が待たれる筆頭クラスの作品ですし、
非常に好きなシリーズではあるのですが、
先に書いた1作目と3作目の感想が少し長めになり、
少し燃え尽きた感があるので、今回は短めに。

本作はセカケンシリーズにおけるNANAルートが含まれており、
純粋な続き物としての2作目ではなく、
一つのルートという位置付けでもありますので、
本作だけでも楽むことはできるでしょう。
もっとも、全作をプレイすることで見えてくるものもありますので、
余程のことがない限りは1作目からプレイすべきだと思います。

1作目をプレイした前提で述べるとすると、
概ね前作と同様と言えるでしょうか。
元商業らしく、グラフィックや演出の良さは並の商業以上であり、
価格の割にボリュームもありますし、
完結していなくとも十分な満足を得られ、
そうした客観部分に関する傾向は前作から変わりありません。

違いがあるとすれば、それはストーリーの傾向やキャラなのでしょう。
まずキャラですが、これは人によっては大きく影響するかもしれません。
今作のメインヒロインであるナナは、
中学生とは思えない抜群のプロポーションの持ち主でして。
他所のエロゲで例えるならば、
高校に通う主人公らのお姉さん的な外見なのです。
そのため、巨乳でも構わない、むしろ巨乳が好きだという人ならば、
本作をプレイしていても何ら問題はないのですが、
さく小のヒロインはランドセルが似合ってこそという人だと、
今回は炉利分が足らないと感じてしまうおそれがあります。
いずれにしても、好き嫌いは好みの問題であるとしても、
さく小は炉利作品ばかり作ってきたサークルだけに、
巨乳お姉さんヒロインがメインという作品は、
サークルとしては異端的な存在と言えるのでしょう。

それと、ちょっとNTRシチュがありますので、
処女厨やアンチNTRって人だと楽しめなくなるおそれが高いです。
同人ゲーだから騒がれなかったのでしょうが、
これがもし商業だったら、今だと炎上してしまうかもしれませんし。

ストーリーも少し傾向が変わり、
ミステリー+ジュブナイルという両輪の内、
本作ではジュブナイルとしての部分が強くなっています。
ジュブナイルはライターの最も得意とする分野でもありますし、
暗くて重いシナリオを求めているのであれば、
シリーズの中でも本作を気に入る可能性はあります。
逆に炉利とミステリーが楽しみたいだけという、
重くて暗いシナリオに興味がない人だと、
今回はその重さに疲れてしまうかもしれません。
個人的には、ライターらしさが出ているとは思うものの、
このシリーズとしては過度に重いのは少し浮いてしまうのかなと。
3作目ではミステリー部分が強まったこともありますし、
2作目はシリーズの中でも少し毛色が異なるように思います。

<総合>


基本的に今回も良く出来ていたと思います。
まぁ2作目をいきなりプレイする人はいないでしょうが、
1作目をプレイして楽しめた人ならば、
大抵の人は満足できるでしょう。

ただ、前作を踏まえた上で、
それでも尚、本作を名作と押せるかとなると、
本作ならではの要素が少し足りなかったのかなと。
そのため、総合では良作としてあります。
因みに、上記の本作ならではとして、
私が求めていたものについては、
次の3作目で実現してきているわけでして。
なので、次の作品もぜひプレイして欲しいですね。

ランク:B(良作)

少女と世界とお菓子の剣 ~Route of NANA~ dl

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