『ハートピストル』

『ハートピストル』

『ハートピストル』は2015年にWIN用として、
GOOD DAYS MAKERから発売されました。

今回は簡易感想になります。

ハートピストル dl

<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
アスファルトを染める深紅と無造作に転がる臓物の中で、
彼女――レディ・ヴァンパイアは自らを吸血鬼と名乗る。
聞けば、吸血鬼とは血を糧にする種族ではなく
血液を操る種族であるという。
つまりは血液を持つ全ての生物が
彼女に生殺与奪を握られているということである。それを証明するように、
周囲にあるヒトだったものの破片は彼女によって撒き散らされていた。
彼女にとって、ヒトという存在は血液のつまった皮袋でしかない。
気ままに殺戮を繰り返す彼女を見て、
主人公はどうしても彼女を止めたいと考える。それを知った彼女は、
さも面白い遊戯を思いついたかのように微笑み、
主人公の隣で生活することを提案する。
主人公は悩むが、大切な人のため、
まだ見ぬ誰かのためにその提案を受け入れる。
そうして、鉄の匂いに満ちた春夜、
人類の敵との共同生活が幕を開けた――

特徴
●戦闘シーン
大量のカットイン・専用画像を用意し、
それをアニメーションのように動かすことで躍動的な演出に成功しています。

●日常シーン
キャラがぴょこぴょこ動く他、コミカルな絵を多数用意しており、
ほのぼのしたり笑えたり
シリアスでは見られないキャラの魅力を味わえたりと、
日常も楽しめるようになっています。

●エッチシーン
実用性にも力を入れております。雰囲気を盛り上げる効果音の他、
適所にエッチなカットインを挟んで気分を盛り上げます。

●やり込み要素
選択肢によって展開・エンディングが変化したり、
IFストーリーやキャラの過去が見られる「エピソード」を集めたりと
クリア後も楽しめます。

<感想>


この手の設定は飽きているのですが、
演出に凝った作品のように感じたもので、
それで興味を持った作品でしたね。

まぁプレイしてみて最初に思ったのは、
キャラが可愛くねぇ・・・ってことだったりしますが、
本作はキャラゲーではないので、
たぶん大きな問題ではないのでしょう。

肝心の演出なのですが、
一般的に演出が良いとされるフルプライス作品の演出と、
似たレベルのことはできているのかなと。
それを同人のロープライスでやっているわけですから、
ある意味凄いとも言えるのでしょう。
だからもし、今のフルプライスのノベルゲーに何の疑問もないならば、
そして演出の良い作品をプレイしたいのであれば、
本作は楽しめるように思います。

さて、問題はここからでして。
何で上で限定した形で薦めたのかというと、
実はプレイしていて疑問を抱いたのも演出だからなのです。

ちょっと説明が難しいのだけれど、
例えばある場面で最善の手法がAだとして、
それに劣る手法が順番にB、C、D・・・となるとします。
私は現在のノベルゲーに対し、ゲームデザインで疑問を持つことも多く、
Aが最善だと思っていても、一般的なノベルゲーの枠に縛られていると、
Aがくることはまずありません。
だからBで妥協するかとなるのですが、
本作はよく動くし凝っているので、Bに相当するものは出てくるのです。
だから決して悪くはないのだけれど、良くも悪くも予想通りなのですよ。
私が演出で褒める場合は、私が想定したAを出してくるとか、
或いは私の想像を超えたものを出してこられた場合です。
本作はフルプライスゲーの模倣は良く出来ているのだけれど、
そこでそうくるのかという驚きはなかったのかなと。

他にもサウンドや効果音の使い方を含め、
どうにも光る部分は感じ取れなかったです。

何ていうか、カットイン用のCGであるとか、
演出に用いる素材は十分に用意してあるのだけれど、
それが効果的に活かされていないというか、
端的に言えば結果として演出が悪いとなるのでしょう。
演出が特徴とされる作品だけに、
ここでの不満点が作品全体の印象にもつながった感じですね。

最近出た某商業作品にも言えることなのだけれど、
演出に用いる素材は凄く良いのだけれど、
動いているからと言って直ちに演出が良いとは言えないわけで、
単なる偶然かもしれないけれど、個人的に最近は、
何かそういう作品に出合うことが多いなと思ったものでした。

ハートピストル dl

関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /


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