『Neverending Nightmares』

『Neverending Nightmares』

『Neverending Nightmares』は2014年にPC用として、
Infinitop Gamesから発売されました。

今回は、簡易感想になります。

NeverendingNightmares.jpg

<感想>


本作はsteamで発売されているADVで、
画像を見ればすぐに分かると思うのですが、
とにかく一度見れば絶対に忘れないような作品です。
それで興味を持っていた人も多いと思うのだけれど、
後に日本語化されたことでプレイしやすくなり、
たぶんそれなりに知名度もある作品なのかなと思います。

まぁ簡易感想なので、あらすじとか細かい点は省略しちゃいますが、
本作は、精神の病に苦しんでいた開発者自身の感覚を、
そのままゲームに反映した作品であり、
物語上のジャンルとしてはサイコロジカルホラーとなるのでしょう。

濃厚なシナリオが展開されるという作品ではなく、
一応テキストはあるものの、
どちらかというと映像や音から感じ取り、
得た情報から自分で考察していくタイプの作品となります。
だからまぁ、人がどうこう言っているのを参考にするよりも、
画像を見て自分が面白そうと感じられるかが第一であり、
ゲーム性が高い作品ではないだけに、
画像から興味を持てなければ、まず楽しめない作品だと思います。

私自身は、この一度見れば忘れないような画像を見て、
必ずしも好みとは言えないものの、
十分に個性的だとは思いましたので、それで興味を持った感じですね。

ただ、まぁ褒める点は他の人が褒めているのと大体同じになるので、
あまり書く気にもならないし、それで否定的な点だけを書きますが、
グラフィックは最初のインパクトがピークであり、
プレイをしていての更なる驚きは少なかったのかなと。
良く言えば統一された世界観となるのだろうけれど、
何か段々飽きてくるような感じでしたね。
まぁ、ぬるいADVばかりプレイしていればまた違うかもしれないけれど、
私はアダルトゲームのグロゲーとかも散々プレイしていますし、
そういう作品を好んでプレイしているような人だと、
本作で驚くことは少ないのかなと。

本作は、ゲームジャンルとしては、
ごくシンプルな横スクロールADVになります。
ゲームとしての面白味は皆無ですので、
難解なパズルなどを求めるのであれば、
プレイしない方が賢明なのでしょう。

製作者に言わせれば、難解なパズルなどがあると、
プレイヤーがゲームをしていることを思い出してしまう、
ゲームの世界の外に出されてしまうことから、
恐怖体験に集中できるようにシンプルにしたみたいですけどね。

個人的には、ここは賛同しかねるなと。
MYST系の作品は散々プレイしてきたけれど、
面白い作品はゲームであることを忘れて、
その世界にどっぷりとはまっていましたから。
ゲームが難しくても、それ以上に魅力的な世界があれば、
関係ないんじゃないかなと思うのですが。
もっとも、パズルで悩ませるのではなく、
世界観を堪能させるために難易度を低くするというのは、
十分に理解できる話です。
ただ、世界観を存分に堪能させたいのであれば、
それを阻害する要素をできる限り排除すべきなのでしょう。
パズルで悩むのも阻害する要素となりえますので、
だから排除したと言われれば、それは納得できます。
同様に、プレイしていての操作よるストレスもまた、
作品世界を堪能することを阻害する要素になります。
ゲームであることを忘れて作品世界に集中させたいのであれば、
一切のストレスを感じないように快適に遊べるようにすべきだと、
私は思うのですけどね。
まぁ、こう書くのは、私自身が本作をプレイしていて、
非常にストレスを感じたものですから。
それで作品世界への集中が途切れ、
ゲームであることを何度も思い出してしまったと。
そういう風に感じてしまうプレイヤーを生み出してしまうということは、
製作者がゲーム性を廃してまで実現したかったことは、
少なくとも成功はしていないように思います。

<総合>


独特な作品なのでね、興味を持てばやってみたら良いと思います。
逆に興味が持てないようであれば、
たとえ誰かが絶賛していても楽しめない作品でしょうし。

本作にしてもそうなんだけれど、最近のインディーズ系のADVは、
濃厚なシナリオもなく、ゲーム性もほとんど廃されて、
映像から感じる雰囲気や体験を重視した作品ばかりのように思います。
個人的には90年代前半の、
インタラクティブムービー流行時を彷彿させますが、
あの時の問題点が解消されることなく、何の成長も感じられず、
単に流行が再び巡ってきただけのように感じられて、
それが非常に残念に思えてしまいますね。

まぁ若い人から見れば、私が懐古ゲーマーに見える場合もあるようだけど、
そして懐古ゲーマーなら自分が好きだった頃の昔の作品と、
似た雰囲気の作品が出てくれば喜ぶのでしょうけどね。
このブログの読者であれば分かってもらえると思いますが、
私は常に変化を求めていますので、
自分が好きだった時代の作品を繰り返されても喜ばないのですよ。
だからインタラクティブムービー流行時のような作品を繰り返されても、
全く嬉しくないのです。
もう少し現代的なプラスアルファがあれば楽しめるのですが、
そういう作品もなくはないのだろうけれど、
中々出て来ないように思いますね。

関連するタグ WIN /ADV /


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