マリリンモンローファイルズ

マリリンモンローファイルズ

『マリリンモンローファイルズ(THE Marilyn Monroe FILES)』は、
1996年にWIN用として、メディアクエストから発売されました。

ゲームジャンル:データベース、FMV系ADV
属性:ミステリー データ

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オリジナルの『Hard Evidence -The Marilyn Monroe Files』は、
1995年に発売されています。
ですので、本作はそれの日本語版移植版になりますね。
ってか、今回は正直日本語版というのを見たことがありません。
英語版に触れる機会があって、
後にそれの日本語版があるって知ったものですから。

この当時はマルチメディアという言葉のもと、
様々なCD-ROMソフトが盛んに発売されていました。
その中にはデーターベースソフトもあったわけですが、
使い勝手が悪かったのか、それともやっぱり紙媒体が良かったのか、
最近ではあまり見かけなくなりましたね。
いや、スマートフォンとかipadとかの影響で、
また復活してきているのかな?

何れにしろマリリンモンローファイルズは、
そんなデータベースソフトの1つだったわけでして、
基本的にマリリンモンローに関わる情報や謎が収録されています。
私は特に大ファンってほどでもないので正確なことは言えませんが、
量もかなりありましたし、
おそらくファンでも納得できたのではないでしょうか。

ただ、マリリンモンローファイルズの凄いところは別にもありまして。
つまり単なるデータベースに終わらず、
ゲームでもあったわけですね。

具体的には検事や記者とか4つの視点から、
マリリンモンローの死の謎を調査していくADVになります。
それぞれの立場から様々な角度で事件を調査し、
一応の事件の筋道を自分で推理することが目的となるのです。
結論のない話なのでその辺で好みが別れそうではありますが、
自分で推理を組み立てることが好きな人なら楽しめると思います。

私はこういう試みは面白いと思うんですよね。
素晴らしい推理ゲームを作るには、
より多くの設定や情報が必要になります。
無数の情報の中から推理を組み立てていくのは快感ですし、
リアリティも増していきますから。
でも、クリエイターが1から全てを作り上げる場合、
どうしても量と質の両面で限界が出てきます。

しかし実際の事件であるならば、
既に膨大な資料が揃っているわけです。
その膨大な資料と同じだけの設定を自分で考えることは難しいですが、
既にあるものを纏めて利用するのなら、
それは決して無理な話ではありません。
そこからゲームとして上手く組み立てていけば、
十分に傑作も生まれうると思うのです。

これは逆にデータベースの方にもプラスになります。
単なるデータベースでは余程のファン以外買わないでしょうが、
ゲームもあればそうでない人も購入するでしょう。
売れれば次にもつながりますし、
データベースソフトの認知度の上昇にもつながります。

ADVの可能性はまだ残っているはずで、
その1つとしてこの方面の開拓がまだ未成熟のまま残っていると思うのです。
だからこそ、こういうゲームがもっと増えれば良いのになと、
そう思ってしまうんですよね。

ランク:B-(良作)

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