<漫画> この音とまれ! (アミュー、集英社)

<漫画> この音とまれ! (アミュー、集英社)

「この音とまれ!」 (アミュー、集英社)

琴を題材にした部活系作品であり、
今読んでいる中でも好きな作品の一つですね。

この音とまれ!

<概要>


先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。
四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、
部の存在自体を知らない人も居る状態。
そんな彼の前に現れた、見るからに不良で
箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?

<感想>


元々マイナーなジャンルのスポ根ものとか好きなのだけれど、
今回の題材は琴なので、より一層馴染みのないジャンルですね。

1巻開始時には、部には気の弱い部長が一人だけ。
そこに天才少女と、琴と縁のなさそうな不良たちが入ってくるわけで、
つまり部長と女の子を除けば、他は初心者だらけになります。
そのため一から積み上げていくことになりますので、
他のスポ根ものとかのようにすぐに試合ってわけにはいかず、
その点がちょっと違うと言えば違うでしょうか。
現在も刊行中なのだけれど、真面目に琴をやっているにもかかわらず、
最初の大会に出て結果が出るのが8巻ですからね。

ところで、こういうマイナージャンルを扱う場合、
その題材の面白さを伝えることができるのかという観点が、
非常に大事になってくると思います。
個人的には様々な理由も相まって、
それで1巻から十分楽しめたのだけれど、
1巻自体は仲間が集まっていく要素が強く、
あまり演奏とかはありません。
なので1巻だけ読むと、まだ琴の魅力が分かりかねるかもしれません。
でも2巻からは演奏や琴の具体的な説明が入ってきますし、
その後も大会を目指し具体的な練習に入ったり、
大会に出たりするようになっていきますので、
巻数が進むことでどんどん面白くなっていく感じですね。
そういう作品なので、できれば1巻だけでなく、
2巻くらいまでは一緒に買って読んだ方が良いのかなと。

また単にマイナージャンルというだけでなく、
本作にはもう一つの懸念材料もあります。
即ち、見た目で良さが伝わってくるスポーツなどと異なり、
音楽は耳で聞くものであり、
漫画という媒体では限界が生じてしまうということです。
そういう観点から、音楽漫画とかが好きでない人もいるでしょうし。
特に本作ではオリジナルの曲も出てくるので、
余計にも紙面だけでは伝わりきらない部分が生まれてしまいます。
しかし、ここがこの作品の凄いところでもあるのですが、
本作ではWEBでそのオリジナル曲の演奏が公開されていますので、
実際にどんな曲なのかを耳で感じることができるのです。
これにより更に漫画への理解も増していきますし、
キャラたちと一緒に琴への理解が少しずつ深まるにつれ、
面白さも増していくのでしょう。
そして音楽漫画にありがちな、
上記の問題点も解消されるというわけですね。

今後完結した作品を中心に紹介する方針にしようかと思ったけれど、
WEBと連動した要素もある作品ですし、
早めに紹介した方が良いのかなと思い、今回は扱ってみました。
因みに、私はまだ10巻までしか読んでいないけれど、
今ちょうど11巻が発売されたところですね。

この音とまれ!

この音とまれ!11

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