タッチ2 さよならの贈り物

タッチ2 さよならの贈り物

『タッチ2 さよならの贈り物』
1986年公開の、劇場版第2弾。

少し前に、もう一度見てみたので。

<タッチ2 さよならの贈り物>


ふたたび巡ってきた夏。
和也の事故死以来真剣に野球に打ち込んできた達也は、地区予選を迎える。

タッチ2 さよならの贈り物

『背番号のないエース』の後にレンタルで見たのが最初なのだけれど、
正確な年は忘れてしまったかな。
初めて見た時は、たぶんあまり良い印象は持っていなかったかと。
主題歌からして少し暗めだし、
ブツ切りみたいな進行の仕方もあの時は好きになれなかったし、
ラストもゲームで言えばバッドエンドみたいな終わり方なので。
ここはあくまでも個人的な話になってしまうのだけれど、
ゲームとかで後味の悪い作品は平気なのにもかかわらず、
なぜか映画とかでハッピーでないものは昔は苦手だったので、
それで好きになれなかったのだと思う。
(ただし、映画館で直接見る場合は別だけどね。
ナデシコの映画を見て、皆で鬱になっている光景とか、
エヴァの最初の映画を見た時に、ふざけんな金返せと憤慨する様とか、
あれはあれで妙な連帯感があるので、結構好きなので。)

さて、この2作目もオリジナル要素が含まれている。
原作では達也と新田との対決は一度だけであるが、
映画版は1~3の全てにおいて、最後は新田との勝負で終わる。
少々ネタバレになってしまうけれど、もう30年前の作品だし、
構わないかなと勝手に解釈して進めてしまうけれど、
2は新田のサヨナラホームランで終わる。
あくまでも和也の代わりとして、和也になりきって投げる達也に対し、
それでは駄目なのだと新田がサヨナラ(ホームラン)の贈り物として、
引導を渡すのである。
原作では、この役割を担うのが鬼監督の英二郎なのだが、
映画版では新田が担うことになった。

この判断は難しいところもあって、
和也ではなく達也が投げろと言うのが相応しいのは誰かと考えれば、
やっぱり新田の方が良いと思う。
また原作では単なるラスボスでしかなかった新田に、
キャラとしての魅力が増したことも確かなのだろう。
更に、原作通りに進めてしまうと、2に相当する部分は地味になり、
映画としては成り立たないおそれも出てくる。
以上の点からは、2での変更は良かったと判断されるのであろう。

しかしながら、新田の役割が増えたかわりに、
今度は英二郎というキャラの存在意義が薄れてしまったわけで。
映画版の3はラストであり、本来は一番盛り上がるはずなのだけれど、
改めて3を見てみると、中身が乏しく単なるダイジェストにしか見えないし、
いろいろ省略されたことでキャラが薄くなり、
展開にも不自然さが目立ってしまう。
2の完成度の上昇により、3が大きくぶれてしまったことは、
はたして全体としては良かったのか悪かったのか、
正直結論は難しいのかなと。

とりあえず、褒める人もぼろ糞に貶す人もそれぞれ一定数いると思うが、
いずれにしても何か考えたり言いたくなるような作品が、
この2作目なんだと思う。

タッチ2 さよならの贈り物

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