『カデンツァ:死を招くキス』

『カデンツァ:死を招くキス』

『カデンツァ:死を招くキス』は2015年にWIN用として、
MAD HEAD GAMESから発売されました。

オリジナルは『Cadenza: The Kiss of Death』で、
本作は日本語移植版になります。

caden22.jpg

<概要>


ゲームジャンルはHOG系ADVになります。

商品紹介・・・
Mad Head による大人気のカデンツァシリーズ!
再び舞台はルイジアナ州ニューオーリンズ。
最近不審な死を遂げた遺体が発見される事件が相次ぎ、
黒い口紅の跡が遺体に残されていたことから
"ブラック・ウィドウ事件"として巷に知られるようになっていた
…そんな状況とは裏腹に主人公のエラは
ジャズ・ピアニストの婚約者アンソニーとの
ウェディングの準備に追われていた。
ところが!ライブの後にアンソニーを訪ねてみると
頬にキスマークをつけた彼の姿が!
わけのわからないことを口にしながらその場から消えたアンソニー。
果たしてエラは結婚式を目前に彼に裏切られてしまったのか?
耳に心地いいジャズを聞きながら
ニューオーリンズの街を奔走して真実を突き止めよう!

<感想>


本作は、カデンツァシリーズの2作目になります。
もっともシリーズとは言ってもストーリー自体は全く別物ですので、
本作からのプレイで全く問題ありません。

このシリーズは音楽の、特にジャズに注目した作品ということで、
サウンドを重視する人ほど楽しめると言えるのでしょう。
もし特にサウンドを重視する人でないとしても、
HOG系のADVでは珍しい題材を扱う異色のシリーズだけに、
比較的新鮮な気持ちでプレイできると思います。

さて、本作を製作したMAD HEAD GAMESの作品は、
何かしら新しい要素が加わることが多いです。
だから私は好きなんですよね。
とはいうものの、初代『カデンツァ』は目新しさ自体は少なく、
その代わりに完成度が高められた作品でした。
本作もまた、その傾向が著しいわけでして。
会話も増えているし、グラフィックや演出も厳密には進化しており、
総合的な完成度は高くなっていると思います。
しかしながら、本作ならではというプラスアルファに乏しいわけで、
個性や独自性を評価する私の基準とは、
あまり相性の良くない作品と言えるのでしょう。

少し具体的に見ますと、今日のHOG(アイテム探し)は、
全体的にはADV化の流れが著しく、
そのためADV内の一ジャンルとして捉えられるだろうということで、
最近はHOG系ADVと記載することも増えています。
しかしMAD HEAD GAMESの作品はアイテム探し部分に特徴がある場合が多く、
HOG系ADVというよりも、
ADV+HOGと並列的に表現する方が相応しい場合があります。
しかしながら本作の場合はHOGの比重がかなり低くなっており、
ポイント&クリック式ADVにHOGの要素が含まれた、
HOG系ADVと捉えた方が相応しいように思います。
従ってHOGが好きな人よりも、
むしろADVが好きな人の方が楽しめると言えるのでしょう。

まぁADV色が強い作品の場合、マップを行ったり来たりする作品も多く、
それを嫌う人もいるんですよね。
しかし本作は行ったり来たりという要素が少ないことから、
そのような煩わしさもほとんどありません。
なので比較的誰でも楽しめるように思います。

<総合>


評価上は初代と同様に良作といったところでしょうか。
もっとも初代が名作と良作の間でしばらく悩み、
結果的に良作としつつも、
名作と同視しうるような良作であったことに比べると、
今作には初代ほどのインパクトが感じられず、
あっさり良作に落ち着きました。

まぁ相変わらず総合的な完成度は高いですし、
全体的な質も向上していますからね。
私の基準では評価が伸びにくい作品というだけであり、
この手のジャンルが好きで完成度を重視する人ならば、
まず楽しめる作品とは言えるでしょうね。

ランク:B-(良作)

関連するタグ WIN /ADV /HOG /


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