『華アワセ 姫空木編』

『華アワセ 姫空木編』

『華アワセ 姫空木編』は2014年にWIN用として、
エンターブレインから発売されました。

ゲームつきムックとして発売された、
「華アワセ」シリーズの2作目になります。

華アワセ 姫空木編

<概要>


『B's-LOG』創刊10周年企画として制作された女性向けの乙女ゲームであり、
「蛟編」に続くシリーズ2作目になっています。

ゲーム付ムックという扱いなので、書店でも購入できます。

ゲームジャンルは基本的にはノベル系ADVなのですが、
花札を応用したカードバトルが随所にありますので、
ノベル+カードという捉え方で良いのでしょう。

<感想>


大雑把な傾向は「蛟編」と同じなんですけどね。
本作は女性向けの、いわゆる乙女ゲームになります。
ムック扱いなので価格は1500円程度と安価なのですが、
CGは差分抜きで50枚以上あり、ミドルプライス作品並にあります。
プレイ時間も、クリアだけ目指してもミドルプライス並にありますし、
華アワセで遊んでいる人だと、フルプライス作品並に楽しむこともでき、
コストパフォーマンスという観点からは、
相変わらず抜群な作品になっています。

前回も同じことを書いたけれど、これをやられちゃうと、
他所は比較されたくないですよね。
同じ2014年の男性向けなんて、
これよりCGの少ないフルプライス作品が複数存在したくらいですから。
本当に驚きですよ。

「~編」とあるので、好きなキャラのだけ買えば良さそうにも思えますが、
ループモノで全体で一つのストーリーといった感じなので、
素直に1作目の『蛟編』からプレイした方が良いでしょう。

姫空木編ということで、本作でハッピーエンドがあるのは姫空木だけです。
他のキャラとのENDもありますが、バッドENDになります。

このシリーズを最初にプレイした時、
「~編」と名前の付いた人がメインなのだから、
各作品のメインキャラ以外の他のキャラは、
オマケみたいなものかなと思っていたのですけどね。
でもBADENDを見る数の方が多いわけだし、
何だかBADENDの悲恋を楽しんでいる方が勝ち組のような気がしてきたわけで。
その方が、長く作品を楽しめますからね。

今回のメインである姫空木に関しては、
これは母性本能をくすぐられるタイプですね。
この手のキャラが特に好きというわけでもないのだけれど、
逆に主人公のみことちゃんがオトコマエになってきたようで。
結果的に何だかますます、みことちゃんが可愛くなってきた感じです。

原画の由良さんはBLゲーを作ることが多いのだけれど、
これだけ可愛い女の子も描けるわけですからね。
昔より今の方が上手くなっているし。
またいつか男性向けの作品も作って欲しいよなと、
心底思ってしまいます。

全体的に、やっぱりインパクトの凄さは1作目に軍配が上がるのですが、
本作はキャラの魅力が更に深まり、
ストーリーも凝って良くなりましたし、
1作目より成熟してきたなって感じでしょうか。

OPにしても、前作はとにかくインパクトがあったという印象でしたが、
今作は初見では前作ほどには思えなかったんですよね。
何だか不安感を掻き立てられるようなイントロですし。
でも、何度か見ていると、今作の方がハマってくるわけでして。
中毒的な、スルメの様な魅力を持っているなと。
またこのOPが、作品には合っているように思いますし。
前作のOPにインパクトがあったとしても、
あのOPが今作に付いていたら、それ程マッチしているようには思えないです。
この作品には、やっぱりこのOPだろと思えたことから、
本作のOPは非常に好印象になりました。

<総合>


今回も良かったです。
・・・というより、ますます面白くなっていった感じ。
面白かっただけに、続き早よ出せってところでしょうね。

とにかく非常にお得なシリーズなのでね、
未プレイの人には強くオススメしたい作品ですね。

ランク:A(名作)

華アワセ 姫空木編

DVDソフト華アワセ 姫空木編

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先日、「蛟編」「姫空木編」共にクリアしました。
カードバトルが面白すぎです。
フルプライス作品並に長く遊んだかもしれないくらいです。
CG、BGM、主題歌も豊富で、プレイ時間の長さも考慮すると、
この値段で本当にいいの!?というクオリティでしたね。

BADENDの唐紅やいろはが魅力的でしたので、満足度はかなり高かったです。
むしろBADENDを楽しんでました。
主人公のみことちゃんが可愛いのも収穫でした。

全体的に製作者のセンスがすごく良いと感じられる作品でしたね。
このシリーズと「戦国の黒百合」は完結が待ち遠しいです。

楽しめたようで良かったです。

最近、コスパが良いと評判の某ゲームをやったのですが、
確かに絵は綺麗だけれど、ボリュームとかそれ以外の部分は普通だよねと、
少し疑問に思ったりもしまして。
その点このシリーズは、どの観点からも満足できる内容で、
特にカードバトルにはまった人ほど、
コスパの非常に優れた作品と感じられると思います。

ストーリー本編が楽しめることは当然のこととして、
主人公に魅力がないとシリーズものは楽しめないですし、
BADENDもきちんと活かされていてこそ、
小説ではない「ゲームとしてのストーリーの良さ」にもつながると思いますし、
そうした部分がこのシリーズは優れているわけで、
本当に良く出来た作品だと思いますね。

> 全体的に製作者のセンスがすごく良いと感じられる作品でしたね。

センスの良い悪いは余計な反感を買ってしまうようなので、
あまり使わないようにしている言葉でもあるのですが、
それでもあえて本作を一言で表現するなら、
やっぱりセンスの良さってなるんですよね。
完結していない乙女ゲーってことで薦めにくい作品でもあるのだけれど、
こういう作品は多くの人に知ってもらいたいなと思います。

> このシリーズと「戦国の黒百合」は完結が待ち遠しいです。

今年発売予定の「唐紅/うつつ編」は定価が倍近くになりますが、
更なる進化を遂げることを期待したいですし、
今年現状では一番の期待作ですかね。

あとは「戦国の黒百合」シリーズですね。
数年前までは、ランスシリーズが終わったら未練がなくなるかもと思ったけど、
今は華アワセシリーズと戦国の黒百合シリーズの完結するまではって感じですね。

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