『霊刀キザクラ ~桜花の剣と惑竜章~』

『霊刀キザクラ ~桜花の剣と惑竜章~』

『霊刀キザクラ ~桜花の剣と惑竜章~』は2008年にWIN用として、
雨傘日傘事務所から発売されました。

同サークル初の一般PCゲーになります。

霊刀キザクラ

<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・南の国境線沿いに広がる金色の海原
センダムの草原
そこに出没するという獣を退治する旅のその道中
立ち寄った辺境の小さな町で十騎士の零位ラベンダードラゴンは
キザクラと名乗る古都の女性と知り合う
そして、二人と一匹でわたる金色の草原
その旅路の果て
そこにあるものは、彼らをどのように出迎えるのか
それを経た彼らは何を失い、何を得て、何を変えるのか
金色の草原に吹く風が今日も穏やかに二人と一匹の頬を撫でている

商品紹介・・・『エリュズニールの騎士』の世界観をそのままに
今度のおはなしは黒曜鏡の魔獣から数年後のニフルヘイム南部
センダムと呼ばれる金色の草原が舞台です
主人公は蛆(ウジ)の湧いた男やもめと着物の似合う刀剣類
色気のひとつもない堅物な二人の硬派な道中を
楽しく読んでもらえましたら幸いです

<感想>


おい、これ、モブまでしゃべるぞ~
・・・って、それが一番の印象だったり。
抜きゲーだと、同人でも音声は当たり前になっていますが、
本作発売時頃のシナリオゲーだと、
まだ音声がないというイメージが強かったですからね。
仮に音声があるとしても、メインなど一部だけってことも多いですし。
それが本作では登場人物が多いにもかかわらず、
モブも含めて全編フルボイスなので、それで最初からびっくりしたと。

本作のファンの人や、この記事に期待をしてくれた人には申し訳ないですが、
以前書いた『ヴィザルの日記』で燃え尽きた感がありますので、
今回はあっさりめで書きます。

私がゲームを始めた時には音声なんかなかったし、
今でも音声のないゲームも普通に楽しめます。
だから私にとって、ゲームにおける音声は優先度が低いのです。
むしろそんな部分に予算を奪われるくらいなら、
もっと他に力を入れろよとまで思ってしまいますし。

とは言うものの、必ずしも音声に否定的なわけでもなく、
音声が作品にプラスになると感じる場合も多々あるわけでして。
雨傘日傘事務所の作品は、テキスト自体も良いのだけれど、
それでもテキストだけだと味気なく感じることもあるんですよね。
それで過去作は楽しめなかったりもしましたし。
その一方で、音声の使い方が上手いんですかね、
自分でもよく分らないのですけど。
とりあえず私の場合、雨傘日傘事務所の作品は音声が付くことによって、
格段に楽しめるようになるみたいです。
2003年から作品をリリースしているサークルですが、
音声が付き始めたのは2007年からであり、
2008年発売の本作は音声付きでは2番目の作品です。
サークルのファンの人はもっと前から楽しめたのだろうけれど、
私は本作辺りから、ようやく楽しめるようになったという感じですね。

書く順番が無茶苦茶になっていますが、
このサークルの持ち味であるテキストやキャラの良さ、
バトルの熱さは健在です。
特に主人公をはじめとして、魅力的なキャラが多かったですね。

このサークルは熱いバトルが一般的には特徴とされるだろうし、
その持ち味を幅広く知ってもらうためには、
今回の様な一般ゲーという方向性は十分にありだとは思います。
しかし一方でエロがなくなったのも確かですし、
一般的には長所とされるであろう熱いバトルも、
私には魅力的には感じられないわけでして。
まぁノベルゲーにおけるバトル自体に懐疑的なので、
本質的に自分には向かないタイプの作品ではあるのでしょうね。

<総合>


自分向けではないなという印象はありつつも、
それでも作品としては十分に良作と言えるでしょう。

全ての面で同人のノベルゲーとしてはスキのない作品になってきており、
サークルの進化を感じさせてくれた作品でした。
こうした経験の積み重ねが、翌年の『ヴィザルの日記』へ繋がるのでしょうね。

ランク:B-(良作)

霊刀キザクラ

ダウンロード版
霊刀キザクラ ~桜花の剣と惑竜章~

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