『Hotel ergriffen -ホテル エァグリッフェン-』

『Hotel ergriffen -ホテル エァグリッフェン-』

『Hotel ergriffen -ホテル エァグリッフェン-』は2001年にWIN用として、
mapleから発売されました。

とあるシリーズでも有名な、灰村キヨタカさんのグラフィックが全ての作品で、
とにかくインパクトの凄い作品でした。

Hotel ergriffen

<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・冷たくもない雪の降る街角で、
3人の少女娼婦と男が織り成す5日間の物語。
男は同じ場所に立つ娼婦を誘う。
少女達に酔う芳醇な時間・・・
永い日常からすれば、一刹那の交感が彼女達を忘れがたい人にする。
そして気づくだろう、理想の女が何処に居るのかを・・・。

<感想>


ゲームとしては非常にシンプルであり、画面に3人のヒロインが表示されるので、
どの娘とのイベントを見るか選ぶだけです。
本作は画面全体をテキストで覆うタイプのノベルゲーでして。
ぉい、灰村キヨタカさんの絵をテキストで隠すなよとか思っちゃいますが、
このテキストも特徴的ではあったんですよね。

文学風のテキストであり、こういうのは当時では異色の、
本当に珍しいタイプだと思います。
文学風なら文学風でも構わないし、それで内容が良ければ、
『霞外籠逗留記』の希さんのようにファンも生まれたのでしょう。
しかし内容がエロ中心な上に、
何よりボリュームが非常に少なかったものですから。
フルコンプでも数時間という非常にコスパの悪い作品だけに、
それでストーリーを楽しむも何もないっていうのが、正直なところなのでしょう。
だからテキストに惚れ込む人は少数ならいたでしょうが、
ストーリーが良いと多くのファンを生むタイプではなかったのです。

そのため結局は、画集として楽しむしかないのですが、
ビジュアルノベルスタイルのせいで、妙に見にくいCG集になったと。

まぁ大枠はそんなところで、
本作に価値を見出せるかは良くも悪くもCGをどう評価するかです。
今だと灰村キヨタカさんがすっかり有名になったので、
それでファンにとっては資料的価値もあるのでしょう。

もっとも、『とある魔術の禁書目録』は2004年からですし、
私なんかは『とある魔術の禁書目録』にも興味がなくて、
「レールガン」で御坂美琴にハマって、それで名前を覚えたくらいなので、
本作発売時には原画の名前なんて全く気にしていませんでした。
名前こそ気にはしていなかったものの、
グラフィック自体には異常なまでにインパクトがあって、
初めて見た時、何だこれって凄く驚いたのを覚えています。

ぶっちゃけ、こわかったですからねw
油彩のような絵柄もアダルトゲームとしては斬新で、
それだけでも印象深くなるのに、キャラが皆怖いんですもん。
狂気やグロを扱った作品のCGは話題になることも多いけれど、
オンリーワンという意味も加味すれば、
本作の方が存在感は圧倒的でしょう。
いや~とにかく凄かったです。

個人的には、今の絵柄が好きなんですけどね。
レールガンのような感じでエロゲ作ってくれないかと、
今でも思っていますし。
だから本作の絵柄が好きというわけではないのだけれど、
こういう作風もできちゃうっていうのが、
灰村キヨタカさんの凄さなのでしょうね。

<総合>


一つのゲームとして考えるならば、凡作としか言えないのでしょう。
この絵に全く魅力を感じられない人ならば、駄作と感じるかもしれません。
特徴のありすぎる絵だし、どう見ても可愛いと思える絵ではないので、
アダルトゲームの絵が全部これになってしまったら自分も嫌だし、
多くのユーザーが離れてしまうとも思います。
でも、本作に限っていうならば、よくこれ出したよなと。
好きな人には、たまらない作品だと思いますし、
発売時におけるインパクトを考慮して佳作としておきます。

ランク:C(佳作)

Hotel ergriffen

Hotel ergriffen -ホテル エァグリッフェン-

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懐かしい
なぜか音楽が鳴らなかったのも良い思い出
シナリオは短いというか唐突というか
ショートショート集みたいだったと記憶している。

> なぜか音楽が鳴らなかったのも良い思い出

ちょっと今は確認ができないのですが、
ゲームはディスクレスでも楽しめるけれど、
音楽を聞くにはCDが必要だったというタイプでしたかね。
何か、あの頃はそういうのが結構あったような。

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