『奪 ~人の妻、売ります~』

『奪 ~人の妻、売ります~』

『奪 ~人の妻、売ります~』は2014年にWIN用として、
スタジオ奪から発売されました。

スタジオ奪のデビュー作であり、ブランド名からも分るように、
NTR・NTL系の作品になります。

奪 ~人の妻、売ります~

<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・主人公である飯島亮介は、
弱小アダルトビデオ製作会社『奪』に所属している男優兼カメラマン兼雑用係。
普段はネトリ・ネトラレを中心とした映像や写真の撮影を行っている。
だがこの会社、裏ではヤバイものと繋がっていて、完全会員制の、
本当の寝取りを楽しむ同好の士に女性を提供するビジネスに携わっていた。
今日もまた、様々な事情を抱えた女性がやってくる。
彼女らを売り込む映像を撮り、顧客に抱かせるのが彼の仕事なのだ――

<感想>


本作は顧客を満足させるための調教として、
主人公がヒロインを抱く場面もあります。
もっとも、それはメインではありませんし、
Hシーンの基本はヒロインと顧客のものになりますから、
主人公がヒロインを独占する作品でないと駄目な人は、
絶対に避けるべきなのでしょう。
まぁここまでは、あらすじを読めば分る部分ですけどね。

本作に対しては寝取られ(NTR)、寝取り(NTL)の両面から、
期待する人がいるかと思います。

まずNTRに関してなのですが、本作にはヒロインが二人いて、
その一人が主人公の元カノです。
元カノといっても、主人公が付き合っていたところ、
主人公の友人によって寝取られてしまったという設定なので、
ゲーム開始の段階で主人公は既に寝取られて何年という状態なんですね。
だから本作内では、いわゆる寝取られゲーのお約束な展開はないので、
その観点から寝取られゲーを求める人には、
求めるものは本作にはないよと言うしかないです。
またヒロインの二人とも人妻なので、
彼女らの旦那としては妻を寝取られることになるのですが、
旦那が物語内に深くかかわってくるわけではないので
(ただし、シチュとして旦那のいる隣の部屋でHというのはアリ)、
やっぱり典型的な寝取られ要素はないのです。

じゃあ、全くNTRとして楽しめないかというと必ずしもそうでもなく、
主人公にとって特別だった女性が次々に他人と寝るわけですから、
ある意味寝取られの連続でもあるんですよね。
あの潔癖で堅かったヒロインが・・・
俺と付き合っていた時も生は駄目で正常位しか許さなかったヒロインが・・・と、
回想する主人公の精神的には、寝取られゲーの主人公と何ら変わらないわけで、
そういう意味ではNTRとしても楽しめるのかなと。
またヒロインも旦那を愛しながらも他人に抱かれることの喜び、
そうした性癖に目覚めていきますからね。
その辺りも寝取られゲーというか、浮気ゲーのヒロインの精神に通じますし。

説明が難しいのだけれど、本作には直接的な寝取られゲーのお約束、
ないし王道的展開のようなものはないのだけれど、
寝取られゲーとは何かを理解した人が婉曲的にエッセンスを盛り込んだ感じで、
結果的にNTR好きも満足できるような仕上がりになったというところでしょうか。

もう一方の寝取りなのですが、主人公は人妻とHをするわけですので、
こっちの方がハッキリ寝取りと言いやすいのかなと。
ただ、主人公は寝取り・寝取られで興奮する性癖ですので、
他人の妻を寝取ることに意義があるわけです。
寝取って自分の物になっては意味がないわけで、
主人公の性癖を満たすためにはヒロインは他人の妻でいなければならないと。
なので、真の意味で寝取りものが好きな人には向いているのだけれど、
寝取って自分の物に独占することが好きな人、独占したいタイプの人だと、
少しもやもやしてしまうかもしれませんね。

<総合>


ブランドデビュー作ではありますが、
ライターの高尾登山さんはライアーソフトで経験を積んでいますからね。
テキストも良好でしたし、
単なる抜きゲーではなくストーリーの面でも楽しめました。
グラフィックが好みということもあり、主観的には好きな作品ですね。

もっとも、ストーリーにしても絵にしてもシチュにしても、
どれも高水準ではあるものの、
本作ならではのような独自性の部分で、もうひと押し欲しかったかなと。
なので、総合でも良作としておきます。

本作は典型的な寝取られでも寝取りでも寝取らせでもないのだけれど、
それらの良さを理解した人がエッセンスだけ織り交ぜたような作品であり、
しかも婉曲的に捻った形で加えられていることから、
プレイしての満足度はあるにもかかわらず説明がしにくいわけでして。
野球で例えると、ストレートでもなく、カーブのような典型的な変化球でもなく、
ムービングボールが絶妙なコースにズバッと決まるみたいな感じでしょうか。
経験しないと良さが分りにくい作品ではあるのですが、
この手のジャンルが好きなら楽しめるような良質な作品だとは思いますね。
まぁ真っ直ぐなら真っ直ぐ、曲がるなら曲がるで、
ハッキリしろやってタイプの方ですと、あまり合わない可能性はありますが。
本作に関しては、特に寝取られ系作品が好きだったにもかかわらずプレイしすぎて、
それで最近どれもマンネリに感じてきているような人にこそオススメですかね。
ブランド名がブランド名だけに、次回作にも期待したいところです。

ランク:B(良作)

奪 ~人の妻、売ります~

関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /


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