『X・na [キサナ]』

『X・na [キサナ]』

『X・na [キサナ]』は1990年にPC-88用として、
フェアリーテールから発売されました。

この当時多かった、3DダンジョンRPGになります。



<概要>


中世ヨーロッパ風のファンタジーで、
いわゆる剣と魔法の世界を舞台にしたRPGですね。

荒野で行き倒れかけた主人公は、そこで美人姉妹に助けられます。
そびえ立つ塔のモンスターに皆食われてしまったことから、
姉妹の住む街では男性が一人もいません。
今は女性も連れ去られることがあり、姉妹の姉の方が攫われてしまいます。
そこで姉を救出するために、塔に主人公が乗り込むことになるのです。

<ゲームデザイン・システム>


上記のように塔の中に潜り込む、3DダンジョンタイプのRPGです。
この時期のアダルトゲームのRPGに多かった形式と言えるでしょう。

エルフは『ドラゴンナイト2』、アリスは『闘神都市』、
そしてフェアリーテールがこの『キサナ』といった感じで、
この年は後の3強ブランドが3DRPGで揃い踏みしています。
この事実だけでも、いかに90年のRPG市場が熱かったかが分るでしょう。

以前にコラムでも扱いましたが、
年間に発売されるアダルトゲームの内、RPGの割合が最も高い年が90年です。
質・量ともに充実していたことから、
90年ってRPGの年だったなと思ってしまいますね。
因みに、コンシューマーではFF3にDQ4、女神転生2なども発売されていますから、
業界全体でもRPGばかりという印象すら出てくる年でした。

一杯あるということは、
ユーザーとしてはいろいろ選べる嬉しい状況でもあるのですが、
逆にゲームにとっては比べられやすくもあるわけでして。
カクテルソフトの『イルミナ』のようにフィールドタイプですと、
また別物って考えることもできるのですけどね。
アダルトゲームの中のダンジョンRPGというように、
同じジャンルだとやっぱり比べてしまいますよね。
本作とドラナイ2が同じ11月の発売ですし、
闘神都市は12月発売ですから、ほぼ同時期と言えるでしょう。
エロゲのRPGが多いとは言っても、それでも闘神やドラナイ2がなければ、
また違ったのかもしれませんけどね。
比べると、どうしても本作は少し物足りなかったですね。

ゲーム部分で問題があるとすれば、
特に有名なのは回復の問題なのでしょう。
塔から出ると宿代として所持金の半分をもっていかれてしまいますので、
これは非常に痛かったです。
まぁ泊まる前に金を使えば良いので、多少は緩和されますけれども。

<総合>


キャラは可愛いですし、オートマッピングなど親切設計でもあるので、
決して悪い作品ではなかったのでしょう。
っていうか、単に私が辛いだけであり、
たぶんこの年を代表する作品はと聞いたら、
何人かの口からは本作の名も出てくると思いますし。
だから私に合わなかっただけという認識でも構わないかもしれません。
何れにしろ、この年のアイデス作品でフィールド系が好きならイルミナ、
ダンジョン系が好きならキサナってところでしょうね。

ランク:C(佳作)

キサナ

関連するタグ PC88 /RPG /


面影レイルバック   美少女万華鏡 -罪と罰の少女-  蒼の彼方のフォーリズム EXTRA1
カテゴリ「1990」内の前後の記事





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック http://advgamer.blog.fc2.com/tb.php/2571-3a4c4d9b
| ホームへ戻る |