『S.A.4』

『S.A.4』

『S.A.4』は1996年にPC98用として、
田中ブラザーズから発売されました。

同人時代から有名だったS.A.シリーズの第4弾となる、
オムニバス作品でした。

sa401.jpg

<概要>


田中ブラザーズの「S.A.」シリーズというのは、元々は同人ゲームでした。
私は同人関連の話は疎いので正確なところは分らないのですが、
3作目である『S.A.3』から商業作品扱いになるのでしょうか。
当時のカタログ本なんかを見ると、
3と4だけ紹介してあって1と2は紹介されていないですから。
なので、おそらく3から商業作品扱いなのかなと思います。
PC98時代後期には同人から商業へと進出したサークルもあったわけで、
そうなると、その中の一つと言えるのでしょうね。

同人だった初代と2の価格はちょっと分らないのですが、
商業化された3と4は、それぞれ2800円と3800円になります。
通常は同人時代の方が安いですから、
1と2はこれらより安かったのでしょうね。
いずれにしろ低価格で商業に負けぬ過激さを有していたということで、
同人時代から有名だったようです。

本作は、そんな「S.A.」シリーズの4作目であり、
シリーズとしては最後の作品になります。

このシリーズはオムニバス作品であり、
作品ごとにストーリーの方向性も原画も全く異なります。
原画の中には現在も人気のある八宝備仁さんもいましたし、
本作などシリーズ後期は商業化もされていることもあり、
当時の同人作品の中でも、今でも知名度は高い方になるかもしれませんね。

<感想>


ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。
オムニバス作品なので、3本のコマンド選択式ADVが収録されています。

3つの中の「シナリオ2」は、金持ち娘のドラッグパーティを扱っていて、
エロは濃かったかもしれませんが、それ以上に絵柄が濃すぎたので、
個人的にはパスって感じで。

主観的に一番好きだったのは「シナリオ1」で、
これは主人公と幼馴染のおねえさんとの淡い恋愛を描いた作品になります。
内容自体は、いかにも思春期特有の恋愛を描いたって感じの作品であり、
特に変わったことはないのかもしれません。
しかし、あざとい萌えとかに染まる前の作品ですので、
今のエロゲらしさを感じさせないピュアな雰囲気の作品だったのです。
グラフィックは上の方に掲載しておきましたが、
このグラフィックから伝わる独特の雰囲気が、何とも好きだったのですよ。


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そして一部の人に最もうけそうなのが、「シナリオ3」になるでしょうか。
「シナリオ3」は主人公が美少女らとエレベーターに閉じ込められてしまい、
その美少女に手を出してしまうというものです。
まぁ最初は、中央の一人だけデッサンの異なるオバサンが目立ちすぎて、
そっちに注目してしまうのですけどねw

ヒロインである少女は二人いて、一人は中学生で、一人は小学生です。
確か13歳と11歳だったかな。
商業だと、この年齢の明記はアウトではと思うのですが、
本作は大丈夫だったのでしょうか。
炉利とHできるわけですから、これは一定の需要は確実にあったでしょうね。

<総合>


フルプライスでもボリュームの少ない作品もあった時代ですからね。
この値段でここまでやられたら、もう文句ないでしょって感じでしょうか。
主観的にも好きだったし、
シナリオ2も楽しめた人ならばコスパ的にも満足度の高い作品でしょう。
ついでに、パッケージの絵も過激でしたしねw

ランク:B(良作)

S.A.4

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