『フラックス・ファミリー・シークレット:リップル・エフェクト』

『フラックス・ファミリー・シークレット:リップル・エフェクト』

『フラックス・ファミリー・シークレット:リップル・エフェクト』は、
2010年にカジュアルゲームとして発売されました。

オリジナルは2009年発売の『Flux Family Secrets: The Ripple Effect』であり、
本作はその日本語移植版になります。

FFRE01.jpg

<概要>


自分の家族のことはおろか、
自分が一体誰なのか知らないジェシーに残された手がかりは、
小さな女の子が写った古ぼけた写真だけ。
もう自分の過去を明らかにすることを諦めていた時に、
ヴェロニカという女性から「あなたのルーツを知っているわ。」という、
一通の手紙が届いた。
会いに行ったジェシーに告げられた事実とは?
自分の過去そしてフラックス家が何世紀にもわたって守り続けてきた
秘密を明らかにするために時空を超える旅が始まった。
時代の狭間に迷い込んだ偉業の破片を集め、
時空の歪みを元に戻すことができるか?

数々の有名な歴史上の人物が登場
ボリューム満点のゲーム
時空の歪みを戻せ!

<ゲームデザイン>


カジュアルゲーム上のジャンルは「アイテム探し」(HOG)。
具体的には「カケラ集め」であり、
数個のカケラを集めることで1つのアイテムが完成します。
この出来上がったアイテムは、その後使用することになります。

本作では「芸術」などのテーマごとにステージが区切られており、
各ステージでは更に3つの世界に行くことができます。
それぞれの世界に1つのアイテム探しがあり、
獲得したアイテムは獲得したエリアだけでなく、
他のエリアで使用することもあります。
つまり1つのアイテム探しにだけで終始するのではなく、
3つのエリアを何度も行き来することになるわけで、
その点で他のゲームと異なるのであり、ゲーム性も向上しています。

得たアイテムを使ったりパズルを解いたりという点では、
若干ADVっぽくもあるのですが、
ADVにつきものである面倒くさい移動とかはありませんので、
最近の作品に増えているADV要素が苦手な人でも楽しめるでしょう。

<ストーリー>


本作はBig Fish Games 2009 Customer Favorite Awardsで、
Best Story of 2009に選ばれています。

ミステリー風に始まる本作ですが、主人公は時空を飛び交う一族であり、
各時代で時代の狭間に迷い込んだアイテムを集め元に戻し、
時空の歪みを元に戻すことが目的になります。

具体的には上記のように「芸術」とか「発見」とかテーマごとにステージがあり、
各ステージでは3人の歴史上の偉人が挙げられています。
それぞれのエリアでアイテムを収集し、適切な人物の元に戻してやるのです。

本作の良い点は3点あります。
1つ目は、歴史上の偉人のプチ情報に触れたり、その時代の雰囲気に浸れること。
2つ目は1つ目と関連するのですが、時代やテーマが多岐にわたることから、
様々な世界観・雰囲気の下でゲームを楽しむことができます。
そのおかげで、終始新鮮な気持ちでプレイできます。
3つ目は、これはゲームデザインにもなるのですが、
ストーリーの目的とアイテム探しというゲーム構造がマッチしていますので、
とても自然にその世界に入っていけるのです。

<総合>


私の場合、基本的にADVが好きということもありますが、
どうしても演出的な部分も求めてしまいます。
その辺りが少し弱いかなということで総合では良作としておきますが、
それ以外は非常に良く出来た作品だと思います。
安易にADVに近付けるのではなく、あくまでもHOGというジャンルの中で、
その範囲にありながらもADV的面白さも取り入れたような素晴らしい作品であり、
カジュアルゲーム限定では名作と呼びうる作品でしたね。

ランク:B-(良作)

関連するタグ WIN /ADV /HOG /


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