『リアル妹がいる大泉くんのばあい』

『リアル妹がいる大泉くんのばあい』

『リアル妹がいる大泉くんのばあい』は2010年にWIN用として、
ALcotハニカムから発売されました。

ライターである、おるごぅるさんの引退という点でも話題になった作品でした。

リアル妹がいる大泉くんのばあい

<概要>


ジャンルはノベル系のADVになります。

商品紹介・・・
リアルな妹から疎まれる主人公が2次元の妹に理想を求め、そして2次元が現実に。
なんでも思い通りにきいてくれる理想の妹と、全然思い通りにならない妹。
二人の妹と接していくなかで、主人公はいつしか本当に大切な物を見つける。

<感想>


ミドルプライスの作品で、分量も価格相当ということもあり、
他のおるごぅるさんの作品よりは短めになっています。
グラフィック等のシナリオ以外の部分に目立った部分はないので、
シナリオの評価が作品全体の印象に直結しやすいのでしょう。

シナリオ・テキストという点に関しては、
まぁ私は『いつまでも・・・』(2000)からプレイしていますので、
基本的に好きなんですよね。
個人的には合うテキストだし、今回もいつも通りに楽しかったです。
世間でもファンは多いようなので、たぶん多くの人が楽しめるのかなと。
ただ、若干変態染みていたり自虐的だったりする部分があって、
個人的にはそこも楽しめたのだけれど、
中には合わない人もいるかもしれませんね。

個々のシナリオ・テキストは良かったのですが、
他方でストーリー全体にはやや不満が残りました。
本作の設定面での特殊な所は2次元から出てきた妹の存在にあるのですが、
この点についての掘り下げは浅く、
実妹との関係が中心となる妹ものという方向性になっています。

もちろん妹ゲーとしても楽しめるのですが、
結果的には普通の妹ものという感じになってしまったわけで。
全体的に決して悪くはないけれど、普通の作品という印象になってしまいました。

<総合>


個々のテキストは楽しめましたので、元は取れたのでしょう。
従って、総合でも佳作としておきます。

ただ、テキストが合うから楽しめただけにすぎず、
全体としてはミドルプライスの特徴のない作品でもあり、
おるごぅるファンなら楽しめるでしょうが、
おるごぅる作品未経験の人に薦めるなら別の作品だろと思うような、
そんな位置付けの作品といえるのでしょう。

ライターのテキストは自分に合うので、今後も出れば楽しめると思いますが、
この設定でこういう無難な方向にしかもっていけないのであれば、
もう書き手としては限界かなとも思ったわけで、
引き際を綺麗に飾っただけでも良かったということかなと、
そんなことも思った作品でした。

ランク:C(佳作)

リアル妹がいる大泉くんのばあい

駿河屋
DVDソフトリアル妹がいる大泉くんのばあい

関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /


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