<漫画> 花ざかりの君たちへ (中条比紗也、白泉社)

<漫画> 花ざかりの君たちへ (中条比紗也、白泉社)

『花ざかりの君たちへ』(中条比紗也、白泉社)
全23巻+番外編全1巻、愛蔵版全12巻

『花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス』として、
テレビドラマ化もされた作品ですね。

花ざかりの君たちへ 1

<あらすじ>


アメリカ育ちの少女・芦屋瑞稀は、
憧れのハイジャンパー・佐野泉に会いたい一心で、単身米国から帰国。
泉の通う私立の男子高校・桜咲学園に男装して入学を果たす。
運命か偶然か、泉と同じクラスになり、
そればかりか寮でも相部屋になって満願成就の瑞稀だったが、狼の園に子羊一匹。
にぎやかで個性的な寮生に囲まれた学園生活は、
楽しいながらもドキドキのハプニングの連続。しかし最大のハプニングは、
泉が高跳びをやめていたことだった。さて!? どうなるのか。

<感想>


単行本の1巻が97年で、最後の23巻が2004年ですか。
私が少女漫画に一番はまっていたのは90年代後半だったように思うのだけれど、
当時は少女漫画でも特に白泉社の物を中心に読んでいたんですよね。
その時、「花とゆめ」本誌で凄く人気だったのが、
『花ざかりの君たちへ』でした。

人気作だったので気にはなっていたものの、
当時の自分は潔癖なところが残っていまして。
本作の主人公は女性なので、男女の恋愛が描かれているのですが、
周りの男性は主人公を男と思っているのに気があるということで、
それって心理的にはホモじゃんって思ってしまい、
それで読む気になれなかったんですね。
まぁ、今は可愛ければ男の娘でもOKと考えているので、
今なら全く気にもならない問題なのだけれど、
当時はそんなことが気になっていたんだよな~

テレビドラマ版は2007年だったので、これを機会に見てみるかと思い、
珍しく連続ドラマを全話見たわけですが、これが非常に面白かったわけでして。
主役の堀北真希だけでなく、脇役の男性陣も後に活躍し出す人が多く、
その面でも貴重な作品だったように思います。
もっともドラマは面白かったのだけれど、
原作とはかなり異なるという話も聞いていたので、
それで原作を読んでみようという気にもなれなかったのです。

結局ドラマ版を見てからも5年以上が経って、
それでようやく原作を読んだ計算になるわけです。
原作を読んで、まず思ったことは、
確かにドラマ版は全然設定が異なっているなと。
ドラマ版はドラマ版で面白かったのだけれど、
原作の熱狂的なファンだったら文句も言いたくなるだろうなと、
その心境も分ってしまいますね。

それと、当時連載が大人気だっただけあって、
ストーリーも面白かったのだけれど、ラストはグダグダでしたね。
漫画は人気作だと引き伸ばしたくなるのも分るのだけれど、
引き伸ばしたが故に、せっかく名作になりそうな作品が駄目になるケースも多く、
本作もその一つなのかなと。
もう少し早い段階で終わらせていれば、凄い作品になりえだでしょうにね。

余談だけど、漫画やラノベの引き伸ばしからくる劣化が嫌で、
それで発売時に既に完結しているゲームにはまったというのも、
私個人は結構強いんですよね。
もっとも、今のADVは分割も増えており、
漫画やラノベになくてゲームにあった魅力が失われた作品も出てきています。
また引き伸ばすというのは、結局は水増しが生じるということだけど、
今のノベルゲーって水増しテキストだらけなので、
昔の自分がノベルゲーに求めた要因が幾つも今は失われているのでしょうね。

閑話休題。
本作の最後は少しあっさりしてしまい、物足りなさも残ったのだけれど、
全体としては十分に面白かったし、
長年気になっていた作品を読み終えることができて良かったです。

花ざかりの君たちへ 1

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