『ミステリー事件簿 : 続・レーブンハースト』
『ミステリー事件簿 : 続・レーブンハースト』は2009年にWIN用として、
Big Fish Gamesから発売されました。
オリジナルは2008年に発売された、
『Mystery Case Files: Return to Ravenhearst』になります。

ミステリー事件簿シリーズはカジュアルゲームの初期の頃から続き、
シリーズ作品の数も多くなっています。
本作は、おそらく第4作目になるのでしょう。
商品紹介は以下の通り。
すべての謎が解決したかに思えたレーブンハースト邸だったが、
再び女王の命令によって不気味な屋敷に戻されてしまった。
そこで目にしたものは、
邸宅に秘められたさらに恐ろしい出来事について警告するエマの魂だった・・・。
ミステリー探偵となり、冷血きわまるレーブンハースト邸にくすぶる愛憎劇に
ピリオドをうつために再び事件現場に足を踏み入れよ!
カジュアルゲームとしての分類に従うならば、
本作はアイテム探しに分類されます。
従って、画面上から指定されたアイテムを探すことが中心になるのですが、
アイテム探しと呼ばれるジャンルも、今日では様々に進化しています。
その1つの方向性が、ADVとの融合です。
即ち、探索したり謎解きをしたり、ストーリー性を出したりってことですね。
まぁADVとの融合は今では全く当たり前の話なのでしょうが、
本作の出た頃には、ここまで融合した物はほとんどなかったのではないかなと。
ホラーとしての世界観が秀逸であることも当然ですが、
カジュアルゲームとは思えないボリュームの多さもインパクトがあり、
この価格でこの内容をやられてしまっては、
国内のADVはどうするんだろって思ってしまいます。
ノベルゲーで言うならば、ノベルゲーばかりになり始めた頃に『月姫』が出て、
低価格でこのボリュームをやられてしまっては、
フルプライスの商業ノベル作品は立場がないだろと思ったものですが、
それに近い印象を抱いたものです。
本作に関して言うならば、アイテム探しの部分などは、
個人的にはあまり好きではないのですけどね。
わざと見えにくくしてあるような感じで。
どうしても個々の作品には人それぞれ好みも出てきてしまうし、
特にゲーム性の似通ったこのジャンルにおいては、
個人の好みというのが最終的な印象につながる確率が高いです。
また進化の著しいジャンルなだけに、
「今プレイするとどうか」という視点で楽しむ人には、
古い作品は物足りなく感じられやすいですしね。
ただ、それでも尚、このボリュームと謎解きをこの価格で両立させた点は、
高く評価すべきなのでしょう。
個人的にはゲーム部分に難点も感じたことから良作としておきますが、
一般的には、この手のジャンルを代表する名作の一つと言われても、
何ら違和感のない作品と言えるでしょうね。
ランク:B(良作)

関連するタグ WIN /ADV /HOG /
消えた世界と月と少女 少女グラフィティ 少女と年の差、ふたまわり。
Big Fish Gamesから発売されました。
オリジナルは2008年に発売された、
『Mystery Case Files: Return to Ravenhearst』になります。

<概要>
ミステリー事件簿シリーズはカジュアルゲームの初期の頃から続き、
シリーズ作品の数も多くなっています。
本作は、おそらく第4作目になるのでしょう。
商品紹介は以下の通り。
すべての謎が解決したかに思えたレーブンハースト邸だったが、
再び女王の命令によって不気味な屋敷に戻されてしまった。
そこで目にしたものは、
邸宅に秘められたさらに恐ろしい出来事について警告するエマの魂だった・・・。
ミステリー探偵となり、冷血きわまるレーブンハースト邸にくすぶる愛憎劇に
ピリオドをうつために再び事件現場に足を踏み入れよ!
<感想>
カジュアルゲームとしての分類に従うならば、
本作はアイテム探しに分類されます。
従って、画面上から指定されたアイテムを探すことが中心になるのですが、
アイテム探しと呼ばれるジャンルも、今日では様々に進化しています。
その1つの方向性が、ADVとの融合です。
即ち、探索したり謎解きをしたり、ストーリー性を出したりってことですね。
まぁADVとの融合は今では全く当たり前の話なのでしょうが、
本作の出た頃には、ここまで融合した物はほとんどなかったのではないかなと。
ホラーとしての世界観が秀逸であることも当然ですが、
カジュアルゲームとは思えないボリュームの多さもインパクトがあり、
この価格でこの内容をやられてしまっては、
国内のADVはどうするんだろって思ってしまいます。
ノベルゲーで言うならば、ノベルゲーばかりになり始めた頃に『月姫』が出て、
低価格でこのボリュームをやられてしまっては、
フルプライスの商業ノベル作品は立場がないだろと思ったものですが、
それに近い印象を抱いたものです。
本作に関して言うならば、アイテム探しの部分などは、
個人的にはあまり好きではないのですけどね。
わざと見えにくくしてあるような感じで。
どうしても個々の作品には人それぞれ好みも出てきてしまうし、
特にゲーム性の似通ったこのジャンルにおいては、
個人の好みというのが最終的な印象につながる確率が高いです。
また進化の著しいジャンルなだけに、
「今プレイするとどうか」という視点で楽しむ人には、
古い作品は物足りなく感じられやすいですしね。
ただ、それでも尚、このボリュームと謎解きをこの価格で両立させた点は、
高く評価すべきなのでしょう。
個人的にはゲーム部分に難点も感じたことから良作としておきますが、
一般的には、この手のジャンルを代表する名作の一つと言われても、
何ら違和感のない作品と言えるでしょうね。
ランク:B(良作)

関連するタグ WIN /ADV /HOG /
消えた世界と月と少女 少女グラフィティ 少女と年の差、ふたまわり。
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2014-10-02