『真夜中のラブコール』

『真夜中のラブコール』

『真夜中のラブコール』は1987年にPC88用として、
全流通から発売されました。

彼女とのテレフォンHをするノベルゲームでした。

mayonakano.jpg

<ストーリー>


ADVの最も基本的な構造は相手との会話になるのだけれど、
本作は主人公が彼女に電話をかけ、
彼女からの質問に答えるゲームになります。

具体的には、彼女がいろいろ質問をしてきてきます。
これは3択の形で選択肢が表示されまして、正解を選ぶと次の画面に移ります。
正解を続けると、少しずつ彼女が脱ぎだしたり、
妄想によるテレフォンHへと進行するわけですね。

<ゲームデザイン>


上記のように、本作はノベルゲームになります。
当時多かったコマンド選択式ADVのようなコマンドは存在せず、
テキストはクリックで読み進めることができるのです。
そして、彼女からの問いかけに対する返答が選択肢で登場しますので、
正解だと思う選択肢を選ぶことになります。

ノベルゲームとは何ぞやという質問に対し、
古参の人とかだとゲームブックをコンピューターゲーム化したとか、
ゲームブックを起源にして説明する人も多いです。
そのようなゲームブック風のADVとして、
全流通は86年に『シンデレラペルデュー』を発売します。
『シンデレラペルデュー』87年に発売された書籍でも、
「ゲームブック感覚の」と紹介されています。
従って当時はノベルゲーという言葉自体は用いられていなかったものの、
実質的には今のノベルゲーと同じような認識のされ方をしていました。

もっとも『シンデレラペルデュー』は2択の分岐という非常にシンプルな構造であり、
分岐や構造も後の作品により少しずつ進化していくことになります。
本作は全流通のノベルゲーとしては3作目であり、
特徴としては選択肢が2択から3択に増えたことや、
選択肢を間違うと前の選択肢に戻されることが挙げられます。

選択肢を間違うと前に戻されるので、攻略も簡単に思えそうなのですが、
何かタイミング次第で正解が変わったような・・・
ちょっと記憶が曖昧で正確なところが分らないのですが、
必ずしも簡単ではなかったですし、
残念なことにその難しさは必ずしも面白さにはつながってなかったのかなと。

<感想・総合>


内容的には彼女とのテレフォンHだけなので、
特別面白いってものでもないのですけどね。
煩わしいコマンド選択もなく、クリックだけで進行できるにも関わらず、
適度なゲーム性を感じさせてくれるアダルトゲームとなると、
当時としてはかなり貴重な部類なのかなと。
そういうわけで、総合でも佳作としておきます。

全流通のノベルゲーも作品ごとに進化しており、
以前の記事で既に扱っていますが、個人的に面白いと感じるようになったのは、
88年の作品たちからになります。
本作はその前年に発売されたわけで、
88年の良作・名作への土台となった作品とも言えるでしょうね。

ランク:C(佳作)

真夜中のラブコール

関連するタグ PC88 /ADV /ノベル系 /


月影のシミュラクル   緋のない所に烟は立たない  いつまでも僕だけのママのままでいて
カテゴリ「1987」内の前後の記事





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック http://advgamer.blog.fc2.com/tb.php/2375-d54625f5
| ホームへ戻る |